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2014年10月

2014年10月31日 (金)

ドラマ「素敵な選TAXI」はあなどれない

 お笑い芸人にそれほど詳しいわけではないが、バカリズムがお気に入りである。「トツギーノ」「都道府県を持つとしたら」あたりのネタは大好きだ。
 そのバカリズムが、連続ドラマの脚本を担当するということで期待していたのが、「素敵な選TAXI」。限られた舞台の中でギャグを交えつつ進めるスタイルは、コントそのまま。小賢しくもうっとうしい会話の応酬もいつも通り。バカリズムは、かつて「世にも奇妙な物語」の脚本を担当したことがあるので、ある意味予想通りの作品だ。長い話を書き慣れていないせいか、毎回本題に入るまでのフリが長いのが難点か。
 だが、予想の範囲に収まらない収穫もあった。このドラマでは、竹ノ内豊が演じるタクシー運転手、枝分(えだわかれ)が、お客の人生の分岐点に立ち会う様が描かれる。時間をさかのぼって分岐を選びなおす、という荒唐無稽なストーリーだ。毎回お客が変わる1話完結形式なのだが、役者の魅力をじっくり引き出す手腕にまず感心。
 次に、現在のテレビ番組では、録画視聴が増えているため、CMが飛ばされてしまうことがスポンサーにとっては問題なのだが、本作では、dボタン画面で分岐図が刻々と書かれ、リアルタイムの視聴者にお得感を与えているのが面白い。
 予算でなく、アイデアで勝負しているところが好ましく、今後の展開が楽しみなドラマだ。

2014年10月28日 (火)

ゾンビ・リミット

 "シッチェス映画祭"ファンタスティックセレクション2014の中の一本。こんなのだから、知名度もなく、上映館も上映回数も少ない。当ブログで最もマイナーな映画となることは間違いない。かく言う私も、友人に誘われて観たのであり、事前の知識など全くない。

 邦題から想像される内容と大いに隔たりがあり、良かったような悪かったような。以下は結末を含むネタバレなので一応隠すが、実際に観た人も、これから観る人もほとんどないだろう。

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2014年10月25日 (土)

あの日見た花の名前をボクはまだ知らない 「DRAG ON DRAGOON3」その4

 D分岐をクリア!

 最後ということで、ゼロの目的、花の秘密、妹たちの謎など、すべてが明かされる。プレイヤーの大半はストーリーに期待してここまでたどり着いていることと思うが、正直どうでもよくなってしまった。「最後の歌」が、すべてを持って行ってしまうからである。
 以下、その苦闘の記録。

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2014年10月20日 (月)

転職のご報告※

Shinobu_kudo_stage5s

 18コスト工藤忍、大当たりい~!

 申し遅れましたが、私、この夏、転職いたしました。※モバマスで。
 「アイドルマスター シンデレラガールズ」には、他のプレイヤーとチームを組む機能「プロダクション」があります。プレイ開始以来、1年以上にわたって某プロダクションに所属していたのですが、長い間にアクティブなメンバーが減り、2~3人のみが活動しているという寂しい状態になってしまいました。
 そこで、一念発起し、プロダクションをかわることにしました。
 転々とするのは性に合わないので、移籍先は慎重に探しました。変に強豪プロに入ってしまうと、ノルマやら規則やらで大変なことになります。私は無課金なので、まったりした所が良いのですが、かといって元のプロダクションより弱いところでは意味がありません。ここなら、という所を見つけ、無事に転職が完了しました。
 それ以来、ゲームが一変しました。今までは、プロダクションのレベルが低いために、弱い相手とばかり当たっていたのですが、今度のプロダクションはSランク。活発なメンバーが多く、団体戦では頼りになる反面、対戦相手も軒並み強くて、厳しい戦いが続きます。その分見返りも大きいので、無課金でもまだまだ強くなれそうな感じです。チャットでもスタンプが飛び交っており、メンバーが楽しんでいる様子が見て取れます。
 どうやら、この転職は成功だったようです。アニメの放送も近いですし、しっかり育てて新参者を迎え撃つことにしましょうか。

2014年10月18日 (土)

珍品堂さんのゲーム業界不定期報「さらば旧PC」

このコーナーは 最近気になったゲーム業界関連記事の報告です!

今回の言い訳

フォトアルバムこの形式は姫子さんのパクりですが、リスペクトの結果なので許して!

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2014年10月17日 (金)

あの日見た花の名前をボクはまだ知らない 「DRAG ON DRAGOON3」その3

Dod33 ABC分岐と異説をクリア。
 残るD分岐をプレイするためには、武器のコンプリートが条件。店の武器を買い占めるためには莫大な金額が必要であり、まともにプレイしていたら何日かかるかわからないため、ここは攻略サイトに頼る。アコールの依頼の「給料日」シリーズをやると良い、と書かれていたので挑戦するも、期待にはほど遠い収入。検索してプレイ動画を探し、真似してみたら見事にぼろ儲け。一方、宝箱に隠されている武器もあり、攻略サイトで調べて集めた。
 人より遅れてプレイすれば、バグはなおってるわ情報は出回っているわで、いい時代になったもんだ。自分で試行錯誤して苦しむべきだって? おまえはデカートか。

※以下、異説までのネタバレあり

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2014年10月14日 (火)

アバウト・タイム 愛おしい時間について

 あまり観たことのないタイプの傑作だ。題に倣って、まずはアバウトに冒頭を紹介する。
 主人公のティムは、イギリスの片田舎コーンウォールに暮らす21歳の青年。その風変わりな家族について紹介があった後、ティムは父に呼び出される。
「実はお前はタイムトラベルができる」
「マジでか」
 ティムはさっそく時をさかのぼって、年越しパーティーでの失敗をやり直す。
「ではルールを説明する。
過去に戻れるだけで未来へは行けない。
金儲けは考えない方がいい。爺さんはそれで不幸な人生を送った。
また、歴史を変えるようなことはできない。」
「親父は何をしたの」
「読みたい本を読みつくした。
さて、お前は何をする」
「彼女ほしい」
 ささやかだが至極真っ当な目標を立てて、ティムは過去へ旅立つ。

 本作はこのルールが重要。私は、10年さかのぼったら10年かけて戻っているのか、などと思ってしまったために、展開に違和感を覚えてしまったが、実際は、タイムトラベルの始点にはすぐ戻ってこられるという設定なので間違えないように。

(注意:以下ネタバレあり)

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2014年10月13日 (月)

あの日見た花の名前をボクはまだ知らない 「DRAG ON DRAGOON3」その2

Dod32 奇をてらったストーリーばかりが取りざたされるこのゲームだが、ここで、アクションゲームとしての出来に着目してみたい。と言うのも、「Nier」を開発したキャビアがAQインタラクティブ(現マーベラス)に吸収されたせいか、本作の開発会社がアクセスゲームズになっているからだ。

●ゲーム的操作感
 海外のリアルなゲームでは、キャラクターが滑らかに動く代わりに、操作への機敏な反応が損なわれていることがよくあった。一方本作は、和製アクションならではの反応重視の動きで、スピード感がある。この辺は「戦国BASARA」シリーズを手掛けたアクセスゲームズらしい。

●割り切った敵AI
 3Dアクションでは、ザコが攻め寄せてくる際、死角となる背後から攻撃されるとうっとうしい。本作のザコは、プレイヤーの前へ回り込んでくれるため、そのストレスが軽減されている。
 一方、大型の敵は、強力な攻撃を持っているので、迂闊に食らうとゲームオーバー。かわして、側面や背後から連打を叩きこむ攻防がアクセントになっている。

●ウタウタイモード
 ゲージをためて発動する必殺技(上の画像)。強力なだけでなく、非常に親切な設計だ。発動後、自分で解除できるのである。これにより、無駄なくこまめにゲージを活用することができる。

●アイテム回収
 敵を倒したり木箱を壊したりすることでアイテムが出現する。これを、普通に体で取りに行っていたのだが、判定が小さめで取りにくい。実は、武器による攻撃判定でもアイテムを取れる仕様なので、攻撃範囲の広い戦輪などを使うと、一気に回収できる。サブミッションの「アコールの依頼」では必須のテクニックだ。もっと早く気づいていれば…

●ドラゴン騎乗
 ドラゴンに乗るステージは、本来なら見せ場となるべき所だが、残念なことにゲームとしては今一つ面白くない。「エースコンバット」シリーズを手掛けていたアクセスゲームズなので、ここはもう少しがんばってほしかった。

2014年10月 5日 (日)

あの日見た花の名前をボクはまだ知らない 「DRAG ON DRAGOON3」その1

Dod31

 「Nier」のヨコオタロウが手掛ける新作、ということで購入。
 思わせぶりなオープニングに、よし期待通りだな、とプレイし始めたらあれれれれ。「Nier」が直球の中二病で
ダークなシナリオに向き合っていたのに対し、「DOD3」は、かなりひねくれていて悪乗り感覚だ。

 原因の大部分は使徒にある。
 使徒とは、ウタウタイにつき従うパートナー。主人公のゼロは、ウタウタイである妹たちを倒すたびに、使徒を奪って配下に加える。ゲーム的には、アクションパートの道中のお供となるキャラクターだ。ところが、これがクソの役にも立たない。まずAIがひどい。敵を攻撃してくれるのだが、ダメージがほぼ0。足止め程度の効果しかなく、結局自分で倒さねばならない。敵の攻撃をよけないが、そもそも使徒には体力の概念もないらしく、無限にやられ続けるのみである。これでは、使徒編成も意味がない。武器の違う使徒が4人いるのに、どの組み合わせを選んだところで同じである。
 このように、いかにも不出来な感じなのだが、反面、非常に作りこまれている部分がある。道中、使徒がとにかくよくしゃべるのだ。これは近年の名作ゲームに倣った作り方といえる。「アンチャーテッド」や、「Last of Us」では、AIのパートナーがしゃべることで、デモパートとゲームパートとの境を目立たなくし、スムーズに物語を体験させていた。
 ところが本作の使徒どもときたら、せっかく大量のセリフがあるのに、なんにもまともなことをしゃべらねぇ。飛び交うのは下ネタに愚痴に雑談。ついでに、どの組み合わせでも会話のバリエーションは変わらないらしく、ここでも使徒編成は意味がないのだった。

 無意味な会話を聞きながら、私は、どこかでこんなやり取りを聞いたことがあるぞ、と思っていた。そして思い出した。これ、DQN高校生の下校風景だわ。使徒どもは、ファンタジーの殻をかぶった高校生だったのだ。いったん気が付くと、ゼロ様までセーラー服のスケ番に見えてきておかしい。

2014年10月 1日 (水)

STAND BY ME ドラえもん

 予想外に人気が出て、長期の公開となったこの映画を、先日ようやく観てきた。
 不思議な感覚だ。
 CGになって、お馴染みのアニメとは別物、という感覚が強く打ち出されているのだが、声はいつものメンバーであり、物語に至っては原作に完全準拠。見たことのない映像なのに、話は全部知ってる、という妙な体験を味わった。
 短編だった元のエピソードを巧みにつないであり、テンポよくオチがついて楽しい。ジャイアンやスネ夫が悪役を全うしていて、毎年の長編映画のように善人化していないのにも好感。ギャグがあって感動もある、という本来の面白さが保たれている。「ドラ泣き」などといって無暗に感動を売りにする必要はない。言われなくても充分泣けるのである。
 また、3D対応ということで、飛行シーンなど無理にアクションを足しているが、日常を本分とするこの作品では、やはり余分という印象だ。映画版ドラえもんのCG化なら、見せ場はたくさんあっただろうが…。
 フルCGだとばかり思っていたのだが、野比家など、背景はミニチュア模型なのだそうだ。よく出来ているじゃないか。今後の展開として、キャラや舞台を再利用して、テレビアニメをどんどんリメイクしていってはどうか、と思った。
 のび太の結婚前夜、出木杉が酒を飲んでしずちゃんへの未練を口に出すシーンが秀逸。完璧すぎた子供から、人間味のあるいい男になったんだな、と感慨深い。

映像美 8
道具再現度 9
続編可能性 2
個人的総合 8

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