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2009年5月

2009年5月28日 (木)

〈陵辱系〉エロゲー廃止のお知らせ

凌辱系エロゲー、製造・販売禁止へ(痛いニュース)

 誰が禁止にしたのかと思ったら、業界団体の「ソフ倫」。そんなに危機的な状況だったのか? ジャンルが丸ごと消えるとは、業界再編も必至だ。発売中止タイトルもたくさん出るぞ。
 このルールは来月2日からの適用であり、えらく急な話である。

 私はこのジャンルのゲームを特に支持する者ではないが、どうも過剰反応という気がしてならない。
 そもそも、なぜゲームだけが発禁となって、同内容のビデオや小説やマンガは良いのか?
 ホラーやシューティングのゲームで内蔵をぶちまけているのは、陵辱系エロゲーよりマシと言えるのか?
 何を根拠として今回の結論に至ったのか、誰かが説明しないとおかしい。

 この結果、以前からあたためていた「もてもての主人公を争って、12人の美少女が殺しあうギャルゲー」企画は、永久にお蔵入りとなる(笑)

2009年5月27日 (水)

ドラマ「白い春」で、阿部寛と遠藤憲一がWiiSports対決

 ドラマの中に、小道具としてビデオゲームが登場することがある。それらは大抵、単なる「子供が遊んでいる」風景の演出に過ぎず、ゲームソフトが何だったか、などということにはほとんど意味がない。
 ところが、先日の「白い春」は違った。ゲームを見事に生かしたシナリオとなっていたのである。
 パン屋の娘、さち(大橋のぞみ)が、自宅に友達を呼んでパーティーを開く。さちは、「WiiSports」を取り出し、「テニスやろうか」と言う。そして、ダブルスで対戦しようとするが、人数が一人足りない。さちは〈おじさん〉を呼ぼうと言う。
 ここで〈おじさん〉と呼ばれる春男(阿部寛)は、今でこそパン屋の従業員だが、殺人の罪で服役していた元ヤクザ。その経歴ゆえに、さちに実の父であることを隠しているのだ。
 春男に来てもらいたくない佳奈子(白石美帆)は、「ボーリングにしたら」などという。脚本家が「WiiSports」を熟知しているからこそ出てくるセリフだ。
 結局、春男を呼ぶことになり、さちは無邪気に喜ぶ。ここで映ったゲーム画面に爆笑した。
Siroiharu
ちゃんとMiiが作ってあるじゃないか。しかも阿部ちゃんのだけえらく似てる(笑) 絵心のあるさちが、事前に一生懸命作ったのかも、などと想像してしまう。
 だんだんゲームが白熱してきて、はからずも、育ての父VS実の父の意地をかけた戦いになってくる。元ヤクザ役の阿部寛と、こわもての遠藤憲一が、大まじめにリモコンを振り回す図は、もう最高。ゲーム画面の中も、ネット際のスマッシュ合戦になっていてすごかった。
 ドラマの中で、これだけゲームが自然に、かつ効果的に使われているのは初めて見た。
 任天堂はこのドラマのスポンサーではないが、これを見て「WiiSports」が欲しい、と思った視聴者も多かったのでは。

2009年5月22日 (金)

VCAで再挑戦 「ドルアーガの塔」

 Wiiのバーチャルコンソールアーケード(VCA)で配信されていた「ドルアーガの塔」を購入。
 このゲームには、個人的に浅からぬ因縁がある。何しろ、私をゲームにハマらせた原因と言える一本。一度だけであるが、友人と組んで全ステージクリアを目論んだことがあり、59階までたどりつきながらZAPするという、強烈な失敗も味わっている。

 で、やってみた感じだが、これが思ったより良いのである。
 まず、音の再現が完璧なのが素晴らしい。本作は有名タイトルなので、ファミコンを筆頭に移植版も何種類かあるが、音で満足できるものはあまりなかったように思う。当時のゲーセンで異彩をはなっていたBGMが自宅で聴ける。しかも、今の家庭用テレビの方がスピーカーもいいに決まっているのだ。
 そして、単なるエミュレートでなく、中断機能が付け足されているのも嬉しい。84年当時、このゲームをクリアするには相当の覚悟が要った。60階を踏破するためには、塔のごときお金を積み上げ、半日を費やすつもりでゲーセンへ赴かねばならなかったのである。それが、このVCAではコンティニュー料金が要らないばかりか、いつでも中断セーブができる。時間を気にせず、ゆっくり挑戦する環境が与えられたのである。

 全ステージクリアへ、再挑戦の用意は整った。いや待て、ここで大事なものを用意しなければ。

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2009年5月21日 (木)

今度こそ本当にICO3? -Project TRICO-

 昨日から、当ブログへ「ICO3」で検索して来る人が激増しています。これは何かあったに違いない、と思ったらやはりそうか!

Game*spark
「Team ICOが手がける新作のトレイラーが流出!? プロジェクト名は『TRICO』」
Trico1

 Oh My God, Simply amazing!…などとつい英語で口走ってしまいましたが、これはテンション上がりますね。今度は、このデカいモンスターが冒険のお供のようです。
 〈雰囲気ゲー〉などと揶揄されることもあるICOシリーズですが、その素晴らしい所は、見かけだけではなく、ゲーム的な挑戦が成されていること。「ICO」では、ヨルダを連れてステージを踏破する、様々なギミックが楽しめました。「ワンダと巨像」では、巨大な敵に登って戦うという、現在のPS3ゲームですら成し遂げていない大仕掛けを実現しています。
 ムービーを見ると、「TRICO」では、モンスターを使ってステージを解き明かしていく模様。これも今までにない内容で、大いに期待できます。このモンスター、まだ幼い感じですが、ゲーム中で育ったりするのでしょうか。未発達の羽や矢傷など、気になる要素が満載で実にうまいムービーだと思います。相変わらず遺跡が舞台であり、世界観のつながりも興味がつきません。
 来るE3で何か続報が発表されるのを、楽しみに待ちたいと思います。

2009年5月19日 (火)

リカちゃんファンは購入禁止!「ヤング田中K一」

 「サラリーマン田中K一がゆく!」と間違って「ヤング田中K一」を買ってしまった。でも面白かったので無問題。

Youngtk  本書は、田中圭一の幼少期から玩具会社勤務時代までを、下ネタの数々で描いた一冊。どうやら、ヤングは「若い」じゃなくて「エロい」の意味らしいです。そりゃそうだ、マガジンよりヤンマガ、サンデーよりヤンサンの方がエロかったじゃないか(笑)
 主人公は、玩具メーカーの営業マン。とんでもない内情が描かれていますが、同じなにわ商人という血筋のせいか、私がかつていたゲーム会社と空気があまり変わらないような。いやなつかしい。そしてひどい。

 大学時代の話で、「東大阪・三流・マンモス大学」と出てきたので、もしや、と思ったらビンゴ。田中先生、同じ大学の出身じゃないですか。作中にあるように、大きい大学というのは恐ろしいもので、テスト前に講義ノートを売って商売にする店が本当にあったのです。コピー対策も進んでて、縞々の紙に青文字で印刷されてすごいことになってたな。私は新設の学部だったのでお世話になれませんでしたが、この文具屋も、コピー屋もよく覚えています。
 今にして思えば、大学では本来の勉強以上に、なにわのサラリーマンとしての英才教育をうけた気がします。

2009年5月17日 (日)

ダ・ヴィンチ・コード

 原作は未読だが、この映画が原作の魅力を伝え損なっていることはわかった。
 かつて「神々の指紋」を愛読していた私にとって、これは好きなジャンル。歴史の謎から作られた話には、純粋な作り話とはまた違う危ないロマンがあって素敵だ。ヨーロッパの文化の香りも素晴らしい。これの舞台を日本で作ったら、単なる湯けむりサスペンスにしかならなかっただろう。
 このての本では、謎について「なんだろう」と、想像をめぐらせるのが楽しい。ところが映画では、その間が全くと言っていいほどない。教授は瞬時に答えにたどり着き、独特の視覚効果も加わって、まるで超能力者のようだ。
 全体に、悪い意味でハリウッド的な映画だ。知的な内容で見所が作りにくいのは確かだが、だからといって、カーチェイスだの、バトルシーンだの盛り込む必要があっただろうか。秘密の地図を守るギミックの仰々しいCG描写や、宇宙が広がるイメージもかえって安っぽい。そして、謎解きの答えは伏線として序盤に見せるべし、という原則を守った構成は、この作品では全く必要ないのではないか。
 なお、ヒロインの目力がただ者でない、と思ったらこれが「アメリ」のオドレイ・トトゥでびっくり。いや~、いつの間にか美人に育ったもんだ。

肩すかし度 8
観光度   8
疑似科学度 7
個人的総合 6

2009年5月16日 (土)

〈ドラえもん〉貯金開始!「藤子・F・不二雄大全集」

小学館「藤子・F・不二雄大全集」公式

 これは大変なことになった。手塚資金(※)を取り崩してでも予算を捻出せねば。
 ※突然出版される手塚作品の高額復刻本のために、Dr.Kが常時用意している資金。

 手塚に比べ、藤子は不遇の作家である。手塚は生前から全集があり、文庫や復刻も豊富で、色々な作品に触れやすい。一方の藤子は、かつて藤子全集が出たもののあっさり絶版。メジャー作品以外は、なかなかお目にかかれないのが現状だ。アニメ「ドラえもん」などで、世代を超えて継続的に支持されている作家にしては、全くお粗末な状況と言える。
 それが色々と〈完全収録〉になるとのこと。まことにめでたい。

Dora01  私が小学生の頃のこと。雑誌で「ドラえもん」を読んだのだが、そのエピソードがいつまで経っても単行本に載らず、不思議に思ったことがある。
 実は、「ドラえもん」は学年誌で全学年同時連載、しかも学年に合わせて全く別のエピソードが描かれていた。単行本に収録されない話も多数あったのだ。
 今回の大全集の中で、「ドラえもん」の完全収録はやはり魅力だ。
 第1巻の中では、初収録の「最終回」が特に見たい。連載の初期は、長期連載になることを想定していなかったのであろう。学年の終わりにきっちり最終回が描かれていたのだ。人気が出てからは、終わらないことが前提となっただけに、どんな結末だったのか気にかかる。
 掲載誌別・連載順に再構成されているため、今後の続刊では、「コロコロ」の創刊で「ドラえもん」にどんな影響が出たのか、などがわかってしまうかも。マニアには興味のつきない内容だ。

2009年5月12日 (火)

「銃夢 LastOrder」13巻

 無印「銃夢」が、また完全版として刊行されるらしいんですけどマジですか。

Gunmu  それにしてもこの表紙はひどい。絶火がのさばっている時点で、もうたいがいなのですが、なんと宇宙空手チームがバンドを組んでます。本編にこのような場面は一切ありません。クラウザーさんと対決する日も近そうです。
 ストーリーの方も相変わらず狂ってまして、絶火の空手の一撃で相手チームの生物兵器が桜になり宇宙に咲き乱れるという、♪さく~ら~、さく~ら~のォ、花がぁ咲ぁいてぇセカァイィがぁ君ぃぃをぅ、とレミオロメンも熱唱せざるをえない超展開。
 この作者は相変わらず「凄い絵を見せれば何をしても許される」と思っている節がありますが、富樫よりよほど真摯な態度なので認めます。

 それにしても思い出されるのが、無印「銃夢」のなかったことにされた結末。ガリィがその想いによって、宇宙と地球をつなぐ大樹となる場面です。当時は、「急に打ち切りになったので」仕方なく選ばれた表現と言われていましたが、今となっては、単にそういうのが好きだったんじゃないのか、と疑わざるを得ません。

 次巻で、宇宙一武闘会もついに決勝戦。どんなとんでもない結末が待っていますやら。

2009年5月11日 (月)

ゲーム制作者はなぜパチンコを作りたくないか

パチンコ業界とゲームクリエイター(ヨコオタロウの日記)

 パチンコ・パチスロ業界は、いつヒットが出るか分からないゲームに比べ、安定した収益が期待できる。また、ゲーム開発の技術(特にCG)が流用できる。
 そんなわけで現在、いくつものゲーム企業がパチンコ・パチスロの開発に参入している。

 しかし、作り手はあんまり乗り気じゃない。
 ヨコオタロウさんは、その理由について上記の記事内で、

一つは「賭博なんて汚れ仕事をしたくない」っていう考え方。(中略)
二つめの理由は「創造性が無い」ように見えるから。

と述べている。
 私は、それらと別の理由をここで挙げたい。

ユーザーから求められる仕事ではない

ことだ。
 ゲームの場合、ユーザーはそれをプレイしたくて買う。それを求める人が存在し、そのために作る仕事がある、というのはあらゆる仕事の原点だと思う。
 ところがパチンコはどうか。もちろんそれを楽しんでくれる人もいるのだろうが、やはり多くの人はそれで稼ぐことを考えているはず。当たりさえすれば、中身はどうでもいいのではないか、という疑問がぬぐえないのだ。懸命に作ったCGや演出が、ユーザーにとってどうでもいいものだとすれば、作り手としては虚しい。いくら給料が良くても、まともな仕事ではない。
 全く当たらなくてもプレイしたくなる。そんな台が開発されたとき、パチンコは初めてクリエイトの対象として認められるのではないだろうか。そんなのありえないって? いや、パチンコゲームソフトは、すでにそれに近い状態なので、可能性はあるのかも…

2009年5月 6日 (水)

〈朧村正〉 in 〈メイドイン俺〉

 「メイドイン俺」は、「メイドインワリオ」シリーズの最新作。ミニゲームを自作し、オンラインで公開できるという変わり種。企画の講師としては、授業の課題にでも使ってみたいソフトです。全員に買ってもらうとか無理ですが(笑)
 などと思っていたら、プロがやってくれました。

画展(09.05/05)

 シガタケさんて、↓これ描いたご本人じゃないですか。
Oboro_yuz
 2D大明神の集う天界、ヴァニラウェアのスタッフはさすがです。少ない色数とドット数で、「朧村正」の紺菊を描ききっています。タイルパターンを使ったグラデーション表現なんて、ここ何年も見てません。懐かしい匠の技と申せましょう。
 この調子で、いっそのことWiiwareで疑似ファミコン版「朧村正」とかいかがでしょう?

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