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2015年5月17日 (日)

デル・トロ監督から熱いエール。どうする小島監督?

 「サイレントヒルズ」開発中止について、再びデル・トロ監督がコメントを発表した。

Game*Spark:デル・トロ監督が『Silent Hills』への思いを明かす―小島監督には「世界が終わってもついていける」

デル・トロほんまええ奴。クリエイターの苦境を知るのは、やはりクリエイターということか。どうせなら、小島を呼んで映画の一本でも作ってしまえ。
 一方のコナミであるが、いつまで経っても国内向けの公式発表をしない。

コナミ:サイレントヒルシリーズポータルサイト

「新作の予定なんかなかった」と言わんばかりのだんまりぶり。もともと小島プロダクションのサイト(現在は抹消)のみで情報があり、こちらには何もないという歪な形だった。確執はすでに長かったのかもしれない。
 そして、小島プロダクションの解散以来、コナミが何かするたびにユーザーの反感を買う形になり、会社としての対応のまずさが目立つ結果になっている。

日経トレンディネット:KONAMIの新しいリーダーが目指すもの――「創る力」「磨く力」「届ける力」で進化し続ける組織へ

 まずこのインタビューである。モバイルと課金のことばかり言っている、と不評なのだが、実はこの中で、現在の動きがきちんと説明されている。

また、マネジメント(管理)とクリエイティブ(制作)も明確に分けていきます。これまでは、クリエイターが組織運営なども含めて幅広くカバーしてきました。1つの開発を深く掘り下げていくという点では、非常に強みがある考え方なのですが、まったく違うトレンドが出てきた際にその強みを生かしきれない、対応しきれない、という面がありました。これはIPをゲーム以外へ広げていこうというライセンス方針でもそうですし、家庭用からモバイルといったデバイスの観点でも同様です。こうしたことから、新しい体制では、マネジメントする人間は、それぞれが持っている強みをどのように生かしていくのか、徹底的に戦略を考える。そしてそれをクリエイティブの人間と共に実行していく。このようにしていきます。

 小島プロダクションの解散は、まさにこの方針を実行したもの。また、音楽ゲームの開発部署も解散し、通常のサウンドチームとプログラムチームにそれぞれ編入となったということで、同様の扱いを受けているらしい。小島氏だけを虐げているわけではないのだ。
 早川社長は、好調な決算を受けて、これからどう経営するか、という方針を投資家に向けて語った。投資家にとっては、ゲームが面白いかなどどうでもいいのでこれで正しいのだ。だが、紙媒体の経済誌であれば歓迎された内容が、Webとなると、ゲームニュースなどからリンクされて、ユーザーから反感を買ってしまう。誰もが見るWebという媒体の難しさを感じる事例だ。
 なお、早川氏については、「メタルギアソリッド」でプロモーションを担当していた過去が明らかになり、今回の事件を意趣返しと見る向きもあるようだが、それはさすがに邪推だと思いたい。

 次に、「ファントムペイン」についての続報だが、海外で、パッケージデザインから小島監督および小島プロの名が消えたという指摘があった。また、ゲームサイトの記者が、

小島監督についてコナミは近く明らかにすると約束した。とはいえゲーム内では、小島監督の名前はどこにでもある。大々的にヘッドラインにもなってるし、ポスターにもある!

とツィートしたところ、コナミから削除要請があったのだそうだ。
 今回は小島監督なので大騒ぎになっているが、ゲームにおいては、辞めたスタッフは責任がとれないということもあり、クレジットから名前を除くことが普通にある。コナミとしてはいつも通りの事を行っただけのつもりなのだろうが、ファンにとっては、実績を無かったことにし、さらには口封じをするかのような、姑息な対応に見えたのだろう。

 いずれにせよ、コナミや小島監督から説明がない不透明さが、不信を生んでいるのであり、「近く」とか「いずれ」とか言ってないで、早く実情を明かしてほしいものだ。コアなファンを減らしても、収益に影響などないと思っているのならば、いっそ開き直ってみればいい。

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