« 「ディシプリン*帝国の誕生」獄中記 その2 | メイン | ジャングル大帝 -勇気が未来をかえる- »

2009年9月 5日 (土)

「ディシプリン*帝国の誕生」獄中記 その3

Diciprin03 ついにエンディング到達。予想通り、多くの謎を残した終わり方だった。このゲームの流儀に倣って、作り手には伏線未回収罪を宣告したい。

 最近は、謎の多いゲームと出くわしても、ほとんどの場合、ネット上で他のプレイヤーの考察を読んでまわれば、あらかた気が済んでしまう。
 ところが、このゲームはいかんせんプレイ人口が少なく、結末の解釈などほとんど見つからない有様だ。仕方ないので自分で書くことにしよう。

【Youコン】
 ディシプリン収容時に、主人公(You)は、謎のコントローラーを渡される。これがWiiコンならぬYouコンだ。これを使って装置を作動させていくことでゲームは進む。Youコンは女性看守に見られてはならず、懲罰房で独りのとき勝手にしゃべり出し、マッサージを強要してくる。なんて卑猥で悪趣味、と思ったらそれだけでは済まなかった。

(以下に結末を含むネタバレが書かれているので、ご用心下さい)

【誕生】
 どうやら、監獄「ディシプリン」そのものが、子宮を模しているらしい。
 そもそも、Youコンで囚人の「心のカケラ」を集めてこい、と指示したのは所長の風光その人。最後に、所長に「心のカケラ」をぶっかけることで、ディシプリンが〈生まれ〉、このゲームは終了する。

【心のカケラ】
 所長の説明によれば、ここまで出会ってきた囚人の記憶は、ディシプリンに操作されてできた偽りのものであるが、「心のカケラ」だけは真実なのだという。精子と共に伝えられる人の記憶とは…DNA、遺伝的情報に他ならない。

【看守】
 ガスマスクの看守は、すべて女性である。ハゲの囚人(所長の夫)によれば、マスクの下の顔は皆同じ、とのこと。同時に、所長はクローン技術には長けていないはず…との言葉もあった。毎月培養されている、というような言葉から見ても、このゲームに登場する女性は所長も含めて卵子の比喩なのだと気付く。

【脱出】
 ダストシュートを滑って、Youはディシプリンを脱出する。生物的なイメージの管は、産道と言っていいだろう。途中で、Youコンを持ち、ベビーシートに座った者を見かける。絵では長髪の少女に見えるが、何者だろうか。ゲームキャラが、プレイヤーの姿を見てしまった、という表現なのかも知れない。

【風景】
 監獄からの脱出が、生まれることに喩えられるのは、これが初めてではない。映画「ショーシャンクの空に」で、主人公が下水を通って逃げるときも、生まれ直す行為と表現していた。
 また一方、胎内と死後の世界も、似たものとして扱われることが多い。この世とあの世の境を突破するという点では、生まれるも死ぬも同じだからだ。

【死者たち】
 このゲームの中で、死が明言されているのは一人。所長の風光の子だ。わが子を失った悲しみから、彼女はディシプリンを奪い、子供の代わりを作る。その狂気が、「AKIRA」のようなビジュアルへとつながる。それはこの世の終わりのようでさえある。
 一方、他の人物も生きているとは言い難い。囚人達は見かけ通り、昇天しているようにも思える。主人公の妹も、棒倒しの思い出から察するに、すでにこの世にいないのかも知れない。
 これほどまでに、死者に翻弄されなければならないYouとは、いったいどんな人物なのであろうか。

続く

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.blog.eonet.jp/t/trackback/358337/21405309

「ディシプリン*帝国の誕生」獄中記 その3を参照しているブログ:

コメント

こんにちは。
通りすがりの者ですー

ブログ拝見しました。
ディシプリンをやってる人少ないですよね。
私もプレイしてる1人なんですが攻略を探してたら此処にたどり着きました。

看守が3人になるとyouコンを出す隙もなくて困ってたんです。
よければコツとか教えてもらえませんか(>_<)
勝手ながらすみません…(汗)

看守3人ステージのコツ

その1
看守の向きは以下の繰り返しなので、背中側に陣取ってパワーをためます。
1 ← → ←
2 → ← →

その2
看守が向きを変える前触れとして、警棒をトントンします

その3
午前を何とか耐え、おいしいスープで心の壁を一気にくずしましょう。
午後は、看守が歩き回るのでさらに難しいです。

「ディシプリン 攻略」で検索してくる人が増えているので、書いてみました。
こんなもんでいかがでしょうか。


有難うございます(>_<)
参考になりました!

3人の看守が動かない時は無理だと思ってましたが、向き関係あったんですね。
有難うございます(^-^)
また来ますね★

コメントを投稿

最近のトラックバック

アクセスランキング