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2009年3月14日 (土)

ゲーム界一の薄幸少女 -海腹川背・旬 DS-

 「海腹川背」の主人公こそは、今、ゲームの世界で最も幸薄い少女である。

Umiharak 「海腹川背」は、スーパーファミコンの末期に発売されたアクションゲーム。リュックを背負った女の子が主人公、というかわいい見た目とは裏腹に、ゴム紐のごとき複雑な挙動をするワイヤーを操ってステージを進むという、難解かつマニアックな内容で、私も買ったのだが、とてもクリアできなかった。

 PSで続編「海腹川背・旬」が出たっきり音沙汰のなかったこのタイトル、昨年PSP移植版が発売され、そのひどすぎる出来がファンの怒りを買ったことは記憶に新しい。レトロゲームとなめてかかったら、ゴム紐が思いの外高度なプログラムで再現できなかったということらしい。実力のない開発に投げられた悲しみを一身に背負い、主人公はさびしく揺れていた。

 そして今年。〈完全版〉と銘打った「海腹川背」が今度はDSで発表された。販売・開発ともPSP版の時とは異なる会社が担当しており、体験会で公開された試作版の内容も良く、ファンは今度こそ、の期待で見守った。

 ところが、3月発売の予定が4月に延期になり、さらには発売日未定となった。それどころか、「そもそも発売できるかどうか」という情報まで出始めた。
 なんと、〈開発者〉を名乗る何者かが、トラブルを暴露する「怪文書」を流していたのだった。

DS「海腹川背・旬」の延期は版権ゴロと開発担当の対立が原因!?
(見苦しいサイトからの引用で申し訳ありません)

 「怪文書」が事実かどうかは確かめるすべがないので、以下はあくまで文書が事実だった場合の話だが、
 まず、契約のあまりの杜撰さに驚く。契約とは、すなわちお金と期間である。今回の場合、納期の短縮を言い出したのはクライアントの都合であるので、開発側としては「充分な出来でないものを納品するけど、責任はそっちでとってね」というのが正常なやりとりではないのか。こうしてユーザー不在のクソゲーが世に出るのはムカつくけど。
 ところが、この開発側は、「充分な出来でないものは渡せない」とクライアントの要望を拒否し、開発中の最新バージョンを渡すのをやめた。良いゲームを作ってほしいとは思うが、こんなところで開発者の意地や美学を振りかざすのは間違っている。儲けることしか考えないクソだろうが、ヤクザだろうが、そいつと契約したのは自分だ。
 何よりも驚いたのが、その開発がフィリピンで行われていたことだ。怪文書中に書かれている開発費の額はとんでもなく安いように思うが、フィリピンだとその額でいける、ということなのだろう。機材撤収とか会社乗っ取りとか、非常識な話が載っているが、何にせよ安さで開発を選ぶようなクライアントは、予想通りろくなもんじゃなかったのだ。
 2年続きでこの有様、「海腹川背」というタイトルには呪いでも憑いているんじゃなかろうか。

 リュックをしょった少女は、ヤクザに東南アジアに売り飛ばされ、その恥部はネットを通じて世界にばらまかれた。
 「海腹川背」の主人公こそは、今、ゲームの世界で最も幸薄い少女である。

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コメント

ところが、フィリピンは案外良いところであることが、ボク本人としてはわかっている訳でして…

いろんな状況が渦巻いているさなかで、ウルトラC的な方法で日本に凱旋する、といった事も有り得ます。

詳しいことは述べられないのが申し訳ありませんが…

わあ、「19才」で引用されてる。
新しい会社へ移ったんですか… ますます契約上はどうなるんだろう。

「見苦しいサイト」からの引用で?
見苦しい、「サイトからの引用」で?
後者ですよね?どうでもいいことですが。

前者です。両側ぎっしりあんな広告では…ねぇ?
うちは見苦しくないのか、と言われればかえす言葉はないですけど。

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