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2015年4月

2015年4月28日 (火)

「サイレントヒルズ」開発中止。どうする小島監督?

ゲーム攻略のまるはし:

 小島プロダクション解散の報からひと月、コナミが次の一手を打ってきた。開発中止はがっかりだが、それ以上に、情報が伝わるまでの流れが胸糞悪い。経緯は以下の通り。

①「P.T.」の配信終了がアナウンスされる
 「P.T.」は、昨夏に無料配信された短編ホラーゲームで、謎に満ちた内容と鮮烈な恐怖で話題になった。クリアすると、「小島秀夫」「ギレルモ・デル・トロ」「ノーマン・リーダス」「サイレントヒルズ」のテロップが出る。小島プロダクションによる「サイレントヒル」の新作が開発中、という手の込んだ予告だった。有名映画監督や俳優とのコラボレーションは、大いに期待を集めた。
 ところが、そのゲームが突然配信終了となった。解散した小島プロダクションの名が入っていたのがまずかったのだろうか。だが、広告のためのゲームなのだから、発売直前までは配信し続けたほうがいいに決まっている。ユーザーは不穏な空気を感じ取った。
 ↓
デル・トロ監督が開発中止を示唆
 一方、サンフランシスコ映画祭に出席していたギレルモ・デル・トロは、記者のインタビューに答えて、このプロジェクトがキャンセルになったことを明らかにした。
 ↓
③ノーマン・リーダスがtwitterでユーザーへの謝罪コメント
 「本当に楽しみにしてたからマジでがっかりだよ。再開するのを願ってる。みんなすまない。」
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④コナミから公式発表
 発表したくなかったのに、情報が漏れて騒然となってしまったので、渋々認めたような形に。ここで腹立たしいのは、この発表は海外の情報サイトの取材に答えたもので、日本語での公式発表はいまだに全くないこと。国内ファンを軽んじているように思えてならない。

 今回のことで、コナミは本当にコンシューマ部門を縮小するのだな、と実感した。小島秀夫は、役職を失い、チームを失い、プロジェクトをも失ったことになる。いや、実は順序は逆で、小島が辞めることになったので、これらの事態が引き起こされたのかもしれない。何にせよ、世界に通用する数少ないゲームが開発中止になったことは事実であり、残念としか言いようがない。

2015年4月27日 (月)

「龍が如く0」その5 テルテルぼうや日記

 歓楽街を舞台にした「龍が如く」シリーズでは、怪しいお店の数々がゲーム化されてプレイヤーを迎える。キャバクラ、ショーパブ、マッサージ店、個室ビデオなどである。
 今回はバブル期が舞台ということで、ついにテレクラが登場したのだが…

 なんてこった、クソゲーだ。

Ryu005

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2015年4月25日 (土)

この〈もんだいガール〉に注目!

 いよいよ公開が始まった実写版「シンデレラ」。吹替えを担当したということで、「ファミ通」に高畑充希のインタビューが載った。はて、どこで見た人だっけ。

 思い出した。昨期のドラマ「問題のあるレストラン」に出ていた〈きらきら巻髪量産型女子〉ちゃんだ。

Mituki

 このドラマでは、男社会からはみ出した女性たちがレストランを作って一旗揚げるのだが、高畑演じる藍里のキャラは強烈だった。男を手玉に取って上手に泳いでいると見せかけて、実際は他の誰よりも病んでいた。

 えっ?みなさん何で水着着ないんですか?私いっつも水着着てますよ。お尻触られても全然何にも言わないですよ。「お尻触られても何にも感じない教習所」卒業したんで。その服男ウケ悪いよって言われても「あーすみません気を付けまーす」って返せる教習所も卒業したんで。痩せろーとかやらせろーとか言われても笑ってごまかせる教習所も出ました。免許証、お財布にパンパン入ってます。痴漢されたらスカート履いてる方が悪いんです。好きじゃない男の人に食事に誘われて断るのは偉そうな勘違い女なんでダメです。セクハラされたら先方はぬくもりが欲しかっただけなので許しましょう!悪気はないのでこっちはスルーして受け入れるのが正解です!
 どうしてしずかちゃんはいつもダメな男と偉そうな金持ちの男と暴力振るう男とばかり仲良くしてるのかわかりますか?どうしていつもお風呂場覗かれてもすぐに機嫌治すかわかりますか?どうして女友達がいないかわかりますか?彼女も免許証いっぱい持ってるんだと思います。じょうずに強く生きている女っていうのは気にせず許して受け入れて…

こんなセリフをハイテンションのキンキン声でまくし立てるのだから圧巻だ。
 インタビュー記事で高畑は、子供のころセーラージュピターが好きだったと答えている。実は、「問題のあるレストラン」の中で、藍里もそのような設定だった。あのドラマのシナリオ、高畑へのあて書きだったのか。同じくドラマ中で、由美もまたジュピターを選ばざるをえなかった女子として設定されているが、演じる二階堂ふみはどうなのか気になってきた。

2015年4月21日 (火)

「龍が如く0」その4 キャバクラ繁盛記

 一方、大阪の真島。こちらの巨大ミニゲーム(矛盾)は、題して「蒼天堀水商売アイランド」。ファイブスターと呼ばれる5つのキャバクラ店と対決し、シェアを奪い取っていくシミュレーションゲームだ。
 「龍が如く」シリーズでは、毎回必ずキャバクラが登場していた。主に、客としてキャパ嬢を攻略するゲームだった。また、「キャバつく」と呼ばれるミニゲームもあったが、それは、一人のキャバ嬢をカスタマイズして売り上げをUPさせていく、というものだった。
 「水商売アイランド」は、それらとは比較にならない超本格経営シミュレーションだ。ゲームの面白さ、ストーリーの展開ともに間違いなく過去最高のデキであり、本編に戻るのを忘れるプレイヤーが続出しそうな逸品だ。

Ryu004

 ゲームの流れはこうだ。次々に客が訪れて席に着くので、好みに合ったキャバ嬢をあてがう。裕福な客ほど好みがうるさい。合わないとトラブルのもとになるので、途中で嬢をチェンジするなどして対処する。また、時々キャバ嬢から呼ばれるので、サインを読み取って対応する。「グラスがほしい」「灰皿交換」「メニュー持ってきて」「おしぼり下さい」などのハンドサインなのだが、どうやら業界で実際に使われるものらしい。はじめのうちは説明が表示されるのを待つことになるが、じきに憶えて即答できるようになり、有能感はんぱない(笑) 営業がうまくいき、ゲージがたまれば、フィーバータイムに突入、売り上げが加速する。制限時間が来れば、一営業日が終了である。
 店のキャバ嬢は、「水商売アイランド」のストーリー進行によって増えるほか、サブストーリーの登場人物を起用したり、街頭でスカウトしたりする。キャバ嬢は使い続けることでレベルが上がり育つが、疲労すると力が発揮できないので、出勤のローテーションも考える必要がある。
 漫然と営業を繰り返すのではなく、要所でキャバクラバトルと称する他店との競争がはさまる。これがボス戦のようなもので、いいアクセントになっている。

 非常にやりごたえがあって楽しいのだが、ふと、ひっかかりを感じた。リアルタイムに状況を俯瞰しつつ、要所で各席のイベントに対応していくこのテンポ、どこかでプレイしたことがあるような気がする。

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2015年4月16日 (木)

今こそトライエースを応援しよう

 良いニュースと悪いニュース、どっちを先に聞きたい?

 トライエースは、「スターオーシャン」や「ヴァルキリープロファイル」を開発した、RPGファンなら忘れてはならない開発会社だ。
 まず悪いニュース。3月に、トライエースがネプロジャパンに買収され子会社になった。ネプロジャパンはモバイルゲームの会社であることから、トライエースもついにコンシューマから離れるのか、とファンを落胆させた。
 ところが良いニュース。本日発売のファミ通で、「スターオーシャン5」が発表された。開発はもちろんトライエースで、RPGを作り続けてくれていたのだ、良かった! 記事を読むと、スクウェア・エニックスでかつて「スターオーシャン」の広報を担当した人が、続編を実現するために、異動を願い出てプロデューサーとなり、「5」の開発をスタートさせたのだとか。熱意だけを盾に時代の流れに逆らっていく、こういう制作者がいるうちはゲーム業界も捨てたもんじゃない、と思う。
 しかし、「5」がもし売れなければ、モバイルゲームの会社の子会社であるトライエースは、次のRPGを作れなくなるかもしれない。今こそRPGのファンが試されるとき。しっかり応援して盛り上げ、また、実際にプレイして、和製RPGを今後につなげていきたいものである。

2015年4月12日 (日)

「アイドルマスター シンデレラガールズ」第13話

 3か月後に続きが控えているが、一応最終回。
 アイドルフェス当日の話で、盛り上がって終わる算段。しかし、細かいところで予想を超えてくる見事な筋運びだった。
 トラブルにより、美波の代役をつとめる蘭子。コミュ障だった彼女が、前回で学んだチームワークをいかんなく発揮。また、雨で中断後のがらがらのステージでめげない、成長したニュージェネレーションズ。未央はリーダーとして本物になった。そして、冒頭でオープニングが省かれたので、フェスの最後に歌うかと思いきや、まさかの新曲披露。
 絵的には、ライブの場面で、静止画で済まされている曲目があり、そこも動いてほしかったが、テレビアニメにそこまで求めるのは酷というものだろう。

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 ライブ後の余韻がまた素晴らしい。素足になっているのは、シンデレラの魔法の時間が終わったことを示している。夢みたいに綺麗で泣けちゃうひと時だ。
 元のゲームは、カードバトルゲームだ。ゆえに、一目で区別できるキャラが要求され、とんがったキャラクターが多数作られた。それをアニメ化するとなれば、もっとふざけた物語になっても全く不思議はなかったが、それだったら私は見なかった。茶化さずに筋を通してくれたスタッフに感謝。一話として無駄な話を入れなかった、シリーズ構成の見事さも賞賛に値する。
 これほどのものを、続けて作れるのかどうかだけが、残された不安だ。

2015年4月10日 (金)

「龍が如く0」その3 成金日記

 舞台は再び神室町。ここで、恒例の巨大ミニゲーム(矛盾)が始まった。

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 それにしても↑見事なドヤ顔である。「神室町マネーアイランド」は、桐生が実業家として、企業を買収、経営していくシミュレーションゲームだ。ファイブビリオネアと呼ばれる5人の大金持ちを相手に、マネーゲーム対決が繰り広げられる。
 桐生は、社長として各企業に投資。その際、有能なアドバイザーがいると効果が大きい。次に、エリアごとにマネージャーとガードマンを派遣。あとはブラウザゲームのように時間が経つのを待ち、利益を回収する。
 アドバイザー、マネージャー、ガードマン達は、クリアしたサブストーリーの登場人物がやってくれる。その結果、アドバイザーがマゾおじさん、マネージャーがブルセラ少女、ガードマンが個室ビデオの常連など、カオスなことこの上ない
 何より驚くのが、ここでの上がりが、マネーアイランド内限定の資金ではなく、直に自分の懐に入ってしまうこと。結果、何億ものお金を平然と持ち歩くことも可能。実際には、スキルを鍛えるのにこれまた何億もかかるので、ゲームバランスとしてはおかしくないのだが、金銭感覚は完全に狂ってくる。バブル期を再現したゲームとのふれこみだが、それどころではない所へ行き着いてしまっているのが何ともおかしい。
 20そこそこでこんなことを体験してしまったら、チンケなヤクザなどやっていられないのではないだろうか。一作目に歴史がつながらなくなってしまうぞ。

2015年4月 6日 (月)

「アイドルマスター シンデレラガールズ」第12話

 分割2クールとのことで、次回でしばしお別れ。
 この回は、アイドル合同フェスに向けて、合宿が行われる話。プロデューサー不在の間、新田美波がまとめ役を任される。
 美波が活躍したことは間違いないが、見逃してはいけないのが未央だ。未央は、第6話のライブでのことを後悔しており、次こそは、と意気込んでいる。その結果、まわりに練習を急かすなど、行動が空回りしてしまっている。メンバーは練習に行き詰るが、美波が機転を効かせてミニ運動会のようなイベントを行い、皆を結束させる。これに気づきを得た未央は、美波をシンデレラプロジェクトのリーダーに推す。メンバーの意識の成長を、未央が代表した形になっているのだ。
 夏の合宿というおいしい状況にも関わらず、水着も浴衣も入浴シーンも一切出てこない。クライマックスを控え、無駄なものを描いている暇などないのだろう。近頃のアニメには珍しい、力強く清々しい仕上がりとなった。

Imas12 以下は余談。リレーの場面で、アイドルたちはバトン代わりにエナドリを持って走る。ゲームでは以前から、期間限定イベントに回復アイテム(課金)をつぎこんで強引に進めることを、「走る」と言い習わす。アニメだけの視聴者にとっては、楽しいだけの場面だが、ゲームのユーザーにとっては禍々しい絵に見えてしまうな(笑)

2015年4月 5日 (日)

「アイドルマスター シンデレラガールズ」第9話

 ううむ、すごい。このアニメ、「妖怪ウォッチ」とは違う路線で、メディアミックスの完成形を見せつける。

 ゲームでアイドルが登場し、そのアイドルの歌が発売され、声優によるライブが開催される。これが、「アイドルマスター」が今まで行ってきたメディアミックスだ。
 「シンデレラガールズ」でも、同様のメディアミックスが展開されていたが、そこには大きな穴があった。ゲーム機の「アイドルマスター」では、CGのアイドルが歌い踊るライブが、ゲームのハイライトとしてあった。ところが、「シンデレラガールズ」はカード集めのソーシャルゲームであり、ゲーム中で歌も踊りも描かれていなかったのだ。これでは、よほどのファンでない限り、CDが欲しいと思わせるのは難しい。

 その欠けていたピースを、アニメががっちり埋めた。
 8話以降、前半の主役をつとめていた3人のアイドルは背景に引っ込む。代わりに、毎回新しいユニットが結成されてデビューし、それにまつわるエピソードが描かれる。中ほどで、発売済みの曲が挿入歌として使われ、エンディングでは新曲が披露される。間髪入れず、CMでCDの発売が告知される。
 毎週が新ユニット・新曲のプロモーションのようなものだが、アニメの内容自体ががんばって売れようとするアイドルの話なので不快感はなく、むしろ買って応援してあげられるのが喜び、と思わされる仕組みになっている。

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2015年4月 1日 (水)

グランゼーラ、今年は本業に注力?

 本日は4月1日。かつては、アイレムがゲーム業界一のエイプリルフールをやっていた日です。その後を継いだグランゼーラが、なんと直前になってイベントの中止を発表。

エイプリルフールイベント2015 中止のお知らせ

 がっかりです!
 しかしながら、去年までとは状況が違います。グランゼーラは、昨年12月に「絶体絶命都市」シリーズの版権を正式に取得、今年2月には「絶体絶命都市1、2」をPS2アーカイブで配信しました。現在は、発売中止に終わった「絶体絶命都市4」を復活させるべく、開発を進めているところなのです。
 本業が忙しいとなれば、今までのような全力のエイプリルフールイベントができなくなっても仕方ありません。「諸事情」による中止、という文言が気になりますが、温かく見守っていきたいと思います。まさか、ドイツの飛行機事故に考慮した自粛ではないでしょうね?

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