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2012年4月 8日 (日)

ゲームクリエーターと詐欺師の怪しい関係 後編

※6/3訂正記事があります。ぜひご覧下さい。

 では、なぜ私は「ゲーム業界就職マニュアル」などというサイトにたどり着いたのか?
 きっかけは、この記事だった。

シナリオライター「一鷹(カズタカ)」がエロゲ製作の内情を暴露!! あまりにも生々しい内容にユーザーの動揺が広がる

 相変わらず修羅の国(エロゲ業界のこと)にはひどいディレクターがいるものだな、と思って読んでいくと、あるところで目がとまった。
 それは、一鷹のプロフィールである。内容がすごいから、ではない。その若くして華麗に過ぎる経歴に、既視感があったからだ。

 2008年頃、「ゲーム業界攻略法」という情報商材宣伝サイトがあった。

 ゲームクリエイターになるだけなら簡単です。
 そんなレベルの低い目標は、今すぐ捨ててください。
 私が望むのは、

 ◆5時間で東大卒にも勝る、あなただけの武器を見つけ出し、
 ◆2時間で日本中のゲーム会社108社もの内情を手にし、
 ◆1時間で最もあなたにふさわしい会社3社を見極めて、
 ◆8時間でその3社が仰天する衝撃企画を叩き上げ、
 ◆30分で筆記試験の問題を事前にリサーチしてしまい、
 ◆5分の面接であっけなく人事の度肝を抜ける。

 以上すべてを手にし、ゲーム業界に激震を起こすこと。
 これこそ、私があなたに望むことです。

 このような書き出しで始まるそのサイトは、著者による添削指導をうたっており、いつ見ても「受付可能人数はあと○○人です」と、限定商法にやっきになっていた。日々地道に学生を指導している私からすると、「ふざけんな」と言いたくなる内容である。
 そして、この著者というのが…

きこりの日記:ゲーム業界志望者の為のすげぇサイトを見つけたぜ!

 原一尭(はら・かずたか)。これは同一人物?
 一鷹のサイトに答えはあった。「特定商取引法に関する表記」運営責任者:○○(本名につき秘匿)。こりゃビンゴだわ
 ついでに、制作実績も見ておくか。何々、平成20年『ゲーム業界就職マニュアル』(Webサイト)一部コンテンツ作成? こうして例のサイトに到達。どうりで文体似てるわけだわ。そして、類は友を呼ぶとはまさにこのことだ。
 それにしても、「ゲーム業界攻略法」はどうなったのだろうか? ご丁寧にも報告があった。

原一尭のゲーム日誌

 この金額をどう見るか…。とりあえず私は、もっと安い遠藤雅伸や桜井政博の本を薦めておく。情報源を選ぶことも、そこから有益な何かを引き出すことも、クリエイターには重要な能力。くれぐれも安易なものにひっかからないように!

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