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2010年3月19日 (金)

CiNG倒産について整理する

 先日も書いたように、ゲーム開発のCiNGが倒産した。そんなことを話題にしてアクセスを稼いでしまった当ブログは、お世辞にも品格があるとは言えまい。
 情報が出回ってからというもの、掲示板等ではゲームが面白かったとかつまらなかったとか、売れたとか売れなかったとか、色々な話が交わされている。ところが、ネット上にはとんでもないクズがいるもので、この倒産を面白おかしく論じたり、ハード論争のダシにしたり、くだらない自論の裏付けにしたりする。そういうのに限って、わざわざブログに長文を書いていたりする。理解不能である。CiNGがお前らに何をした。これでは、面白いゲームを作っても報われない。

 品性下劣な者に腹を立てても自分のレベルを下げるだけであるので、頭を冷やす意味でも、公式の情報を整理しておく。

東京商工リサーチ
長期間の商品開発により諸経費負担が嵩み…

 少し説明しよう。CiNGは開発会社なので、ゲームが売れたかどうかは、実は収益にあまり影響しない。開発会社の収入は、販売会社(任天堂とかテクモとか)から支払われる開発費用が主となる。この額は、ほとんどが開発者の人件費である。
 販売会社は、企画に応じてスケジュールを決め、その間の人件費+開発会社の儲けを考慮して、開発費を支払う。開発側の都合で、スケジュールが遅れた場合、追加の費用は支払われず、それどころか違約金が発生するケースも。つまり、開発会社にとって、制作の遅れは即赤字につながってしまうのだ
 CiNGの場合も、開発の遅れが原因の一つのようだ。先日、「ウィッシュルーム」を買ってみたのだが、手間のかかりそうな作りなのはオープニングだけでもわかった。こだわりが裏目に出たのだろうか。

シング 受注競争に敗れる
昨年末連続して企画が通らず販売不振に陥っていたとされ、今年2月上旬には事業停止の方向だったと聞かれる。

 開発会社が仕事を得るためには、販売会社に企画をプレゼンし、予算を獲得しなければならない。
 最近は、大手ゲーム会社が販売タイトル数を絞ってきている現状があり、その中で、小ヒット狙いの企画が通りにくくなっていたことは予想できる。
 外野の無責任な見方では、生き残ろうと思えば、オリジナル企画ではなく受託開発を手がけるとか、ダウンロード専売や携帯コンテンツに移行するとか、方法はあるように思うのだが、それをしなかったのは会社の設立時の方針を貫いたということなのかも知れない。

 何にせよ、CiNGだけが苦境にあったはずはないので、今後、他のゲーム企業についてもしっかり見ていきたいと思う。

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