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2014年4月

2014年4月30日 (水)

クレイジークライマー狂想曲 その2

 「クレイジークライマー」をプレイしたい!
 しかしこの頃、小学生のお小遣いは学年×100円くらいが相場。50円の台でも10回くらいしかプレイできない。しかもアーケードゲームは、いつ撤去されるかわからない。
 ああ、ゲームが家にあって何度でもプレイできたなら! 家庭用ゲーム機が普及していない時代、子供たちの願いは切実だった。

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2014年4月29日 (火)

クレイジークライマー狂想曲 その1

 この春、PS4で「アーケードアーカイブス」が始動する。ハムスター社と日本一ソフトウェアがタッグを組み、クラシックなゲームを復刻していくらしい。その中に、「クレイジークライマー」がラインアップされていると知り、居ても立ってもいられず、これを記す。

Crazy 「クレイジークライマー」は、1980年にニチブツがリリースしたアーケードゲーム。ビル登りという他に類を見ない題材、2本のスティックを左手右手に見立てて行う操作など、独創性にあふれたゲームだ。
 このゲームに遭遇した私は、あまりに美しいグラフィック、壮大なスケールの舞台、緻密なゲーム性に圧倒され、すっかり虜になった。近所の商店の軒先に一台だけ置かれたこのゲーム機に、何時間もはりついて人のプレイを眺め続けたものだ。
 え、こんな程度のゲームで? と今の人なら言うだろう。だが、当時の他のゲームと比べてほしい。
 「スペースインベーダー」から発展した「ギャラクシアン」などのシューティングゲームは、背景が宇宙で真っ黒だった。このゲームのビルの美しさ、青空の鮮やかさは、強烈なインパクトがあったのだ。
 そして、「パックマン」など、固定画面のゲームが多かった中で、延々とスクロールするビルを登っていくこのゲームは、破格のスケールがあったのだ。ちょうど東京でサンシャイン60が完成し、高層ビルが話題になっていた時期。対する「クレイジークライマー」のビルは130階もある! すごい!
 「ドンキーコング」のプレイヤーであるマリオの歩きには、数パターンしか動画がない。ところが、左手右手が別々に操作される「クレイジークライマー」には多彩なポーズが発生し、それを利用した登り方、耐え方のテクニックが多数存在した。ただ登るだけなのになんという緻密さか。

 今では、ゲームの黎明期に出現したキワモノ、という扱いを受けることが多いゲームだが、子どもの頃の私にとっては、迷うことなく最高のゲームだったと断言できる。

2014年4月27日 (日)

アメイジング・スパイダーマン

 ハリウッドもよほどネタ切れが深刻なのか、リブート商法が大はやり。「バットマン」は「ダークナイト」になり、「スーパーマン」は「リターンズ」をなかったことにして「マン・オブ・スティール」になった。そして「スパイダーマン」は、「アメイジング」にリニューアルだ。
 同じネタを使うときには、確たる理由が必要だ。例えば、「トータル・リコール」や「ロボコップ」のリメイクには、数十年の時を経た映像技術の進歩がある。「ダークナイト」は、旧作と視点を変えた意欲的な作品だ。また、「マン・オブ・スティール」には、前作が失敗だったというリブートの理由がある。
 だが、「アメイジング・スパイダーマン」はどうだろうか。まず、再始動が早すぎる。前作の記憶がまだ新しく、映像もほとんど古びていない。何より、前シリーズは大ヒットした成功作である。監督が降りたからといっていちいちリブートしていたのでは、映画の世界は出涸らしになってしまう。
 なんというか、のり切れない映画だ。要所要所に、さすがと思わせるアクションがあるものの、全体としてはどうも物足りない。再びスパイダーマン誕生のエピソードからなので、まだヒーローとして脂がのっていないのだ。もっとワイヤーで飛びまくって、爽快な空中アクションを見せてほしい。また、中の人が顔を見せすぎるのも違和感がある。こういうヒーローは正体を隠して活躍するところが面白いと思うのだが、彼女やら敵やら警察やらに、えらく簡単にマスクの下を見られてしまう。主演俳優のイケメンぶりと、人としての恋愛を見せつけたいのだろうか。こちらとしては、そんなことよりクレーン作業員との間に見られるような、ヒーローらしい人間関係の方を見たいのだが。
 映画館で公開中の「2」は、予告を見る限り、戦いも派手でアクションが強化されているようなので、盛り返していただきたい。

展開の遅さ 8
飛翔の少なさ 7
結末の灰色さ 6
個人的総合 5

2014年4月15日 (火)

花沢健吾「アイアムアヒーロー」14巻

Iamahero14

 いつになく買いにくい表紙にとまどいながら購入。帯のコピーもわけがわかりません。
 箱根の温泉街へたどりついた英雄たち一行。表紙の通り、中休みとなるエピソードかと思いきや、ZQN(本作におけるゾンビのような敵)が大挙して襲来。場所に似合わぬ大バトルが繰り広げられます。
 英雄は銃を頼りに、ZQNの集団にたった一人立ち向かいますが、そこへ見たこともない化け物が出現。あっさり丸呑みされてしまいます。その決定的な瞬間の、英雄のセリフがすごい。

「はぁ…」

「ぎゃあ」と悲鳴を上げるでもなく、「このヤロー」と気合を入れるでもなく、気の抜けたようなため息です。実際、人がやられるときはこんなもんなのではないでしょうか。なんだか妙にリアリティが伝わって、感心してしまいました。

2014年4月13日 (日)

ストロベリー・ナイト

 TVドラマから映画に進出した「ストロベリー・ナイト」。女刑事・姫川玲子の活躍を描く。主演は竹内結子。
 TVドラマは、結構楽しんで観ていた。ドラマで刑事ものは数々あるが、班長ポジションの刑事が若い女性で、野郎どもをアゴでこき使っているのが何ともユニーク。それでいて人情ものやコメディに逃げず、残虐度の高い事件に敢然と挑んでいてかっこいい。

 映画版は、限られた時間で密度を高めるためか、姫川個人に焦点をグッと絞り込む。そのためか、姫川班の面々をはじめ、ドラマでのキャストがほぼ全員出演しているにも関わらず、驚くほど出番が少なくなっている。姫川が単独で動く場面ばかりで、チームワークで事件を解決してきたドラマを知るファンにとっては違和感のある展開だ。
 連続殺人事件の被害者が、いずれも暴力団の構成員だったため、ヤクザの跡目争いという背景が浮かび上がる。捜査の対象となったのはヤクザの若頭。大沢たかおが演じており、映画にふさわしい大物感がある敵役だ。ところがなんと、危うい魅力を持つこの男の前に、姫川がおちてしまう。
 長い間、一番の部下として姫川を見守り続けた菊田刑事が、突然出てきたよそ者にあっさり負けた形だ。これはドラマの視聴者にとっては不意打ち。姫川と菊田が、不器用な恋をどのように育むのか。そんなことに興味を持って観ていた人も多いはずだからだ。
 事件の真相を警察上層部が隠ぺいしており、姫川はそれに抗って窮地に立つ。だが上層部にも良心があって、結局真相は公表される。姫川がやり遂げたという達成感もなく、なんというか腰砕けである。その上、姫川班は解散して終わる。いやはや、「最後の事件」というキャッチフレーズがこういう意味だったとは。
 安易にハッピーエンドにしないハードさが持ち味とは言え、ドラマが作った枠組みを粉々にしてしまうというのは、TVドラマ由来の映画としてはいかがなものだろうか。ドラマが好きだった人には薦められない、妙な映画になってしまった。

菊田報われない度 10
全編どしゃ降り度  9
続編不可能度    8
個人的総合 4

2014年4月12日 (土)

「BRAVERY DEFAULT」のプレイ後アンケート

 スクウェア・エニックスメンバーズからメールが届いた。「BRAVERY DEFAULT for the sequel」のアンケートの案内である。
 「ブレイブリーデフォルト」の開発チームは、ユーザーの意見をよく聞くことで有名。そもそも、「フォーザ・シークウェル」自体が、前作をそうやって改善した結果のものなのだ。今回のアンケートも、来る続編「ブレイブリーセカンド」に向けたものなのだろう。
 質問は多岐にわたっていた。前作はプレイしたか。買ったのはパッケージ版かダウンロード版か。予約して買ったか。どこまでプレイしたか。面白かった章は。つまらなかった章は。どんなシリーズ展開を望むか。いずれもプレイ内容をリサーチするまっとうなアンケートだ。
 ところが終わり際に変な質問が。「あなたが買いたいグッズはどれですか?」

ぬいぐるみ:エアリー
ぬいぐるみ:ヴィクトリア
ぬいぐるみ:カプカプ
ぬいぐるみ:その他のキャラクター
衣類(Tシャツ、パーカー、ジャージ、ポロシャツなど)
キャラクターをイメージした下着セット
リュック、トートバッグ
帽子
Dの手帳をモチーフにした高級感のあるスマホケース
Dの手帳をモチーフにした高級感のあるタブレットカバー
Dの手帳をモチーフにした高級感のある3DSカバー
アスタリスクをモチーフにしたアクセサリー
アニエスのペンダント
イラスト付き抱き枕カバー:アニエス
イラスト付き抱き枕カバー:イデア
イラスト付きシーツ:ティズ
イラスト付きシーツ:リングアベル
イラスト付きイエスノーまくら
その他

 なんだこの選択肢は! ぬいぐるみは主役を差し置いてこの3つが有力なのか。下着セットってなんだ、ブラボービキニでも商品化するつもりか。Dの手帳をモチーフにした高級感のあるシリーズの繰り返しにもじわじわくる。イエスノーまくらに至ってはなんでこのゲームでやるのか意味不明だ。
 続編をまじめに作ろうとしているな、と好印象でアンケートに答え始めたのに、終わるころには次で何をやらかすか不安が募ってきた。

2014年4月10日 (木)

LEGO ムービー

 この春休み、ファミリー向け映画は「アナと雪の女王」が一人勝ちだが、ちょっとまってほしい。男の子がいるのなら「LEGOムービー」を候補に入れるべきだ。

 CGで描かれたレゴブロックの世界は圧巻。物語の序盤、実際に作ったら何百万個分になるかわからないレゴたちが生き生きと動いているのを見るだけで、お子様の目は釘付けになる事間違いなし。
 一方で、大人の観客を感嘆させるのが、細かいこだわりの数々。本来、CGだったら、レゴには不可能な動きも表現でき、変形も自在のはず。だが、本作はそのような場面を極力見せない。見せてくれるのは、実物のレゴのような傷や汚れ。そして、カクカク、チャカチャカとコマとびしまくるアクション。時折You-Tubeなどで見かける、レゴを使ったストップモーション映像のような味を盛り込んでおり、水、波、爆発などのエフェクトに至ってはアートの域に達している。
 物語も二重三重の仕掛けが施されており、次から次へと展開するハチャメチャなアクションはお子様でも楽しめるが、ギャグ一つをとっても、アメコミものを初めとした過去の映画のパロディが満載であり、家族で観に来たらお父さんが一番喜んでいる、という結果になることは想像に難くない。
 主人公のエメットは規則通りに暮らす平凡な青年。彼がある事件をきっかけに、「選ばれし者」として成長していく、王道のストーリーが展開する。これが他の映画だと、平凡と言いつつも有名な俳優が演じるので無駄にイケメンだったりするのだが、この映画ではレゴなので本当に規格通りのモブ。レゴを使ったことで明確になるテーマ性に舌を巻く。
 そして、この映画におけるヒーローとしての力は、レゴを組み立てる力に集約されており、エメットがマニュアル通りに組み立てることしかできないのに対し、マスタービルダーと呼ばれるレゴ界のヒーローたちはあっという間に何でも作ってしまう。マスタービルダーたちは初めエメットを見下すが、徐々にエメットの力を認め始める。レゴというおもちゃ自体が持つ、見本通りに作るという楽しみ方と、自由に作る楽しみ方とをきちんと物語に表現してあるのだ。そしてとどめに終盤のあの展開である。レゴのすべてを語りつくした、レゴファンを泣かせる物語に仕上がっており、レゴのビジュアルを借りて適当に作った映画などでは断じてない。
 私は子供の頃にレゴを卒業してしまったクチだが、あの宇宙飛行士は持っていた記憶があり、なつかしさで涙がちょちょ切れそうになった。テーマ曲の通り、レゴを愛する者にとっては「すべてはサイコー」な映画だ。

懐古度 9
男子力 9
レゴ愛 10
個人的総合 8

2014年4月 7日 (月)

角川文庫「なぞの転校生」を再読

 深夜ドラマ「なぞの転校生」が最終回を迎えた。はかなくも美しい結末に、これこそジュブナイル、と感心した。
 やがて、原作とどう違うのかが気になり始めた。そこで、書庫の奥から角川文庫をひっぱり出した。いつ買ったかも忘れていたが、帯に映画「探偵物語・時をかける少女」の広告が。1983年、なんとまあ30年以上も前である。

 再読してみて、驚いたことがいくつかあった。まず、作品の舞台が大阪だったこと。阿倍野、難波、上本町といった地名が出ており、広一の住む団地から通天閣が見える、という描写まである。何の根拠もなく、東京近郊というイメージを持っていたが、大阪のしかもコテコテの地域とは意外だった。なお、作中で関西弁は一言も使われない。
 次に、典夫たちが、この世界をD15世界と呼ぶこと。これにも驚いた。ドラマの最終回、他の宇宙から来た広一と名乗る人物は、D15世界から来た、と言った。彼は、モノリオが山沢典夫を名乗っていると知り、「それは(他の宇宙から来た)古い友人の名前です」と表情を崩す。つまり、この老けた広一は原作の広一であり、古い友人とは原作の典夫であることが暗示される。ドラマは、原作小説(NHKの旧ドラマ版でも可)の続編であり、パラレルな物語だったのだ。パラレルワールドの元祖とも言える作品のリメイクとして、これ以上の仕掛けがあろうか。
 読み終わり、最後にもう一つ驚きが待っていた。巻末に解説があり、眉村卓について書いてある。文末に記されるのは、解説者の名前。
 なんと、

 手塚治虫だった

2014年4月 5日 (土)

田中圭一が京都精華大の教員に!

 このことを知った私の反応。

Matamata

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2014年4月 1日 (火)

グランゼーラは今年も全力

 本日は4月1日。かつては、アイレムがゲーム業界一のエイプリルフールをやっていた日です。そして、後を継いだグランゼーラが、今年も全力です。

グランゼーラ公式

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 例によって、明日には元のサイトに戻っているはずですので、少し内容を説明しておきます。

 今回は、グランゼーラが再び報道サイトを立ち上げ、各地に恐竜が出現したという事件を刻々と伝える、というものになっています。冗談抜きに刻々であり、午後11時まで更新が続き、60を超える記事がアップされました。ムービー付きの記事もあり、スマホ用アプリまで配信されています。
 読み続けていると、事件が「恐竜ザウルス帝国」の侵略とわかるのですが、昨年やったキカイマシーン帝国の二番煎じです(笑) さらに読むと、昨年の続きということが判明するのですが、年一の連載とは気の長い話です。

 PS4への移行で、PS Homeのサービスが終了ムードの昨今、グランゼーラには目立った活躍の場がありません。まるでエイプリルフールが本業のようです。そろそろ、ゲームソフトの方で、グランゼーラの活躍を見たいです。

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