« 2010年7月 | メイン | 2010年9月 »

2010年8月

2010年8月31日 (火)

花沢健吾「アイアムアヒーロー」4巻

 思ったのとだいぶ違う話になってきたけど、相変わらず面白い。これ、実写かアニメで映画にならんもんかな

 序盤では、緻密な描写が英雄の一人称的な視点で活用されていたのだが、比呂美が加わってからは、より客観的で映画のようなカメラワークが目立ってきた。
 特に、ここぞの場面で見開きの大ゴマを連発する見せ方は、独特のリズムを生んでいて面白い。映画だったら、ストップモーションかストロボ効果で見せるんだろうなあ、と想像してしまう。ページの消費が著しいので、話はちっとも進まないが、にもかかわらず、細かなアクションや背景の描写に一切の妥協を許さない描き込みにより、密度感がハンパない。連載が続く限り、英雄だけでなく、作者も楽ができそうにない。

Iamahero4  2巻に続いて、現時点では謎が多い表紙となった。英雄の装備が違うし、そもそも周りにペンギンがいるって、一体どんなシチュエーションなんだ。

 人間が怪物化しているのに、〈反社会性人格障害〉で説明したつもりになっている政府の対応が、さもありそうでおかしい。こりゃあ今後のストーリーで日本滅亡もあるな。

2010年8月28日 (土)

【妄想代理人】 今敏監督、逝く。 【パプリカ】

当ブログ過去記事: 「パプリカ」「パプリカ デラックス・ボックス」「妄想代理人

 今敏監督が亡くなった。ショックである。そして、それ以上に残念である。まだ40代、これからどんな面白いアニメを作ってくれるのだろう、と期待していた一人だったのに。

忍之閻魔帳: 【訃報】今敏監督、急逝

 いつも読んでいる忍さんの所では、親切にもムービー付きの追悼記事をまとめてくれている。今監督の作品ってどんなのがあったっけ? という方は見るといい。

「サイレン」スケッチ1

 今監督との組み合わせが最高だった平沢進。音楽での追悼がまた最高で泣ける。

KON'S TON: さようなら

 ブログにアップされた遺書。普通に読んでも名文だが、ちょっと待て。これはそんなプライベートなもんじゃない。一般への公開を意識した、最後の作品というべきものである。今敏は、最後に自らの死を監督した。KON'S TONでは、以前から、身辺整理の様子や、版権管理の会社設立などが伝えられていた。しかし、読者は、この遺書が公開されるまで、それらが死の準備とは全く気付かなかったのだ。伏線の作り方としては100点満点である。
 見事な去り際を知るにつけ、ますますその才能が惜しまれてならない。遺作は必ず観に行くことにしよう。

「夢見る機械」公式

 以前、諸星大二郎が原作か! と早とちりしたのは内緒。

2010年8月26日 (木)

Colorful(カラフル)

 この映画が、「アリエッティ」よりも客を集めるようになったら、日本は終わりだと思う。なぜかって? 満たされた青春を送ってきた者には観る必要のない映画だからだ。
 原恵一監督はえらいものを作ってくれた。「河童のクゥと夏休み」から、こういう方向でつきつめてくるとは。

(以下にネタバレを含みます)

続きを読む »

2010年8月22日 (日)

ルールがわからなくて四苦八苦 「無限航路」その2

 このゲーム、序盤で放り出したプレイヤーが続出しているんじゃないか? 難しいのではない、不親切な仕様が多すぎる

 2章に入って、ザコ相手に苦戦が続き、ボスに至っては全く歯が立たない状況に陥った。こちらの攻撃があまりにも当たらないのである。
 ところが、お人好しの私は、「艦隊戦で、なかなか弾が当たらないとは、なんというリアルなゲーム」などと納得してしまっていた。
 何しろカスタマイズ要素の多いゲームだ。命中率のパラメーターを上げる方法はいくらでもある。まず、優秀なクルーを砲撃担当につかせる。…変化が感じられない。
 次に、命中率が上がるパーツを増設する。これもあまり効果が見られない。
 さらに、装備を見直す。強いビーム砲を買ってあったのだが、命中率が下がることがわかったので、付け替える。それでもだめだ。
 ならばと、その時点で最高性能の戦艦に買い換えてみたのだが、それでも負ける。
 ここまできて、ようやくこのゲームバランスはおかしい、と思い始めた。

003 不本意ながら、攻略サイトを見る。原因が分かった。後衛の敵を狙っていたために、弾が当たらなかったのだ。図の囲み部分をタッチして、狙う敵を変更する、という操作が必要だったのだ。
 普通のRPGでは、敵の集団のうちどれを狙っていても、戦闘にあまり支障がないことが多い。ところがこのゲームでは、前衛から順に敵を破壊し、後ろの敵を前に引っ張り出さないと攻撃がほぼ当たらないのだ。問題なのは、そのような仕組みであるのに関わらず、戦闘開始時に必ず後衛の旗艦がデフォルトで標的に選ばれている、という仕様である。これは、初心者にとって悪意のある設定と言わざるを得ない。こんなしょーもないトラップで、先に進めないユーザーが出てきてしまうのはまずすぎる。
 他にも、クルー配置やパーツ増設のインターフェースの煩わしさや、セーブやロードで最近のデータでなく必ず1番が選ばれる仕様など、細かいところに不満がある。独自性のあるシステムだからこそ、普通以上の親切さが必要なのに、残念な出来だ。

2010年8月15日 (日)

「2」が出るのでやってみた 「ノーモア★ヒーローズ」

 日本製のゲームなのに海外で先行発売となった「ノーモア★ヒーローズ2 デスパレート・ストラグル」(サブタイなげーよ)が、10月にようやく国内で出る運びとなった。まずはめでたい。ちょうど応援キャンペーンがやっているので、一丁のってみるか。
 と、思ったところで問題発覚。
 前作をプレイしてないじゃん。

 というわけで、あわてて「ノーモア★ヒーローズ」を買ってきてプレイ開始。

続きを読む »

2010年8月10日 (火)

PCが不調だと死にそうになるよね日記

 遊べないし情報も見られないし仕事もできない。学校も夏休み中なので、PCを借りられない。死ぬかと思った。

続きを読む »

2010年8月 8日 (日)

DSでスペースオペラ 「無限航路」

 こいつはすげえっ! 昨年出たゲームなのに、レトロの匂いがプンプンするぜ!

 「無限航路」は、宇宙を舞台にしたRPG。艦隊戦に焦点が当てられており、艦船の改造や人員配置が肝となる、かなりマニアックなゲームだ。
 しかし、こっちは幼少期を「銀河鉄道999」と「地球へ…」で過ごし、長じては「銀河英雄伝説」を全巻読破した身。この世界観に馴染むのに一分の隙もなかった。なつかしいSFの味に感激だ。

013 全体に、DSということを忘れさせる壮大なスケール感。ゲーム中のほとんどを艦船で過ごすことになるが、2画面を巧みに使い、コクピットらしさを醸し出している。
 宇宙といっても、自由にさまよえるわけではなく、決まった惑星間の航路を選んで進む。ぱっと見、行き先がわずかで航路も少ないので、「宇宙といっても、DSではこんなもんか」と思ってしまった。ところが、この航路マップ、実は手前と奥にもスクロールするようになっていた。これは見事な演出。宇宙は3次元に広がってこそ壮大なのだなあ。

 声の使い方もうまい。ストーリーパートはほとんどボイスなしで進むが、戦闘時のみクルーの声が飛び交うようになっている。配置換えをすると、ちゃんと戦闘時の声が変わるので、役割を色々変更してみたくなる。

 まだ序盤なので、ストーリーに関するコメントは控えるが、先に進むにはだいぶかかりそう。というのは、戦い方を誤ると、ザコ相手でも全滅すること多々という、今どきのRPGには珍しい厳しい設定だからだ。さすが宇宙の海、危険がいっぱいだなあ。

2010年8月 6日 (金)

あうとばあん、営業再開の挨拶

 ここまでのあらすじ

閉店
売り物件になる
営業再開

 閉店、そして売却の張り紙と、あわただしく動いた「あうとばあん」。同じ建物で営業再開したものの、かつてのレトロゲーセンではありませんでした。人手に渡ってしまったら仕方ないですね…
 と、思ったら! なんと、「あうとばあん」の公式サイトが更新されているではありませんか。

あうとばあん

 これは嬉しい。元のオーナーがどうやら健在のようです。それにしても、再開の挨拶がふるっています。

諸事情にてしばらく休んでおりましたが再開出来る事になりました
しかし 1階のみ
今までのレトロではなく 普通のゲームセンターです
ここから30年経てば また レトロになると思います。
(中略)
今後とも よろしくお願いします。

 そうですよね! 営業を続けていれば、今のものが自然にレトロになっていきますよね。長い目で見ているというか、ゆったりしているというか、いかにもこのゲーセンらしい発想で安心いたしました。

2010年8月 3日 (火)

カプコン会長の特集番組、雑感

 「駄菓子屋から世界企業へ~ゲーム業界を勝ち抜く超低リスク経営~」と題し、カプコンの創業者にして会長の辻本憲三が特集された。それにしても、「カンブリア宮殿」と「ガイアの夜明け」と「ルビコンの決断」って紛らわしいよな。

続きを読む »

2010年8月 1日 (日)

祝、日本語版発売日決定!-RED DEAD REDEMPTION-

日本語版「レッド・デッド・リデンプション」公式

 当ブログでも以前から注目していた西部劇ゲーム、「レッド・デッド・リデンプション」。海外では5月に発売され、早くも今年最高のゲーム、との評判も聞こえてきている。その日本語版の発売日がようやく発表され、公式サイトが出来た。これはめでたい、そして楽しみだ!
 しかし10月とはまいったな。10月には、このゲーム以外にも

「NO MORE HEROES 2」
「VANQUISH」

が発売される。漢気あふれるゲーマーにとっては、買いたいソフトが集中する月になりそうだ。

最近のトラックバック

アクセスランキング