2014の注目記事 Feed

2014年12月31日 (水)

2014年のブログ

 「blog珍品堂」は、2005年の1月1日に始まりました。本日でちょうど10年となります。感慨にふける暇もなく年が明けそうですので(笑)、とり急ぎ今年のまとめをしておこうと思います。

ゲームは暇つぶしという客層(2/19)
 無料で遊びきれないほどのゲームが出回っている昨今、それでも大予算を投じてゲームが作られているのは奇跡的なこと。そして、高い対価を払ってプレイするユーザーがまだまだ大勢いるというのがさらに素晴らしい。

「美味しんぼ」騒動で言いたい事(5/19)
 今年最もアクセスを集めた記事です。本屋に行くと、このマンガがいまだにたくさん並んでおり、話題になったのだなあと感じます。原発の写真を背景にした表紙は、何度見ても異様な威圧感を放っています。

ドラマ「アオイホノオ」の再現度が無暗に高え(7/23)
 共感してくれた人が多かったようで、ドラマ感想の記事としては珍しくよく読まれました。放映中は、ネットを追っていると、岡田斗司夫や矢野ケンタローら関係者がいちいちリアクションするので、ますます面白かったです。

緊急発売、Newニンテンドー3DS(9/1)
 不意打ちで新型投入。スマブラとともに投入された「amiibo」があまり売れておらず心配だったのですが、海外では売れたとのことで一安心。今、「セガ3D復刻アーカイブス」を遊んでいるのですが、立体視のブレが苦しいので、New3DSが欲しくなりますね。

タムリン21年目の真実 「エメラルドドラゴン」(2011/1/16)
 twitterかどこかでリンクされたらしく、2011年の記事に突然アクセスが集まりました。「ドラゴンクエスト2」のプレイヤーがロンダルキアの洞窟を忘れないのと同様、「エメラルドドラゴン」のプレイヤーはいつまでもタムリンレーザーを憶えているのであります。

 来年もマイペースに更新していきますので、よろしくお願いします。皆様、良いお年を。

2014年9月 1日 (月)

緊急発売、Newニンテンドー3DS

 東京ゲームショーでPS4が初お披露目された昨年と違い、今年は穏やかな秋だなあ。モンハンやスマブラの新作が出るといっても、今さら3DSが台数を伸ばすことはないでしょう。
 などと油断していたら…

ニンテンドー3DSダイレクト

 まさかの新型が来ちゃったよ! Newニンテンドー3DSの注目点は次の通り。

●拡張スライドパッド不要
 Cスティック搭載で、拡張スライドパッドが不要。「モンハン」もスマートにプレイできる。名前はスティックだけど、これ、ノートPCでよく見かけるあれだよね。微調整に結構強いんじゃないか。

●3Dブレ防止機能
 3DSの難点は、立体視の画面が、見る方向によって容易に崩れることだった。そこが改善され、ようやく立体の効果を楽しめるようになりそうだ。

●amiibo対応
 数少ない対応ソフトのために、このための周辺機器を買うのはどうかな、と思っていたのだが、新型機ではあらかじめ内蔵。浸透すれば、業界は面白いことに。

 実は、性能自体も密かに上がっており、「ゼノブレイド」など、New3DS専用ソフトも作られているのだとか。今後の展開に要注目だ。

2014年7月23日 (水)

ドラマ「アオイホノオ」の再現度が無暗に高え

 「アオイホノオ」は、テレビ東京で放映中の深夜ドラマ。島本和彦による自伝的(?)マンガを原作としている。関西では、先日ようやく第一話が放送となったので観たが、期待以上のデキで恐れ入った。

 まず、キャスティングが素晴らしい。主人公、焔モユル役が柳楽優弥と聞き、あまりイメージが合わないな、と思っていたのだが、マンガそのままの暑苦しいアホを演じていてお見事。ヒロインのとんこが山本美月で、これまたイメージと違うな、と思っていたのだが、あの心のこもらないゆる~い感じ、完璧である。庵野ヒデアキ役の安田顕、いくらなんでも大学生は無理だろ、と思っていたら、庵野なので何の問題もなかった。今後の新キャラにも期待が増すばかりである。
 次に、背景が素晴らしい。マンガでは「大作家芸術大学」とごまかされていたロケーションは大阪芸術大学になってリアリティを増し、焔の下宿は古いマンガをかき集めて当時の本棚を極力再現してある。
 とどめに、学生作品が素晴らしい。パラパラマンガや映像作品で、庵野の天才ぶりに打ちのめされる焔。原作では、そのすごさを強引に静止画で説明しており、それはそれで面白かったのだが、今回はドラマ、動くものがそのまま見られる! 庵野版ウルトラマンを、わざわざドラマのキャストで再現してあるこだわりも実にナイス。

 DAICONアニメの実物がそのまま使われたり、オープニングが金田パロディだったりと、マニアックさも原作通りだが、一方で、クリエイター志望の若者にありがちな言動を追った、時代を問わない普遍性も備えたドラマなので、エヴァンゲリオンを幼いころに観た、というような若造にも楽しめる可能性が充分あるので、一度試してみてほしい。

2014年5月19日 (月)

「美味しんぼ」騒動で言いたい事

 福島に行ったこともなければ、「福島の真実編」を読んでもいない、外野からの放言。

①別のマンガでやれ
 描かれていることが妥当かどうかは、ひとまず置いておく。
 まず、「美味しんぼ」は、料理の薀蓄を楽しむ娯楽作品であり、そんなマンガが急にこんな主張を始めたことに違和感がある。尾田栄一郎が、他のマンガを描かせてもらえないせいで、「ワンピース」の中だけで何でもやろうとしているのは微笑ましいが、今回はそうはいかない。やるのなら「ゴーマニズム宣言」でやれ、と言いたい。
 次に、登場人物が、実在の人物と対話して進めるという、ドキュメンタリーじみた作りが気持ち悪い。水島新司が、自作のキャラと実在野球選手を戦わせて、「やっぱり山田はすごい」と勝手に言わせるのは微笑ましいが、今回はそうはいかない。ちゃんと書き手が出演して「ゴーマニズム宣言」でやれ、と言いたい。

②風評被害と誰が言い切れるか
 描かれていることが妥当かどうかは、ひとまず置いておく。
 福島が安全だなんて、誰も思っちゃいない。東電はミスを隠すばかりで信用できず、政府の発表は無難なものばかりだ。国民が混乱しないように、オリンピックが中止にならないように、手心が加えられているんじゃないか、くらいの邪推は誰でもする。
 だからと言って「美味しんぼ」がアジるのは筋違いだ。漠然とした不安に形が与えられることで、人々は行動する。「風評被害」という言葉は、「根も葉もない噂」に対して言われるように思うが、福島については、どこまでが真実なのかさえわからず、風評に踊らされたのではなく正しい回避行動である可能性が捨てきれない。根拠が乏しかったとしても、こうだと言われてしまえば、そうかもしれない、と思ってしまうのが一般人だ。不安を商売にする悪徳商法と原理は同じだ。
 復興を急ぐあまり、将来にかかわる調査の方がおろそかになってはいないか。「わからない」ことは、様々な憶測を生み出す土壌になる。変なフィルタをかけず、どこまでが安全で、どこからが危険か。何がわかっていて、何がわかっていないのか。人々を信じて判断材料を公開すべきだ。

2014年2月19日 (水)

ゲームは暇つぶしという客層

 チェーン店の牛丼を食べていたらひらめいた。これって、無料ゲームと同じじゃないか?
 その日なぜ牛丼を選んだのか、時間がないので早く出るものが良い、しかも安い、という判断。だが毎日通ったりはしない。高くても美味しいものを、という時ももちろんある。会食ともなれば、店の雰囲気やサービスにもこだわる。
 〈食べる〉ということ一つをとっても、一人の客の中に、時と場合に応じた様々なニーズがある。貧しいと選択肢は減ってしまうが…。

 ゲームもまた同じようなことが言えるのではないか。
 ゲームの中に、短い時間を無料で暇つぶししたい、というニーズに応えるものがあり、一方で、お金をかけてでも豪華に楽しみたい、というニーズに応えるものがあるのだ。

Himatubusi有名になったこの中坊の発言は正しかった。ゲームがバカにされた、などと感じて腹を立てる必要は全くなかったのだ。なぜなら、彼が語るのはそういう種類の限られたゲームのことだからだ。

 牛丼チェーンにハイレベルな接客を要求する客はいない。同様に、高級レストランに高いと文句を言う客もいない。常識がある人は、これらをひとくくりにはしないからである。
 実はゲームも同じであって、スマホ片手に無料ゲーム、というのと、大画面でPS4、というのでは、牛丼チェーンと高級レストランのように別種のものなのだ。ところが、ゲームは文化として未成熟なので、客の一部がこれらをひとくくりに認識してしまうからおかしくなる。無料のゲームに過剰な要求を突き付けたり、家庭用の大作に高すぎると文句を言ったりするのだ。
 昔はそのような区別などなかったが、ゲームが広がった結果、分化が起こり、作り手もユーザーもその扱いに困っているのかもしれない。

 ゲームを作りたければ、様々な分野で一流のサービスを体験するべし。これは、某社のプロデューサーの言葉だ。ゲームはユーザーへのサービスの塊であって、あらゆるサービスはそれを作るヒントになる、という意味だろう。また、良いサービスには相応の対価が必要、ということも身をもって知っておく必要がある。
 もともと、趣味の世界は平等ではない。古くからある趣味ほど、お金をかけたかどうかで大きく差がつくようになっているものだ。ゲームもまた、そういう領域に足を踏み入れたのかもしれない。
 私は新しいゲーム機を買う。選ばれたゲーマーでありたい、などという傲慢な理由ではなく、ゲームはそれだけ払う値打ちがある、と信じているからだ。安いものばかりを求め、結局満足に楽しめないというゲーム音痴とは、はっきり袂を分かっていたいものだ。できることなら永遠に。

2011年1月16日 (日)

タムリン21年目の真実 「エメラルドドラゴン」

angryこの記事はオヤジの思い出話が85%を占めるので、若い人は生暖かくスルーすることを推奨しますangry

 「エメラルドドラゴン」は、89年に発売されたRPG。人気が出たので、後にゲーム機にも移植されたが、誰が何と言おうとPC88版こそが元祖にしてオリジナルにして本物。異論は認めない。

Retro PC GAME MUSIC Streaming Radio:エメラルドドラゴン
(オープニング・エンディングが見られます)

 よくぞこんなサイトを作ってくださった。壮大なオープニングを見るだけで、当時の感動を思い出す。静止画と文字だけか、と思った頃にさっと割り込んでくる龍の影。モノトーンの絵から鮮やかな絵への場面転換。わずか数枚の絵で語られる幸せな日々。たまらんね。移植版の方がハード性能が高いはずなのに、なぜかこの空気が失われている気がする。

88ed で、このゲームの何がすごかったのかというと、アニメのようなストーリーとキャラクターでRPGができる、というのがそれはもうすごかったんである。
 ドラクエ、FF、イース。いずれ劣らぬ名作RPGであるが、当時はとにかくすべてがドット絵。イベントシーンもドットキャラの寸劇でまかなわれていた。
 そんな中、オープニングはもちろんのこと、イベントにも一枚絵やアニメを配し、普段もキャラの顔イラストがバンバン出まくる「エメラルドドラゴン」は、アニメに近づいた新しいRPGだったんである。
 この路線は、現在では「テイルズ」を筆頭に一大勢力を築いており、むしろスタンダードな演出方法となっている。

 さて、このゲームをプレイした人と話をすると、必ず話題に上るのが「タムリンレーザー」。本作のバトルは、見下ろし画面のタクティカルタイプだが、主人公のアトルシャン以外は操作できない。仲間はオートで行動するのだが、このAIがくせ者だった。ヒロインのタムリンは、基本的には回復役のポジションなのだが、終盤で強力な攻撃魔法を習得する。以降のタムリンは、戦闘シーンではレーザー砲台と化し、バッタバッタと敵を倒してくれるのはいいのだが、傷ついた仲間を見殺しにするので、ゲームオーバーの主な原因として悪名が高かった。
 そしてそれから21年、PCエンジン移植版スタッフの岩崎啓眞の口から、驚愕の真実が明かされる。

Colorful Pieces of Game:タムリンの秘密
こんなものはソースを見たことがある人間以外は知る由もない事実だが、実はPC版ではAIが覚えられる魔法は4つしかない。
そしてタムリンレーザー覚えるときに、ヒールを潰してタムリンレーザーを覚える。

なんと、「なかなか回復してくれない」と思ったら、そもそも回復を失っていたとは。当時から知っていたら、そのつもりで作戦を立ててプレイしたのに!(笑)

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