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2011年11月 1日 (火)

HD版「ワンダと巨像」をクリアしたのでエンディング考察

Wanda
 PS3版「ワンダと巨像」をクリア。攻略が分かっているのですぐ終わったが、それでも充分面白い。久しぶりに見るエンディングは、様々な発見があった。

(以下、結末に関する記述)

●旅の始まり
 モノは、生け贄となって命を落としてしまった少女。ワンダは、その命を取り戻すべく〈古の地〉を目指す。

●〈古の地〉についての言い伝え

その地は・・・点と点たちが当たった響きより始まり・・・
すべては無と有に置き換えられ
石に焼かれた記憶・・・
血と若草と空
そして光で織り成す像を操る技を持つ者・・・
その世界では望めば死者の魂を取り戻せると 伝え聞く・・・
・・・しかし その地に足を踏みいれることは固く禁じる

 初プレイの時には、何か神話っぽいこと言ってるな、ぐらいの感覚だったが、再びプレイして気が付いた。点と点とは、ドット。無と有とはデジタルデータ。石とはROM。血と若草と空、これはRGB。光織りなす像を操る、のはプレイヤー。
 つまり、〈古の地〉とはゲームの世界そのものである、と言っている。ゲームでは、死者は何度でも蘇る。

●巨像を倒す旅
 巨像を倒すことで起こる変化は次の通り。巨像のいたエリアの雲が晴れ、光の柱が上る。ワンダのまわりに現れる影が増える。祭壇のモノの周りにハトが増える。

●〈古の地〉の時間
 巨像を倒した後、再びその場所を訪れると、巨像の残骸を見ることができる。これが不思議なことに、まるで年月が経ったかのように風化しているのである。
 〈古の地〉では、時間の流れ方が特殊なのかもしれない。あるいは、巨像は呪術的な力でその姿を保っており、本当はとてつもなく古いものだったのかもしれない。

●ドルミンの企み
 ドルミンは、かつて〈古の地〉に封印された魔神。モノを生き返らせることと引き替えに、自らの復活を企んだ。16体の巨像はドルミンの魂を分割して封印した番人であり、ワンダは知らずにそれを解放していく。
 巨像を倒すたびにワンダを貫くタタリ神のような触手は、解放されたドルミンの魂であり、ワンダを依り代とするために追ってくるものと解釈できる。

●ワンダの角
 ワンダに角が生えるのは赤ん坊になってから、という記憶だったのだが違った。最後の巨像を倒し、祭壇の部屋へ戻ってきたときに、すでに角が生えていた。また、目の色が巨像と同じ水色になっていた
 ワンダの体はドルミンに乗っ取られた。16体の影がこれに加わり、ワンダは巨大な怪物と化す。

●ドルミンは対になる存在?
 ワンダが封じられた後、モノは蘇った。単純に、ドルミンが約束を守ったと見ることもできるが、気になることがある。ワンダと話すドルミンの声は、男と女の声が二重に聞こえている。ひょっとすると、ドルミンとは男女が対になる魔神なのかもしれない。だとすると、ハトの方は、女性の魂だったのかもしれず、モノもまた依り代にされた可能性がある

●ICOの女王
 以上より、「ワンダ」と「ICO」のつながりを想像してみる。
 長い年月が経ち、〈古の地〉は海に没して外の世界とつながった。
 そして、モノの子孫が影の女王となった。外へ散ってしまったドルミンの魂を回収するために、角の生えた子供を生け贄にする風習ができた。

 いや~、面白かった。
 以上の解釈は、「トリコ」の発売によって容易に覆る性質のものであり、新作の発売がますます待ち遠しい。

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コメント

古の地の言い伝えの解釈が凄すぎて鳥肌立ちました!確かにゲームってそうだよなぁって。
色々考察を回っていますが、なかなか納得出来るものだったので参考になりました。

いらっしゃいませ。
「光で織り成す像を操る技を持つ者」については、CGクリエイターである、という説もあります。

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