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2010年7月

2010年7月30日 (金)

111歳の老人、ほんとは30年前に死んでいた

 都内で最高齢となる111歳の老人が、実際には30年前に亡くなっており、ミイラ化していたという事件が報道されました。これはもう現代のホラーですね。年金目当てだとしても、親の遺体と一つ屋根の下で暮らし続けるなんて、恐ろしいにもほどがあります。しかも、私の母によれば、似たような疑いのある家が近所にもあるというじゃありませんか。ひえ~。
 で、これを聞いて思い出したのが次のマンガ。

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2010年7月28日 (水)

「マイマイ新子と千年の魔法」DVD発売!

Maimaidvd 待望のDVDがついに発売されました。最近はやりのフィルムしおり付き。一見、真っ黒だったのでハズレを引いたかと思いましたが、よく見たら暗がりに立つ新子でした。

 特典映像の一つとして、メイキングが入っています。とりたてて面白い内容ではないのですが、非常に感心しました。これは正しいアニメ作りです。
 アニメもゲームも、制作が遅れ、修羅場をくぐった挙げ句に奇跡的に完成した、などという話が自慢げに語られることが多すぎる気がします。
 しかしマイマイ新子は違います。じっくりロケハンをし、調査を重ねて50年前の山口を再現したのが正しい。声優陣に昔の山口弁をきちんと指導して臨むのも正しい。そして、アフレコまでにほとんどアニメーションを完成させてあるというスケジュールが何より正しい。片渕監督は地味ですが(笑)、とても誠実にアニメを作りました。

 一方、アニメーターを目指す方には、原撮が貴重な資料となりそうです。
 また、劇場用作品には珍しい、ノンクレジットエンディング映像が収録されています。歌との相乗効果で、極上のヒーリング映像となっており、くり返し見ることになりそうです。

2010年7月26日 (月)

昨日、梅田にて

 紀伊国屋書店前のスペースでは、販促イベントがよく行われます。
 昨日通りかかったら、NTTがフレッツ光を宣伝中でした。ところが司会がおかしい。なぜNTTの宣伝を、ジャパネットの社長がやっているのでしょうか。
 …よく見たら「ビューティーこくぶ」でした。思わぬ所で、レッドカーペットの芸を生で見られて驚きました。

2010年7月24日 (土)

ユーザーは恐ろしい、なめてはいけない。-真・恋姫無双 萌将伝-

4995669410009 「真・恋姫無双 萌将伝」が発売になった。

 一作目が発売になった頃から、スタッフに会うと挨拶代わりに「次は猛将伝ですね」と言ってきたが、本当にやってくれるとはさすがである。
 今作はシリーズの外伝的な位置づけ。前作までの膨大な蓄積があるので、キャラの扱いもストーリーの運びも鉄板、安心して見ていられるはず… と思ったら、え、叩かれてるの?

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2010年7月17日 (土)

悪ふざけに乾杯! 「うぬぼれ刑事」

 金曜の夜はドラマ「うぬぼれ刑事」で決まり。クドカンが無双状態である。

 物語というのは、先鋭化すると、さまざまなタブーを犯し始める。残虐表現や性表現で行き過ぎてしまった作品は、過去にたくさんあった。また、政治や宗教に触れるのも危険である。
 しかし、それらとは別に、テレビドラマには最大のタブーが存在する。恋愛はまじめに扱わねばならない、という掟である。凶悪な殺人犯でも恋愛感情によって人間性を取り戻し、ふざけたコメディでも恋愛にはまじめに向き合う、というのが物語の常道だ。
 私は、このような、フィクションにおける恋愛の神聖視が、現実にもあてはまると誤解してしまった結果が、ストーカーやヤンデレといった病理である気がしてならない。現実はそれほど恋愛至上で動きはしない。

 「うぬぼれ刑事」は、このタブーに敢然と挑み、ほぼ全編を通して恋愛をくだらないものとして笑い飛ばす。主演の長瀬智也はじめ、イケメンが雁首をそろえながら、恋愛については驚くほどの無能ぶり。毎回、惚れた相手が事件の犯人で、婚姻届と逮捕状を同時に突きつけるめちゃくちゃなプロットに脱帽だ。従来のドラマファンには、喧嘩を売っているとしか思えない。これは人を選ぶぞ。

 そして、過剰なネタの詰め込みっぷり。
 最初の事件からして、ゲーム企業「マジソン」(マジコンかハドソンか?)でヒットメーカーの「宮本」が殺されたというもの。そのゲーム画面というのが、ハゲたマリオみたいなキャラでシャレにならない。
 うぬぼれの元恋人が中島美嘉で、回想シーンではNANAのような格好つけた姿が似合う、なのに現在では結婚して、コスプレよりひどい新妻姿で落差がすごい。
 「筆談ホステス」って、確かハンデを乗り越える美談だった気がするが、それをパロったキャラが下ネタや暴言を書き散らす。そこまでやるか。
 これ以降、話に進展は全く期待しないが、どんな変化球が来るのか実に楽しみ。

 バラエティ番組のコントのような悪ふざけを、確かな演技力の俳優でやりきっている。ドラマの既成概念に縛られず、楽しめたあなたはラッキーだ。

2010年7月15日 (木)

謎多きソーシャルゲームの世界

 ソーシャルゲームという分野は謎である。
 ポータルサイトなど、運営側は流行の発信源として注目されている。課金方法など、ビジネスの新しさが話題になることも多い。
 反面、そのコンテンツたるゲームについては、驚くほど話題にならない。私がそのコミュニティに入っていないせいもあるだろうが、「このゲーム面白いよ」という伝聞が外にはほとんど聞こえてこないのだ。同様に、どんな人がどのようにゲーム開発に向き合っているのかも謎である。
 これは、大変気色悪い傾向である。新機種が出れば、まず「ゲームは何か」を気にしてきたのが、従来のゲームユーザーだからである。

 そんな中、興味深い記事が登場した。

Istpika就職ノウハウ!?

 イストピカは、国内ではまだ珍しいソーシャルゲーム専門の開発会社。やはり就職志望者にとってもこの業界が謎なのは同じらしく、応募者の知識不足に苦言を呈している。
 そりゃそうだ。いかなる土俵でもゲーム開発側は本気。「よく知らないが儲かりそう」「本当は家庭用ゲーム志望なんだけど」みたいな半端者に押しかけられては迷惑というものだ。
 それにしても、情報源をリストアップしてくれるとは、なんという親切な社長。私も読んで、謎を少しでも解消することにしよう。

2010年7月 7日 (水)

紅の豚

 公開当時、宮崎アニメにしてはイマイチ、と感じていた。
 カーチスとの対決をクライマックスに持ってきておきながら、飛行機では決着をつけず、殴り合いで泥臭く試合を決める。スポンサーが航空会社なので気を遣ったのだろうか。それまでの、「ラピュタ」や「魔女宅」が明確なハッピーエンドだったので、特に違和感があった。

 しかし、そんなものは子供の感想でしかなかったようだ
 今見るとしみじみといい映画だ。まず、背景となる戦時下のヨーロッパの緊張感が、意外と丁寧に描かれていて深みがあるのに驚く。味のあるセリフ回しは、空疎な中二病発言が跋扈する今日のアニメの中では、ひときわ輝きを増す。何より、ポルコの造形が絶妙だ。あの見かけだからこそ、フィオやジーナと釣り合いがとれる。これが、人間の渋いオヤジだったら、生臭すぎて、古いヨーロッパ映画の下手な真似事にしかならなかっただろう。
 古くさい美学を引きずるポルコの態度そのままに、控えめな結末がまた素晴らしい。ちょっと見ただけでは、その後のポルコの行方は知れないのか、と思ってしまう。それはそれで渋いエンディングだが、実はよく見ると背景に答えが書いてある。
Porco
 「ジーナさんの賭けがどうなったかは私達だけの秘密…」というナレーションのバックで、ポルコ機が停泊しているじゃないか。これはお見事。映画館で気付いた人、何人いるのかなあ。

飛行シーン  9
久石サウンド 10
オッサン度  8
個人的総合  9

2010年7月 4日 (日)

あうとばあん新生、UFOは解体

 近大前ゲーセンの続報です。
 昨日、当ブログへのアクセス解析を眺めていたところ、「あうとばあん 復活」という大変気になる検索ワードを発見。これは調べてみないと!

世界で一番弱い人:「あうとばあん」が7月から営業再開か…!?

 本当ですね、驚きました。売り物件になっていた「あうとばあん」を、ゲーセン運営会社が買い取って営業再開した模様です。しかしながら中身は、最新のゲームを稼働させている普通のゲーセンになってしまった、とのこと。博物館級のレトロゲームの数々はどうなってしまったのか、気になるところです。
 それにしても、建て替えもせずにオープンとは。あの看板とボロ屋が残る(?)のは嬉しいですが、今後の成り行きを見守りましょう。

 一方で、近大前最後のゲーセンとなると目されていた、UFOの方があっさり閉店し解体、更地になってしまいました。どなたが撮影したのか、この写真はショックが大きいです↓
Ufo

2010年7月 3日 (土)

スクウェアエニックスがドラクエのシナリオライターを急募

 元記事「GIGAZINE」。締め切りは7月12日(月)。

作文2 復讐物語のプロット
 「伝説の剣」「お鍋のふた」「思い出し笑い」「超能力」「男装の麗人」「初恋」から4つを選んで要素として組み込み、復讐をテーマにしたショートストーリーを考案し、そのプロットを1000~1600文字で作文せよ。

 専門学校の授業のお題みたいだ(笑)。
 これだけで選考が済むはずはないけど、広く才能を募りたいという意志の伝わる募集方法。「ドラクエ」の仕事、と明記しているインパクトは強く、首都圏を中心に、多数の応募があるんじゃないか。
 で、どんな人が応募するか考えてみた。
 「高卒以上」が条件なので、まず、ゲーム好きの若いのが多数応募するだろう。一方で、プロやセミプロもかなり応募するのでは。零細ゲーム企業のシナリオ担当者や、ライトノベル作家、フリーのシナリオライターなんかも、力試しの機会とばかりに参戦しそう。
 ヘタな新人賞よりもハイレベルな競争になりそうなので、上位作品を公開などしてくれると面白いのだが、こういうのは応募の秘密厳守なのでそれはないか。
 皆さんなら、このお題でどんなプロットを考えるだろうか?

2010年7月 2日 (金)

「GHOST TRICK」その3 シセル孔明、生けるチュー達を走らす

 「ゴースト トリック」をクリア。
 キャラクター名鑑が補完されるくらいで、追加要素は皆無。ストーリーに分岐もなく、やり込み要素もない。非常にストイックな作りだが、中古屋に売ろう、という気にはならない。良い小説は読み終わっても持っておきたい、というのと似たような感慨がわいた。

07 カプコンのゲーム作りは硬派である。ストーリーやキャラクターは従であり、主役はあくまでゲーム性。ストリートファイターシリーズのキャラクターは、面白い戦いのために選ばれ、世界観やストーリーはほとんど無視。バイオハザードシリーズも、ステージの面白さのためなら、少々のストーリーの矛盾には目をつぶって作られてきた。
 「ゴースト トリック」も、一見そのようなゲームだ。パズル的なステージの合間に、ミステリーの物語が進む。しかし後半、物語が追い上げる。ストーリーのために、パズルを早く進めたいと思うことがしばしばだった。また、ゲームの一部がリアルタイムになっているため、ゆっくり考えることの多い普通のアドベンチャーゲームとは異質な緊迫感があり、中だるみがなかったのも良かった。
 ゲームとストーリーが競い合っている感じの作りは、「そこで割り切るのか」とがっかりさせられることが多い最近のゲームにあって、作り手の意欲の高さを感じる貴重なものだ。
 エンディングの「やりきった感」を見ても、簡単に続編など出せる内容ではないので、今のうちにプレイしておくことをお勧めしたい。

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