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2006年1月

2006年1月31日 (火)

ゲーム貴族の嗜み「アースワームジム」

 島国大和さんのブログに「ゲーム貴族」という記事がアップされており、何度も首肯しながら、「昔は、ネオジオ(CDじゃない方ね)を持っている奴を貴族と呼んだよな」などということを思い出した。

 すげー面白いけど、売れて無いゲームを、ヒーヒー言いながら遊んでた時に、
「いいんだよこれは、貴族の嗜みだから」
みたいな会話から派生した記憶がある。ちなみにアースワームジムだ。


 アースワームジム!!このタイトルは私にとって究極の洋ゲー・究極のドット絵を意味し、特に国内未発売の2にも非常〜〜に思い入れがあるタイトルだ。以下、99年頃に珍品堂に載せていた記事から転載。

Vfhpduip

「EARTHWORM JIM 2」 SFC・MD(日本版未発売)
 「earthworm」ってなんじゃいという人もあるかと思いますが、要するにミミズ。
 ゲーム史上空前にして絶後のミミズが主役のゲームだ。(おっと、しかもこれはパート2だ)
 ジムの行動は、走る・跳ぶの他にミミズの頭部をムチのようにしならせての打撃攻撃、銃乱射攻撃、粘液を使ってのロープアクションなど、想像を絶するものばかり。しかしながらどの動きも極めてなめらかなパターンで描かれており、あまりの楽しさについ感情移入をしてしまいそうになるが、しかし奴はミミズ。
 操作をしなかった場合、奴は勝手に一人遊びを始めるのでそれを眺めるのも楽しいが、どう考えても数十パターンが費やされており、あまりの労力の無駄遣いに目頭が熱くなる。
 世界観も極めてはっちゃけており、エイリアンだらけのどっかの星かと思いきやブタや犬やオバタリアンが平然と登場し、真剣に考えると入院しそうになるので考えないのが吉。 
 さて、画面は1面のラスボス、「金魚鉢の中の凶悪金魚」である。ゲーム史上他に類を見ない(こんなんばっか)操作しなくても勝てる最弱のボスであるが、どうやって勝つのかはぜひ皆さんの目で確かめてほしい。
 二面目のボスは一輪車に乗ったウジ虫とのことである。これもぜひ見たいものだ。

2006年1月28日 (土)

マイノリティ・リポート

 今年は夜間クラスの授業を担当していたせいで、実に久々の視聴となった「金曜ロードショー」。昨日はこの映画の登場だった。

 時は2054年、犯罪予知システムによって殺人犯は事前に逮捕されるようになった…

 こういうSF設定、大好き。スピルバーグ監督だけあって、未来の大道具、小道具がいちいち面白い。映像を手で操るコンピューター、垂直に走れる車、個人を識別して話しかけてくるウザい広告等々…
 オープニングだけ見ると難解なミステリーのように思え、主役にふりかかる災難は深刻そのものだが、制作方針は妙に肩の力が抜けている。警官のジェットパックでハンバーグが焼けるシーンとか、工場のラインに乗って出来た車で逃走とか、坂道を転がり落ちる自分の目ん玉を追いかけるシーンとか、どうも悪趣味なコメディシーンが目立つんだが、ティム・バートンにでも対抗するつもりだろうか。

 そして何より良くないのは、事件の真相が判明したとき
またそのパターンか!!
と思ってしまう陳腐さ。80〜90年代、斬新な映画作りといえばスピルバーグ監督、と思って育ってきた私としては、一抹の淋しさを感じずにいられない。

映像美  8
トムクルーズ プロモーション度 8
ヒロイン不遇度 10
個人的総合 6

2006年1月26日 (木)

間髪入れず新型登場 −Nintendo DS Lite−

 発売から一年経つのに、この年末年始に本体が飛ぶように売れたというニンテンドーDS。ネットオークションでも高値がついているといいます。
 DSは、ソフトは文句なく面白いのですが、電子手帳みたいに厚く、少しやぼったい本体のデザインが玉にキズでした。そこにこの新型投入ですよ。

ニンテンドーDSライト 3月2日発売

 何このスキのない商売。もう売れない訳がないじゃないですか。もう少しよそのハードメーカーのために油断してあげようとか思わないんですかね、任天堂は。普通、これだけ売れていたら、同じ商品でもう少し長く売るもんです。客が慣れるより先に次の手を打ってくるなんて、サービス過剰にもほどがあります。

 忍之閻魔帳では、「待てば海路の日和あり」なんて言ってますが、そんなのんきなのはユーザーだけ。人によっては、まさに「青天の霹靂」。店は、注文合戦に備えるとともに、売れないハードの撤去を考えはじめるでしょう。メーカーは、このタイミングで投入できる新作はないか、なければ開発中の何かをねじこめないか、などという動きをはじめるかもしれません。
 私も欲しいので、この状況を「高見の見物」とはいかないのがつらい所です。

2006年1月24日 (火)

卒業制作に思うこと

 昨日をもって、本年度の授業はすべて終了しました。いやあ、俺、がんばった。

 私の勤務校は、ありがたいことに講師陣にも運営側にも熱意あるスタッフがいるので、カリキュラムも設備も年々少しずつ良くなっている。
 ところが、そんな中、どうにもふるわないのが卒業制作「いい加減な計画でスタートし、進行がすべりまくり」「一部の講師が何をアドバイスしたらいいかわかってない」「早期入社の増加で、途中でメンバー抜けまくり」「求められるレベルが低く学生がたるみまくり」と、問題山積。
 語ればキリがなくなるので、ここでは「形骸化するプレゼン」を特に問題視したい。ゲームクラスの卒業制作においては、中間・最終の二度のプレゼンが課せられる。
 ハイザメさんが

同じメンバーに同じ作品のプレゼンを何回もするのは如何なモノかと思いますよ。
ただの進捗状況発表会じゃないですか( ´Д⊂


と言っているが全くその通り。いつも一緒に作業しているクラス内で発表しても、そんなもんたかが知れている。
 実は、数年前まで、卒業制作のプレゼンは全クラス合同で行われていた。この盛り上がりと緊張感はすごかった。発表者は、いかに作品を良く見せるか、マシに見せるかに気をつかった。聞き手は、初めて見るよそのクラスの作品にワクワクし、時々出てくる力作に感動した。質疑応答では、面識のない先生から手厳しい意見が飛ぶこともあった。
 そういう環境だからこそ、中間プレゼンでコケたチームが最終プレゼンで奮起したり、最終プレゼンで未完成をさらしたチームが展示会では仕上げていたりするのではないのか。学生は、学生から最も影響を受けるもの。良い学生作品を積極的に見せることは大切だ、といつも思う。

 ゲーム企業に入社が決まり、以後は会社に従ってゲームを作らねばならない某君は、中間プレゼンで「卒制は祭りです!」という名言を吐いた。
 早期入社でリーダーを失い、たった一人でムービーを完成させなければならなかった某君。最終プレゼンで「リーダーに恥をかかせないよう努力した」という言葉は感動的ですらあった。

 このような場が失われてしまったことは、卒業制作という科目にとって大きな損失だ。学校の規模が大きくなり、場所と時間が確保できない、というが楽したい学生と楽したい運営側との利害の一致が原因だったりしないだろうな、オイ。

2006年1月22日 (日)

ライブドアの証券取引法違反で思うこと

ざまあ見ろ。

 窮地にある者に対して「ほうら見ろ」と指をさすのは私の好みではないが、今回だけはそう思った。
 私は、年齢的にもホリエモン世代。若い者は典型的なIT勝ち組である堀江に惹かれていると言うが、少なくとも私は全くそう思わない。
 彼の発言で思い出されるのは

「金で買えないものはない」
「東大なんか誰でも受かる」


とか、典型的な強者の論理。
 それは、今〈錬金術〉として問題になっている企業買収の手口でも同様だ。ニュース番組で解説を見て、「儲かる方法を考えたもんだな」と感心するより先に、「こんな理由でトップがポンポン変わったら、働いてる社員はかなわんな」と思う。
 企業は株や金ではなく、何よりもまず〈人〉であるはず。会社というのは、人が価値を創造する場であると私は考える。ライブドアはそのことを忘れ、安易に金に金を作らせる道を選んでしまったとしか思えない。株の後ろには、その会社で働くおびただしい社員の努力が隠れている。そのことを忘れ、M&AだかF&Cだか知らんが会社を軽々しく売買するのは、たとえ合法であっても相手への敬意がなさすぎだ。
 働く者のほとんどは、経営に参画しない従業員だ。会社の方針が買収などでいつどのように変わるか分からない、というのでは到底安心して働けないし、そんなのが良い社会だと思うのはホリエモンの同類だけだ。将軍様の支配の元、国策だけを方針に働き続ける某社会主義国家の方がまだマシなのではないか、とさえ思えてくる。

2006年1月21日 (土)

嶋野組長からご挨拶

Zy0srw7b こら、アメ公。
ワレ、人様のブログで宣伝とは、なにしてけつかんねん。
しかも、他の記事には目もくれず、ワシのところにだけ書き込むとは、エエ根性しとるやないか。
今日は機嫌がええさかい、以後はコメント拒否で勘弁しといたる。
次は指二本では済まんから覚悟せいや。


東城会嶋野組組長 嶋野 太

2006年1月16日 (月)

世の中所詮金がすべてか −新 鬼武者−

Jwiu1itu  今回の記事は完全にイチャモンです。当該ソフトのファンの方はスルーしてください。

 「ファミ通カプコン」に収録の「新鬼武者 体験版」をプレイした。ハッキリいうと、私はこのゲームが嫌いだ。
 体験版では、序盤の2ステージほどをプレイすることが出来た。開幕、鬼武者シリーズでは恒例となった豪華ムービーが流れる。その迫力、映像の質はまさしく業界最高レベルなのだが、明らかに間違った豪華さだ。
 ムービーの中で華麗に戦うキャラクター。しかし、本来これはゲーム中でプレイヤーが操って行うべきもの。ゲームはいつから見るだけのものに成り下がったのか。ムービーが長く、間のアクションゲーム部分がまるでおまけのようだ。
 そのムービーが優れた映画のように面白いのならまだ良い。まるで未来のゲームのような、アクションばかりに明け暮れ、ストーリー的な感慨に乏しい映像なのだ。しかもいかにも「お金かけました」と言わんばかりの作り。似たような感想を、昔何かの映画で感じたな、と思ったら「インデペンデンスデイ」だった。
 アクションゲーム部分にも、問題がある。技術的には最高水準。操作感は軽快で、シリーズ伝統の斬った感覚も良くできている。しかしながら、難易度があまりにヌルすぎる。もちろん序盤なのだから、基本的には簡単でよい。しかし、城何階建て分にもなる巨大なロボ武者や、魔に憑かれたと思しき剣豪が、全く手強くないというのはいかがなものか。昔のゲームだったらラスボスと見られかねないような、大迫力の外見なのに、プレイした感覚と齟齬がありすぎる。強そうな見てくれの敵はプレイしても手応えがあるべきで、そうであってこそ物語の主人公とプレイヤーが一体感を持てるのではないのか。
 このゲームの対象ユーザーは、適当にボタンを押すだけで先を見たいライトユーザーであると見た。浜崎あゆみの主題歌を聴いても、もはや札束乱れ飛ぶ制作現場が目に浮かぶだけで、プレイヤーに真剣勝負を挑むクリエイターの姿など見つからない。蒼鬼よ、真の敵は秀吉ではないかも知れぬ。ご用心、ご用心。

2006年1月15日 (日)

さらに続きます、ブラック・ジャック!!

 手塚眞監督のブログで、アニメ「ブラック・ジャック」の今後について発表されている。4月からも新シリーズで続行ということで、未放送のあんなエピソード、こんなエピソードの登場に期待がふくらむ。誰だ、3月の改編で最終回だ、なんて噂した奴は。
 それにしても、今回は監督、いつになく饒舌。

まずBJのお父さんが登場するでしょう。

 出た〜! 深夜枠でもないと無理なエピソードだと思うんだが、大丈夫だろうか?? あと、小蓮の登場にも激しく期待。

新キャラも続々でてきます。
ドクター・キリコはもちろん(!)、ドクター・ホワイトでしょう(ホワイト?)、ドクター・アヤコでしょう(あや?)… 。


 まとめてごっそり出た〜!! 最近オープニングが変わって、キリコが出なくなって寂しかったんだけど、ついに本編に登場か。映画を見ていること前提のストーリーじゃないといいんだけど…
 「ホワイト」は白拍子先生のことだと思うが、「アヤコ」がわからん。如月先生の下の名前はアヤコじゃなかったよなぁ。まさか、奇子ベースのオリジナルキャラじゃあるまいな。それではますます深夜向けだ。さらには、紅蜥蜴なんていう謎の人物も挙げられている。
 4月からのブラック・ジャック、ますます目が離せない!

2006年1月 9日 (月)

古畑任三郎ファイナル

 最近、年末年始の特番ってちっとも面白くないよな! ○○スペシャルは8割方再放送・再編集だし、紅白でまでみのもんたの司会は見たくもないし、レイザーラモンは出すぎだし、何より曙が負けるのは新しい儀式かなんかのつもりですか。
 そんな中、健闘していたのが古畑任三郎ファイナル

・古畑が!古畑が非常に良い!!

と、絶賛な訳ですが、禅さんって時々えらく趣味渋いよな(笑)

第1夜 今、蘇る死 
 古畑は原則として倒叙式のミステリーなので、いきなり犯人は明らかであり、それをどう追いつめるかが醍醐味なのですが、藤原竜也の演技には参ったね。この人、舞台で実績を積み役者魂のある俳優なのですが、今回はケーハクそのものの薄っぺら演技。その理由は…最後まで見れば分かる!!
 ファイナルということで、小ネタがかなり仕込まれているみたい。Idjpbgkn 郷土資料館(左図)の特徴ある建物にどうも見覚えがあると思ったら、どうやら「合言葉は勇気」の村役場だった模様。

「合言葉は勇気」
三谷幸喜脚本のTVドラマ。故郷の山に産廃を捨てる悪徳企業を訴えるべく、役場の青年(香取慎吾)が上京。ところが、ようやく連れて来た弁護士(役所広司)はニセモノで…。抱腹絶倒の、しかし感動作。


 また、途中で今泉が「こんなに落ち込んだ古畑さんは見たことがない」と言うが、このとき引き合いに出されている事件は「すべて閣下の仕業」のこと。

「古畑任三郎SP すべて閣下の仕業」
松本幸四郎が某国大使として出演。この配役が出来るなら、「王様のレストランSP」をやってくれ、と思うのは私だけではないはず。


第2夜 フェアな殺人者
 きちんと存在感のある演技をしたイチローも見事なら、バッティングに盗塁に強肩とイチローを生かし切った三谷のシナリオもお見事。ハチローじゃなくて本当によかった。
 でも一番驚いたのは今泉が警視総監を目指していたってこと。

第3夜 ラスト・ダンス
 冒頭、いきなり「ブルガリ三四郎」で盛大にずっこける。三谷幸喜ってこういう舞台裏ネタ、好きだよな〜。「ラヂオの時間」「笑の大学」なんて全編これで持たせてるようなもんだしな。

「ラヂオの時間」
三谷幸喜脚本、鈴木京香主演の映画。生放送ラジオドラマをめぐるコメディ。エンディングで流れる布施明「千本のっこの歌」で観客総崩れ間違いなし。
「笑の大学」
三谷幸喜脚本。時は第二次世界大戦、喜劇の脚本にも容赦なく検閲の手が伸びる! 最近稲垣吾郎の主演で映画化されたが、西村雅彦主演の舞台劇版がオススメ。


 さて、このエピソードでは、松嶋菜々子が双子役を演じている。松嶋菜々子というと、「やまとなでしこ」あたりからセレブやキャリアウーマン役の印象が強いが、今回は派手松嶋と地味松嶋の二本立てというあたりが三谷さん、わかっていらっしゃる。「君が人生の時」で、引きこもりピアニストを演じていた初々しい松嶋を覚えている人はどれくらいいるんだろ。
 途中で今泉が、「僕が閉じこめられたのは観覧車だ!トイレじゃない!」とキレてますが、これはキムタクが犯人だった回のエピソードですな。
 また、ラストで「ずいぶん昔になりますが、あなたにとてもよく似た女性に会ったことがあります」と言うのは、中森明菜が犯人だった回のエピソードのことで、つまり記念すべき第一話ですな。三谷はこのエピソードに特に思い入れがあるらしく、明石屋さんま演じる弁護士が犯人だった回では、彼が明菜を弁護して助けたことになってます。なんにしても、初仕事を思い出して終わりというあたり、いかにも「ファイナル」。
 第1夜と違って、オチが分かりすぎて面白くないと言う意見もあるけれど、私はこれ、最終回にふさわしい内容だと思うよ。二度見てみると、伏線の撒き方が絶妙ですよ、ほんとに。

 古畑はこれでおしまいらしいですけど、三谷ファンとしては、「王様のレストランSP」を是非! お願いしたいです!

2006年1月 7日 (土)

ゲームリパブリックの岡本吉起さん

 ゲームリパブリックと言えば、昨年初のゲーム「Genji」を売り出した会社です。同社の社長は岡本吉起。長年カプコン開発部のトップとして君臨し、雑誌などでも露出の多かった有名人ですが、数年前に独立して現在に至ります。社長日記であるオカつくは以前から知られていますが、最近、社員ブログが出来まして、社長秘書がこんなことを書いてます。

初出勤の日
それは入社初日・・・。
スーツで出社した際に岡本社長に言われたのが
「何でスーツなんて着てるんだよ〜。」、
「俺はスーツが嫌いなんだよね・・・評価下がるよ」でした。


 わはは、岡本さん、変わってないな。かくいう私もカプコン初出社の際にスーツで行き、

「君ぃ、固い、固いよ!」

というお言葉をいただいたので、以来一度もスーツで出社しておりません。何しろ岡本さんはいつも若々しいスポーツウェアでおられましたので、ヘタすると誰が上司かわからない有様。ネクタイがないだけでビジネス臭プンプンのホリエモンとはレベルが違います。
 岡本さんには、ソフトボール、サバイバルゲーム、マウンテンバイクなど、何かと声をかけていただき困惑いや感謝しておりますが、仕事に関して話した記憶がさっぱりないのが悔やまれます。こちとら所詮下っ端だからしゃーないわな。
 当時のカプコンは、すでに社員700名、岡本さんの部署だけで300人はいたと思われますが、このボスを中心としたファミリーみたいなもので、大手企業という雰囲気は全くありませんでした。今はゲームリパブリックがそんな感じなんですかねぇ。

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