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2015年5月31日 (日)

世界イカ革命「Splatoon」 その2

 全国のショップでイカ、完売。一方で、なあに、名作FPS、TPSに比べればどうということはないぜ、と冷やかな視線のベテランシューター諸氏も多いようだ。

 「スプラトゥーン」のターゲットは誰か。任天堂の広報は、いつもの通り、「どなたでも楽しめます」で済ますのだろう。これを、ゲームに慣れたシューターのプレイを横で見ているしかできないようなプレイヤー、と予想すると、本作の仕組みが次々に腑に落ちる。

●ナワバリバトル
 チーム戦の勝利条件は、相手より多くの面積を塗ること、となっている。
 TPSやFPSの何が難しいかというと、照準を合わせること(エイム)だ。これがまともにできなければ敵は倒せず、チームに貢献できないので、ゲームをやめてしまう。ところが「スプラトゥーン」では、床や壁を塗るだけでも貢献でき、エイムの苦手な初心者も気兼ねせず楽しめる。

●ステルスとリロード
 TPSやFPSの難しい操作は、それだけではない。例えば、カバーアクション。物陰に隠れる、という動作のために特殊な操作を必要とし、使いこなさなければ的にされることは必至だ。また、銃のリアルさを出す要素として、リロードの操作が必要となるゲームも多い。初心者は、不意の弾切れにオタオタしているうちにやられてしまう。
 それが、「スプラトゥーン」では、ボタン一つでインクに潜り、ステルスもリロードも完了。潜れるのは自チームの色だけなので、床を塗ることのメリットが大きくなっている。

●残虐表現
 TPSやFPSの多くは、戦場を再現したゲームなので、殺し殺されの残虐表現が避けられない。そのリアリティを歓迎するプレイヤーがいる一方で、銃は撃ちたいが血は見たくない、というプレイヤーもかなりいるはずだ。

Spla01 「スプラトゥーン」の表現なら、女性や子供を含むそのようなプレイヤーでも楽しめる。それどころか、インクなのをいいことに、死亡時などは派手に見せており、しょぼい血しぶきよりよほど過激で爽快。決して子供だましの穏やかなゲームではない。

 本作を通じて、それまで不慣れだったプレイヤーが、TPSやFPSの操作や立ち回りを理解し、シューティングの楽しさを知る人口が大幅に増える可能性さえある。他のシューティングのプレイヤーへと流れ込み、業界を賑わすかもしれないので、ベテランシューター諸氏も温かく見守っていてほしい。

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