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2015年1月

2015年1月31日 (土)

ゴーン・ガール

 公開終了間際の映画館は満席。リピーターばかりかと思いきや、この映画がすごいらしい、という評判を聞いてから来た初見組も多い模様。かくいう私もそんな一人。

 ニックは、結婚5年を迎えた夫。その日家に帰ると、妻のエイミーがいない。捜索するうちに、身に覚えのない証拠が次々に見つかり、ニックに妻殺しの疑いがかかる。物語は、事件を様々な時間、視点から追っていく。
 緊迫感あふれるミステリーだな、と思って観ていると、やがて真相が明かされる。なるほどそういうことか。ところがそこで映画が終わらない。以降の展開に息を飲み、エンドロールが流れると盛大にため息をついた。なんということだ。こっち見んな。それまで知らなかった、ロザムンド・パイクという女優の名が私に強く刻まれた。
 デヴィッド・フィンチャー監督という時点で、油断してはならなかったのだ。「セブン」のサイコ野郎なら、日常と切り離すことは容易だ。だが、これはヤバすぎる。

 観客の中には、カップルが多くいた。私の隣の人などは、式の相談をしていたので、おそらく婚約していたのだろう。わざわざこんな映画を選ぶとは、単なる無知か、それとも勇者か。たとえレンタルであっても、一人もしくは同性の友人と観ることを強くお勧めする。

人間不信度 9
夫の株 1
少子化度 10
個人的総合 8

2015年1月28日 (水)

「プレイヤーがじゃぶじゃぶ課金したくなるような説明」

 おい見ろよ! このゲーム作った奴は紛れもないクズだぜ!

Jabujabusama

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2015年1月22日 (木)

すべて妖怪のせい

 先日、地元の寺で毎年恒例の大祭が開かれました。参道は、様々な屋台でにぎわいました。
 さて、それらの中に、輪投げ、玉入れ、射的、コリントゲームなど、景品が出る屋台があります。いずれも古風な遊びですが、景品は時代を反映してゲーム機やゲームソフトになっており、さすが生き残っているだけのことはある、と感心します。
 今年は、それらの屋台に異変あり。屋台のデザインがことごとくジバニャンになり、景品も妖怪メダルになっているではありませんか。流行るとはこういうことか、と驚くとともに、どこで仕入れるのだか、屋台の商魂にも圧倒されます。
 今週のファミ通では、毎年恒例の昨年売れたゲームベスト100が発表されていますが、ベスト10のうち3つを「妖怪ウォッチ」が占めます。これもすごい。すべて妖怪のせいだよ。

2015年1月18日 (日)

「アイドルマスター シンデレラガールズ」第2話

 ゲームを知らない視聴者に配慮すると思ったか? あれは嘘だ。

 圧巻の30分。1話から一転して、ゲームの世界観を全力で駆け抜けた。

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・プロジェクトのメンバーをはじめ、多数のアイドルが一気に登場。
・事務のちひろさんが、ゲームでおなじみのエナドリを無料で配布。
・ベテラントレーナーさんによるレッスン風景。
・渋谷凜、「アイドル多すぎない?」と本質的な問題を口にする。
・最初の仕事は写真撮影。ゲーム内のカードと同じポーズをきめる。

 特に面白かったのは、三人が346プロの中を見て回るシーン。エステルームやカフェテラスまである。豪華ということを見せたいのなら、もっとほかのものがあるだろう、と思った人もいるかもしれない。だが、これはゲーム内でプロダクションに置くことができる高額な設備なので、正しいのだ。
 元の「アイドルマスター」の事務所である765プロは、雑居ビルの1フロアという弱小プロだった。ところが、346プロは、シンデレラにちなんで、城のような威容を誇っている。重課金プレイヤーは、「俺たちの金でこんな城が建ったか」などと感慨にふけっているようだが、なんという斬新な楽しみ方だろうか。

 最後に一言。諸星きらりのでかさを話題にするうちは素人。

2015年1月17日 (土)

ベイマックス

 大変良かったのだが、センスの良いCGのことも、ハートフルな話かと思わせてアクション満載のヒーローものという意外性も、みんなどこかで書かれてしまった。
 だが、タダシは言った。「視点を変えるんだ」と。
 そこで、ここでは、シナリオ構成について書くことにしよう。
 「ベイマックス」の構成は、シナリオの授業で使いたいくらい基本に忠実である。型どおりでつまらないシナリオなどいくらでもあるが、型どおりでなお面白いのだから完璧だ。

※以下に結末までのネタバレを含むため注意!

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2015年1月12日 (月)

「アイドルマスター シンデレラガールズ」第1話

 大ヒットソーシャルゲームのアニメがついに放送開始。プレイヤーの一人だが、恐る恐る録画した。まず、女の子がキャッキャウフフしてるだけのアニメになったら目も当てられん。かと言って、チャラいプロデューサーが主役のハーレムものになるのも嫌だ。
 ところが実際に観てびっくり。

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地味で無口で強面のオッサン。誰も想像しなかった、不審者一歩手前のプロデューサーがそこにいた。これは面白い。アイドルよりこいつの行く末が気になってしまう。
 第1話は、島村卯月と渋谷凜だけを丁寧に描き、ゲームを知らない視聴者に配慮。これがドラマだ、と言わんばかりの直球のストーリーが展開した。
 メンバーがそろわないので、卯月は毎日、「今日は何をしたら?」「レッスンをお願いします」というやり取りを繰り返す。これが、ゲームで淡々と「お仕事」ボタンを押し続けるのを、再現しつつ批判しているように感じた(笑)
 意外に骨のある内容になりそうで、今後に期待が高まった。

2015年1月11日 (日)

「サイコブレイク」は意外にオールドスタイル その5

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 年末でどうにかクリアできたが、いや~、死んだ死んだ。
 謎を残す終わり方なので、プレイ後はストーリー考察が盛り上がっているようだが、それについてはよそに任せる。ここでは、ゲーム面についてまとめておきたい。

 やり始めは、「Last of US」に似てるかな、と思った。ゾンビのような敵が出てくるホラーの題材、廃墟が多いステージの外観、ステルスとシューティングを軸としたシステム、など共通点が多いからだ。だが、クリアしてみると、目指すものが全く違うと気づいた。
 「Last of US」は、映画志向の強いゲームだ。一貫したストーリーを効果的に伝えるために、ステージが作られ、ゲームが使われている。結末付近、キリンが出てくる場面を思い出してほしい。抒情があり、美しい。ストーリー上では欠かすことのできない名シーンだ。しかし、そこでプレイヤーがすることは歩くことだけであり、ゲーム性は封印されている。
 一方、「サイコブレイク」では、ストーリーは味付け程度の意味しかなく、ゲームが主眼となっている。歩いて眺めるだけの場面など数えるほどしかなく、ほとんどが死と隣り合わせの戦闘だ。面クリア型のパズルのように、シーンは断片化されており、精神世界という設定が都合よく使われる。敵や背景こそ同じようなものが繰り返し出てくるが、ゲームの攻略・駆け引きに繰り返しはほとんどなく、アイデアの限りが尽くされている。何度も挑戦し、アイテムや罠がそこにある意味を知ったとき、不可能とも思われたステージにクリアへの光明が差す。まさに作者との知恵比べである。
 ゲームとしての緻密さでは近年まれにみる意欲作だ。しかし、ホラーということで雰囲気を主に味わいたい、というユーザーがかなりいたはずで、そんなユーザーに対しては、この厳しさは明らかにミスマッチだった。本気でゲームをしたいプレイヤーのみにお勧めしたい。

2015年1月 6日 (火)

インターステラー

 仕事が始まったら、長い映画をゆったり楽しんでなどいられない。そこで、学校が冬休みのうちに観ることにした。平日朝イチに行ったら、なんと観客10人以下。作中の宇宙飛行士のような寂しさだったが、宇宙と映画館の暗闇がシンクロして没入感が素晴らしい。
 それにしても、ゲームが3時間で終わると「短すぎる」と文句が出るが、映画が3時間だと超大作と言われる。理不尽だ。
 観終わって拍手喝采。これは、「2001年宇宙の旅」を現代にリブートした野心作だ。

●リアルな世界観
 主人公のクーパーは、元は宇宙飛行士だったが、現在は農場で働いている。気候が悪化して食糧危機に陥り、人々は宇宙開発どころではなくなったのだ。
 昔のSF作品では、宇宙開発は無邪気に賞賛されていた。米ソが宇宙開発によって科学力を誇示しあっていたような時代ならそれでよかった。だが、現在は人々の興味は経済のみに向いて、宇宙には向かわない。そういう時代の空気を、作品の中にうまく取り込んでいると感じた。

※以下にネタバレを含むので、未見の方は注意

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2015年1月 2日 (金)

光の書と影の書 「レジェンドパソコンゲーム80年代記」

 年末に出た、「レジェンドパソコンゲーム80年代記」を読了。平成生まれのゲーマーなどお断り、昔ゲームをやっていたオッサンを全力で釣りに来ている本だ。

 80年代、パソコンゲームはかなり特殊な市場を形成していた。Windowsのような共通プラットフォームがなく、各社がまちまちな性能のPCを発売しており、遊びたいゲームが自分のPCに来るかどうかが大問題となった。
 本書の素晴らしい点として、当時の雑誌の写真が多数載っていることが挙げられる。PCが欲しくてたまらなかった私にとって、ハードの広告ページは、特に思い入れも強く懐かしい。惜しむらくは、全ページがモノクロなこと。貴重な資料だからこそカラーで見たかった。

 全体としては、ゲームリスト → 時代背景の解説 → 代表的なゲームの紹介 というオーソドックスな構成。記述は短く、当時のゲーマーをうならせるような新情報が載っているわけでもない。
 では、このような本にどんな意義があるのか、と言えば、存在を忘れていたものを思い出させてくれる、ということに尽きる。何しろ、最初に紹介されるのが「タイムシークレット」。お~、あったあったボンドソフト。完全に忘れてたわ。ネットで探せば、いくらでも深い情報が見つかる昨今だが、それでも、検索ワードがなければどこにもたどり着けはしない。こういう本をきっかけにして、レトロゲームのサイトをたどってみるのはどうだろうか。かなりの確率で当ブログが含まれそうな気もするが(笑)

 この本が喚起するのは、以上のように、思い出の「光」の部分。だが、光あるところに影あり、だ。

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2015年1月 1日 (木)

2015年

 謹賀新年。
 さてさて、今年の干支は羊ですが、羊と聞いて真っ先に思い出したのがこれ。

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 ひつじ執事です。docomoのアプリのキャラですね。スマホを買ったときに入ってまして、しばらく画面上をうろうろしてたのですが、邪魔だったんで非表示にしちゃいました。かわいそうなので、今年は復活してもらおうかな。
 それでは、本年もよろしくお願いいたします。

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