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2012年11月

2012年11月28日 (水)

「ポケットサッカーリーグ カルチョビット」6年目

 チーム創設6年目にして、ついに最上位リーグであるN1に昇格した。
 前年はN2で2位の成績を残し、入れ替え戦に勝てば昇格、と言うぎりぎりの状況。その入れ替え戦が大変な接戦となり、同点に終わった挙げ句、PKで勝ちをもぎとった。なんという盛り上がり。このゲームはドラマ生成機能でも仕込まれているのではないか、と疑ってしまう。

↑1位チームの最強GK相手に、外人コンビが無理矢理ゴールを奪う

 N1のチームはさすがに手強く、今シーズンはどうにか勝率5割。上位争いに絡めなかったものの、メンバーが力をつけてきたので来期以降が楽しみだ。そして、シーズン終盤には、DFの〈きとう〉が、日本代表に選ばれるというサプライズがあった。この選手、かつては活躍できず、解雇も検討されていた選手だったのだ。ほんと、このゲームはドラマ生成機能でも仕込まれているのではないか。

2012年11月25日 (日)

関西でロボットをつくる!

 仕事も兼ねて、関西でゲームを作っている企業を探していたら、なんと、ロボットを作っている企業を見つけてしまいました。工業ロボットや掃除ロボットではありません。人型のエンターテインメント用ロボットです。

ROBO GARAGE
日本で唯一? ロボットクリエーターの肩書きを持つ高橋智隆の会社。所在地京都。

ヴイストン
ロボットを開発し、イベントで活躍させている企業。所在地大阪。

 国産の有名なロボットというと、ホンダのアシモや、ソニーのアイボが挙げられます。なんとなく大手電気会社でないと作れないという思いこみがあったのですが、関西にこんなベンチャー企業があったのですね。この不況下に、大変夢のある仕事で、ぜひ応援したく思います。
 余談ですが、ヴイストン取締役の前田氏は、かつて有限会社ゲームのるつぼにいたゲームクリエイターですね。ゲームより新しいものを求めての転職だったのでしょうか。興味深いです。

2012年11月24日 (土)

幸せへのキセキ

 予告編で大いに興味を引いた。あの、マット・デイモンが普通のお父さんをやっている!
 実際には、このお父さん、元突撃レポーターで、危険な取材も体当たりでこなしており、最初の5分だけはいつものマット・デイモンらしい役柄であった。
 さて、物語は、このベンジャミン(マット・デイモン)の日常からはじまる。妻を病気で失い、思い出の多い町での暮らしがつらくなったベンジャミンは、心機一転、郊外に家を買うことにする。この家が何と休業中の動物園。再開を目指して、ベンジャミンの奮闘が始まる。
 もともとは実話をベースにしているとのことだが、無闇に大変さをあおらないのがいい。田舎の風景、かわいい子供、動物たちなど、ゆったりした映像が流れる。話の展開上敵役にされてしまうのが、保健所の役人だが、冷静に見ると、彼は職務に忠実に動物園の安全性を点検しているだけだ。
 動物園の再開が成功しました、で終わっていたら凡作だったが、その後でもう一つの結末が待っている。この部分が何ともロマンがあって良かった。品行方正だがユーモアもある。邦題になぜ〈動物園〉を入れなかったのか、わかるような気がする。

娘の演技 10
兄の演技 9
役人の演技 8
個人的総合 7

2012年11月23日 (金)

「新世紀エヴァンゲリオン」13巻

Eva13 映画の公開とタイミングを合わせており、間違いなく売れているだろうエヴァ13巻。面白いのだが、気がかりなことが二つ。
 一つ目は、新劇場版で入ってきた新しいファンにとって、全く別のストーリーとなっているこのマンガはわけがわからんのではないか、ということ。
 そして二つ目は、貞本先生の苦悩である。

 13巻になって明らかになったのだが、どうやらコミック版エヴァは、TV版と旧劇場版の結末を統合しようとしているらしい。これは大変なことである。わけのわからんものとわけのわからんものを合体した上に、それなりにわけがわかるように説明を加えて行かねばならないのだから。
 庵野が好き放題に作り散らかしたものを、貞本先生が掃除し整理していくという構図が見えてきた。天才の後始末はさぞかし難儀することであろう。
 しかも恐ろしいことに、このペースだと、マンガの完結よりも新劇場版の結末が先になる可能性が高く、そうなった場合、律儀な貞本先生は、新劇場版の結末をも統合しようと試みるかもしれない。
 そんなわけで、マンガのエヴァもまた、その結末から目が離せない作品だ。

2012年11月18日 (日)

ブレイブリーデフォルトプレイングブレージュのデータベース漏洩事件について何をかいわんや

 事件の概要。

はちま起稿:スクエニのブラゲー『BDFF プレイングブレージュ』内部データが丸見えになっていたことが判明、鬼畜仕様が明らかになり課金ユーザー発狂
やまもといちろうBLOG:スクエニ新ブラゲ「ブレイブリーデフォルト」のデータ全漏れでユーザーからの信頼度がデフォルトに

 とりあえず、ゲーム名も記事タイトルもクソ長いのはどうしてですか。ブラウザゲー各社は冷や汗をかきながらだんまりですか。バナナはおやつに入りますか。
 あと、山本氏は「ブレイブリーデフォルト」と略すのをやめなさい。「ブレイブリーデフォルト」はスクエニ久々の新規RPGで、良ゲーとの評判を聞いてます。今回やらかしたのは、スピンオフのブラウザゲー「プレイングブレージュ」です。

 つくづく思うのですが、ソーシャルゲームをゲームのつもりで作っちゃダメですね。
 今回問題になったのが、ガチャの確率操作ができる点ですが、これ、ゲームは大昔からやってきてるんですよ。
 アクションゲームであれば、自分や敵の攻撃力に裏から手を加えるのは常識ですし、RPGであれば、ストーリー上の条件を満たすまで当たりが出ないくじ引き、なんてのは当然です。スーパーロボット大戦の命中率表示なんか、誰も正しいと思ってません。
 ただし、お分かりのように、これらはゲームの演出であって、そこにお金は一切絡みません。従って、ユーザーは気持ちよく騙されてくれたわけです。
 ところが、ゲーム項目を有料のくじ引きにしてしまうからおかしくなる。お金がかかったくじ引きは、公平で透明でなければなりません。でもこの透明性が、ゲームとは非常に相性が悪い。なぜなら、プレイヤーの知り得ないところで何かを仕込むのが、ゲームプログラムの本質だからです。
 例えば、一定期間だけ当たる確率アップ、というイベントがあります。これが出来るということは、当然確率を減らすことも出来るプログラムなわけで、取り締まられてしまうとそもそもシステムが成立しないのではないでしょうか。
 やはりゲームは面白さの対価にお金をいただくべきで、くじ引きで儲けるのは間違っていた、などと言うのは古い人間の戯言なのでしょうか。

2012年11月17日 (土)

「ポケットサッカーリーグ カルチョビット」5年目

 問題はポテンシャルだ。
 ポテンシャルとは、前作にはなかったパラメータ。選手の成長力を示すもので、ピークを越えるとだんだん減ってくる。0になると、選手の性能そのものが下がり始めるらしい。
 このゲーム、選手の年齢というデータがないのが曲者で、若い兄ちゃんみたいな選手でも、気が付いたらポテンシャルがどんどん減っている。一方で、ハゲたおっさんぽい奴が実はポテンシャル満々だったりして紛らわしい(笑) 我がチームも設立5年を迎え、初年度からいる選手はだいぶポテンシャル減が目立つようになってきた。
 そこで、適度に新しい選手を雇って育て、メンバーの入れ替えをはからなければならない。これがまた妙なことに、新人を雇うという機能がこのゲームにはない。トレードリストから獲得した選手が、新人として若返るという謎仕様である。

↑普通に蹴ればいいのに、珍しいスライディングヘッド

 5年目の契約更改では困ったことが起こった。
 将来の戦力と思って二軍で育てていた若手が、二人も辞めてしまったのである。先の記事でも書いた通り、このゲームではチームワークが出来てこないと選手は活躍できない。なので、ここぞという試合はベテランに頼りがちになる。そのため、起用してもらえない若手が他球団へ行ってしまったのである。
 これでは選手の入れ替えが進まない。今年は若手も意識して使って行かなくては。

2012年11月11日 (日)

踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

 驚いた。「3」のときとは全然気合いが違う。

 何が良いって、まずシナリオが良い。こんなことを言うと、事件や捜査のつじつまが怪しい話のどこがよいのか、とツッコミを食らいそうだ。だが、そんな理屈はどうでも良いのである。シリーズの幕を閉じるために、どんな祭りを行うのか。ファンにとって最も大事なのはそこなのであって、その点についてはほぼ完璧な解答を見せている。
 冒頭のからあげ屋から、タイトルまでの流れが素晴らしい。「1」の冒頭の、張り込みかと思わせてゴルフ、というのと対比されている。
 メインは、警察上層部が事件の真相を隠蔽しようとする、シリアスな話。一方で、青島たちは大量のビールを隠そうとし、これが息抜きのコメディーパートになっている。事の重大さに違いはあれど、どちらも隠すことには違いなく、単純に現場の者は清廉潔白、となっていないところもいい。
 そして、青島と室井が久々に共闘する。この辺まで来ると、気分はもう同窓会である。彼らの約束が果たされそう、という「新たなる希望」。何をやっても上の本質は変わらない、という堂々めぐりを続けてきたシリーズが最後に見せたサービスと言える。
 小ネタも多く、作り手の遊び心も満載。からあげ屋の閉店サービスそのままの大盤振る舞いである。例えば、事件が解決してビールを配るとき、「二つで充分ですよ」と聞こえたのは「ブレードランナー」から。

 とにかく楽しく、爽快であり、事件の解決で終わっていれば言うことはなかったのだが、最後に青島の余計な一人演説が入ったのと、青島が撃たれたようにしか見えない予告詐欺でマイナス1とする。

オープニング 10
サウンド    9
再開の可能性 5
個人的総合  9

2012年11月10日 (土)

Z.O.E「ZONE OF ENDERS HD edition」

 小島プロダクションが制作し、一部のユーザーに熱狂的な支持をうけているZ.O.Eシリーズ。今までプレイしたことがなかったのだが、HDリマスター版が出たので買ってみた。

Zoe
 まずは一作目の「Z.O.E」をプレイ。
 ストーリーがいい。ロボットとの出会い、強力なライバル、重苦しい結末、王道だ。何より、既成のアニメをゲームにしたのではなく、オリジナルでロボットアニメに匹敵するものをやろう、という気概がいい。作り手の思い入れがそこらじゅうでダダ漏れになっている(笑)
 ただ、ゲームとしてはどこもかしこも古臭い。PS2の初期までは当たり前だった〈ムービーゲー〉が、ここまで古く感じられるとは思わなかった。近年のゲームでは、ストーリーを語る場合でも短いカットシーンや、プレイを進行しながらのセリフで、テンポよく進むものが主流だ。ところがこのゲームときたら、語りのたびにいちいちゲームが止まる。〈ハイスピードロボットアクション〉の肩書が台無しである。特に、結末付近のストーリーデモの冗長さはすさまじく、これからやってはいけないゲーム演出のお手本と言える。
 ゲーム部分は、ボス戦は良いものの、通常ステージが今一つ。ザコとの戦いにあまり攻略性がない上に、フラグ立てのための行き来も多い。そして最終ステージで突然のクソゲー化。今まで気にしなくて良かったロックオン・ロックオフを駆使しなければならず、円筒状のステージで天地がめちゃくちゃになる。もう爆弾は見るのも嫌である。なぜ最後の難関が強い敵ではないのか、疑問の多いステージ構成だ。

 文句も言ったが、かなり高いテンションを保ってサクっと終わってくれたのは好感。オリジナル版発売の当時、短すぎると言われたのも納得。だが、薄めたものをだらだら続けるよりよほど良いではないか。しかもHD editionは二本セットなのでちょうど良い塩梅となっている。
 さて、名作と噂に名高い「ANUBIS」へ移るか。

2012年11月 4日 (日)

別離

 アカデミー賞外国語映画賞を受賞したイランの映画。

 物語は、一組の夫婦の離婚調停から始まる。妻のシミンは、娘の教育のために、国外に移住したい。夫のナデルは、痴呆の父を置いては行けないと反対する。
 シミンが実家へ帰ってしまったので、ナデルは父の介護のため、ラジエーを雇う。ここで、国情の違いが出る。日本であれば、介護の人材もそこそこ豊富で、老人ホームなどの施設もある。しかし、イランでは親の面倒は子が見るもの、という昔ながらの道徳がある。そして何より、宗教の問題である。たとえ老人の世話であっても、他人である男性に触れることは許されない。敬虔なイスラム教信者のラジエーにとって、介護の仕事は困難を極める。
 ある日、ナデルが帰ってみると、ラジエーが外出しており、父はベッドの柱に縛られたまま転落して危険な状態だった。ナデルは大いに怒り、ラジエーにクビを言い渡し、突き飛ばして家から追い出す。
 その晩、ナデルはラジエーが流産したことを知る。ラジエーの夫ホッジャトは、ナデルを訴える。イランでは、胎児に対しても殺人罪が適用されるのだ。

 緊迫感の塊のような2時間。ここには、大きな事件もアクションも何もない。だが、すべては、普通の人の普通の暮らしの上で起こりうる出来事。遙か彼方、イランでの他人事という感じは全くなく、私たちも明日にもこういうことがありそう、というリアリティに圧倒される。
 しかも、ただ単に暗い映画ではなく、エンターテインメントとしてもよく出来ている。事件の真相が徐々に明かされていくサスペンス的な展開。しかも、急に答えが降ってくるような安易なものではなく、伏線がきちんとしていて感心する。

 エンドロールが流れ始めたとき、あまりにも鮮やかな幕切れに呆然とした。離婚のもう一人の主役は、娘のテルメー。彼女の心情を追って、もう一度見てみたい気持ちになった。
 イランでは、映画に政府の検閲が入り、その表現にはかなり制約があるのだとか。とてもそうとは思えない、見事な完成度に脱帽である。

シナリオ力 10
エンディング 10
男の短気度 10

個人的総合 8

2012年11月 1日 (木)

「ポケットサッカーリーグ カルチョビット」4年目

 N2リーグへの昇格を果たした西宮スワロウテイル。新しいシーズンを迎えるその前に、各選手の契約更改が行われた。

 昇格を機に、クラブの称号もランクアップして予算も大幅アップ。
 ところが、うちの選手と来たらえらく謙虚で、得点王を獲得した〈なや〉が50万のアップを要求した他は、ほぼ全員が現状維持で更改。おかげで1億以上も予算が余る。
 そこで、他球団の外国人選手を引き抜くことにした。トレードリストの中から、蹴って良し走って良し飛んでよしのムーア、平均的に高性能なゲルハルト、技術と体力のマクレーンを獲得。上々の補強である。

 しかし、これら新しいメンバーを連ねればすぐ勝てる、というほどこのゲームは甘くない。
 経験を積み、他の選手との連携がとれるようになって初めて、チームが強くなるのである。しばらくは、ちぐはぐなプレーをがまんして動きが良くなるのを待たねばならない。勝ちたい試合では、昔からのメンバーでスタメンを組んだ方が機能する、というジレンマがなんとも面白くてつらい。
 パラメータが高ければ勝てる、という安直なゲームとは格が違う。いや~、これほんとにサッカーだわ。

↑ようやくチームにとけ込んだ、〈ムーア〉の強奪シュート。

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