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2012年7月23日 (月)

オンラインゲームへ意表をつく快答「ドラゴンクエストX」

社長が訊く「ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン」

 いつもほのぼのと楽しい「社長が訊く」だが、今回のは圧巻。ファイナルファンタジーの看板はだいぶメッキが剥がれてきた印象があるが、ドラクエはやはり王者だった。今さらWiiでMMOなんて、とちょっとでも疑いの目で見てしまった自分を恥じる。

 今まで、オンラインゲームは問題を抱えたまま成長してきた。例えば課金である。
 FFXIのような月額課金のゲームは、一定の支出で遊べる反面、たくさん遊ばないと損、と思わせてしまうため、廃人を生みやすい。そして、そのようなプレイヤーに遊び尽くされないよう設定されるため、ゲームバランスが異常に厳しくなってしまう。
 一方、アイテム課金のゲームは、基本が無料であるために、継続してプレイされ、アイテムが売れるようにしなければ、商売が成り立たない。そのため、毎日のプレイの強要、課金項目への強い誘導が、ゲームをいびつにしてしまっている傾向があった。
 どちらでもない方法、というのは今のところ見つかっていないため、オンラインゲームである限り、これらの欠点を避けることができない、と作り手もプレイヤーも半ばあきらめていたのである。

 ところが、「ドラクエ」は原点に立ち返る。シリーズのファンが楽しめるものを、ということを第一に、月額課金でありながら長時間プレイを強要せず、ソーシャルゲームのように非同期で楽しむこともできる、真にユーザーフレンドリーなRPGを作ってしまった。
 「IX」という実績を忘れ、「FFオンライン」の二匹目のドジョウを狙っているのか、などと一瞬でも思ってしまった私の目は大変な節穴であったと言わざるを得ない。
 売り上げでは苦戦するかもしれないが、その挑戦の意味は非常に大きい。オンラインゲームの抱える問題へ、快答を提示した「ドラゴンクエストX」。さすが王者のゲームだ。そして堀井雄二が全く老いていなかったことを喜びたい。

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