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2010年4月

2010年4月29日 (木)

桝田節、健在。「ゲームデザイン脳―桝田省治の発想とワザ―」

Masuda 桝田省治の「ゲームデザイン脳」を購入。

 本になってもやっぱり桝田節。大変楽しめた。企画志望の学生にぜひ勧めたいところだが、問題が一つ。題材となっているゲームを実際にプレイし、その強烈な個性を体験してからでないと、本書の〈発想とワザ〉は実感できないだろう。
 こんな時こそ、PSアーカイブ。ダウンロードして現行機でプレイでき、大変ありがたい。

 「リンダキューブ アゲイン」
 「俺の屍を越えてゆけ」

 中身についてはほぼ文句がないが、本としての作りは大いに不満。表紙やポスターのイラストが合っておらず邪魔。見出しにまでピンクを使うセンスも納得しがたい。こんな所で商売っ気を出している余裕があったら、企画書や仕様書のコピーの一つでも載せておくべき。版元が技術評論社なのでますますそう思う。

 最後に一言。「鬼切り夜鳥子」ゲーム、やりて~。

2010年4月28日 (水)

GOD of GAME×3!!! GOD OF WAR TRILOGY

Gow3pac 日本全国のヘナチョコゲーマーの諸君。諸君にとって印象に残っているゲームのパッケージとはどんなものだろうか。いつもロゴだけのファイナルファンタジーか。鼻だけのヘビーレインも忘れがたい。
 しかし、ゲーム神たるこのオレ様は、10メートル先から睨みを効かせてくる目だけパッケージの「ゴッド・オブ・ウォー3」一択である。ああ、なんて素晴らしい。「ゴッド・オブ・ウォー トリロジー」を「1」からプレイし、ようやく「3」まで到達。

 「ゴッド・オブ・ウォー3」は、PS2で海外のゲーム賞を総なめにしたアクションゲームの続編。PS3でもその期待は裏切られなかった。ひとたびプレイしてしまうと他のゲームがショボく見え、その後のゲーマーライフに支障をきたすと言われるほどの、知る人ぞ知る名作なのである。
 ギリシア神話をモチーフにした荘厳な背景の中、ヒゲが縦横に走り、ハゲが自在の攻撃を繰り出し、マッチョが暴虐の限りを尽くす。(←すべて同一人物の描写) これまでも主人公の〈怒り〉がテーマになっていたが、三部作のクライマックスとなる「3」では、1~2が単なる前置きだったのかと思える勢いで怒りが全開。そのためか、前作までにあったような謎解きや一発死にトラップがかなり減少し、快感原則に沿った野獣的なアクションゲームに仕上がっている。

 前作にも出血表現はあったが、「3」では血しぶきが粘度や質感まで感じられるリアルさになりZ指定。行く手を阻む者は、敵でなくても殺すので倫理的にZ指定。ボス敵がことごとく命乞いをする斬新な展開、しかも聞き入れず惨殺するのでZ指定。ポセイドンに止めをさす主人公の顔が怖すぎてZ指定。CSアタックが目つぶしや首もぎや足ぶった斬りをリアルに手元から感じさせるのでZ指定。よくもまあ日本で売ることができたもんだ。
 例によって、いきなりクライマックスからゲームがスタート。プレイして1分でアドレナリンが全開になり、気分はすっかりヒゲハゲマッチョに同化する。システムの不出来をシナリオでごまかして、どうにか感情移入を引き出しているゲームとは大違いだ。ボス敵たる神々の声を聞けば、普通なら「手強い敵が待っているな」と身構えるものだが、このゲームだと「ならば死ね」としか思えない。素晴らしい。
 ゲームの中でさえ言い訳だらけのヘナチョコゲーマーには、甘口のJRPGの方がお似合いだ。ゲーム神たるこのオレ様は、ヒゲハゲマッチョを操って明日からも血みどろになるとしよう。

2010年4月23日 (金)

横井軍平は必修、異論は認めない

ゲーム専門学校講師「堀井雄二知ってる人!」 生徒「…誰?」 DQ生みの親知ってる人ゼロ

 今日の昼休みのことです。日頃お世話になっている同僚の若い先生が、この記事を読んで、「堀井雄二ってそんなに有名な人なんですか?」と首をかしげていました。
 その先生はアニメ科の担当でしたので、「アニメの学生で言うと、押井守を知らない、というのと同じレベルですよ」と説明したところ、「それはヤバいですね!!」と目の色が変わったのが面白かったです(笑)

2010年4月18日 (日)

近大前ゲーセンの思い出(90年頃)

 先日、近畿大学前の名物ゲーセン、あうとばあんが一時閉店になったことを書きましたが、その後、とうとう店舗が売りに出されたとのこと。

「あうとばあん」がついに売物件に…!:世界で一番弱い人

 やはり復活は無理でしたか。残念です。
 さて、90年頃、近畿大学前「親不孝通り」には、他にも多数のゲーセンが栄えておりました。そのラインナップの多彩さとプレイ料金の安さは他の追随を許さず、私は高校生の時から片道500円以上の交通費をかけてまでここへ出かけたものでした。その後、大学をいくつも受けたのに近畿大にしか受からなかったのは、もはや運命としか思えません。在学中には当然のようにすべてのゲーセンに足を運ぶことになりました。

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2010年4月17日 (土)

僕にその手を汚せというのか

 迷惑メールは日々たくさん届くが、こんな内容のものは初めて。



Logo

最新のDSのソフトが一本100円以下で

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  あなたはまだ、数千円もするソフトを買ってるんですか?

★マジコンを使いませんか マジコンならカートリッジも一つでOK★

正規品なので、すべてのDSに完全対応します。


この俺様に! マジコンを買えと!
しかも正規品だと?
こりゃゲーム企業もたくさんゲームをプレイしてもらえて大喜びですよね!
Zolman2

2010年4月12日 (月)

パイレーツ オブ カリビアン -ワールド エンド-

 日曜洋画劇場で4週連続の放送。長尺の「ワールドエンド」を2週に分けたら時間が余るので、ジョニー・デップの新作「アリス イン ワンダーランド」をちょい見せしていたが、そういう宣伝を狙うなら、本編は「チャーリーとチョコレート工場」にした方が合うのではないだろうか

 いやしかし、これ本当に大ヒットした三部作の完結編なの?
 大渦巻きでのバトルから結末まではいい流れで見られるのだが、そこにたどりつくまでの話がいくら何でもとっ散らかりすぎ。ジャックの分身が出るあたりは、どこの前衛映画か、という出来だし、面白海賊が大集合して結局何もしないという肩すかしにも不満が残る。予算の無駄遣いは謹んでいただきたい。

意味不明度   8
ヒロイン男前度 9
キャラデザイン 10
個人的総合   6

2010年4月 8日 (木)

前の持ち主には同情… 「みずいろブラッド」

Mb_pake
 以前から気になっていた「みずいろブラッド」を中古屋で見つけて買った。シュール系ミニゲーム集のくせに、「エンディングが泣ける」と評判。なんじゃそりゃ。

 さっそくプレイしてみると、予想を上回るカオスな世界観に圧倒された。キャラは「太鼓の達人」のデザイナーが手がけており、見た目だけはいたってかわいいのだが、主人公がロボ、先生が牛、友達がカマボコという謎に満ちた組み合わせ。
Mb_narto1
↑こいつなんか、顔もないのにボイスはあるんだぜ。
18039_20070611_mizuiro_07
↑巨大で一つ目のお母さん。それでいて優しい声と日常的なゴハン。
Default
きっとシュマゴラス(上の画像)の親戚に違いない。

 さて、中古で買ったので、このゲームには前の持ち主のデータが入っていた。プレイヤー名は、女の子の名前と、パパとなっていた。そして悲しいことに、どちらのデータもクリアどころか、ほとんど遊んだ形跡がない
 かわいそうに。きっとかわいい絵にひかれて、小さい子がパパに買ってもらったものの、つまらなくて売ってしまったのだろう。
 実際、このゲームのギャグはかなり先鋭的で人を選び、時としてブラックな風刺もあり、小さい子供が喜べるものではない。何よりミニゲームの内容が、極端に文系。反射神経より国語力がいるので、これまた幼い子供にはつらい。漢字の問題で、これなら小学生でも出来るな、と楽勝こいていたら、後半に読めないものがいくつも出てきて驚いた。
 レーティングがA(全年齢)になっているのも、こうなってくると善し悪しで、パッケージに〈文系女子向け〉と入れとくとか、もうちょい対象ユーザーを伝える工夫をするべきではなかったか。私は非常に楽しめているが、見知らぬ前の持ち主にかなり同情している。

2010年4月 2日 (金)

名作認定 「どうも、DSです」

 昨日は、一日限りのゲームでしたが、今度は、一回限りのゲームです。

任天堂「どうも、DSです」公式

 あと数日でダウンロード期間が終了ということを思い出し、Wiiを使って入手しました。DSiウェアと扱いが違うのはややこしいですな。
 ゲームの概要は公式で見てもらうこととして、以下はプレイしての感想です。
 良いですね、これ。企画にブレがない。このゲームでは、3つのミニゲームをプレイすることになります。まずマッサージ。同じネタでもこうも「ディシプリン」と印象が違うとは(笑) 次に、○×ゲーム。イカサマ付きでかえって難しい。そしてお絵かき。DSと協力して描く感じがなんとも不思議で、出来た絵を保存できないのがつくづく残念です。いずれもゲームを通じて会話を進めていく作りが巧みで、シナリオのうまさに感心します。
 ダウンロードプレイなので、電源を切るまでの一度限りのプレイとなるのですが、そのことさえ企画の一部として計算されている感じがあり、見事です。
 技術的には何も高度なことはしていないのですが、プレイヤーの心情に訴えるのは技術ではない、と再確認しました。私が作りたかったのは間違いなくこの方向性のソフトです。このメンバーの将来に大いに期待します。

2010年4月 1日 (木)

Semifinalist Fantasia -Irem April Fool 2010-

 アイレムと言えば、ファミコンでは「スペランカー」、PS2では「パチパラ」、紆余曲折を経て現在も「絶体絶命都市」シリーズなどをリリースしている、老舗ゲームメーカーです。
 さて、本日は4月1日。一年に一度、アイレムが世界一になる日がやってまいりました!

アイレムのサイト

 …とは言っても、おそらく本日限りで通常のサイトに戻っていると思われるので、念のため説明しておきます。
 今回は、アイレムが5年前に公表した「超大作新感覚RPG」の実体が明らかになりました。
Semifinal
その名も「セミファイナリスト ファンタジア」。しかも、その開発中止をアナウンスするサイト、となっております。今日の情勢を反映したかのように不景気なネタで涙を誘いますが、画像やムービーに過去のエイプリルフールのネタがちらほら出ていて笑えます。クイズに正解して事業譲渡に持ち込むと、お馴染みのエンディングムービーが見られます。
 さて、昨年は連動企画として、PS3のPlayStation®Home内で集会が開かれたのですが、今年度はそれが劇的にパワーアップ。なんと、Home内でこのMMOゲームをプレイできてしまうではありませんか。何ヶ月かけて仕込んでんだよ、これ。サーバーの混雑のせいもあってクリアできていないのですが、本日限りのプレイを以下に記録しておきます。

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