« 2015年7月 | メイン | 2015年9月 »

2015年8月

2015年8月28日 (金)

「UNTIL DAWN 惨劇の山荘」その1

 「アンティル・ドーン」は、PS4用の新作アドベンチャー。山荘でパーティーを楽しみに来た大学生グループが、恐怖に巻き込まれる物語。

 買ってきて少しプレイしてみたのだが、予想に反して変なゲームだこれ。
 ゲームがスタートすると、脇役かな、と思っていた人物を操作させられる。初期の「バイオハザード」みたいなカメラ切り替え方式で、ちょっとやりにくい。おっ、ピンチだ。死んだ。
 いや~、選択ミスったかな。こりゃ最初からやり直しか、と思っていると、唐突にオッサンが現れてねちねちと心理カウンセリングを始めた。

Untild01それにしても嫌~な先生である。日本人でキャスティングするなら、間違いなく手塚とおるだ。
 この後も物語の区切りごとにオッサンのカウンセリングが入るが、この場面のみ主観視点なので、プレイヤー本人が診察されているような感覚になる。
 果たして誰が診られているのか。惨劇の後、生き残った誰かだろうか。それとも、捕まった犯人だろうか。あるいは本当にプレイヤーその人で、「UNTIL DAWN」自体がカウンセリングのためのゲーム、というメタ表現になっているような雰囲気もある。
 まだ前半のせいもあるが、本編の物語よりもこの先生の方がインパクトがある。

 さて、大学生の方は、友達が死んだというのに、一年後また同じところに集まってパーティーを開いている。こいつら相当いかれてる。やっぱり変なゲームだ。

2015年8月24日 (月)

世界イカ革命「Splatoon」 その10

 フェスも4度目ともなれば、始まる前からチームの同士を増やすべく、情報戦が展開された。アリかキリギリスか、という議論の中で、「ガールの黒髪が見たければアリ」という名言まで飛び出した。

Spla10まあ、実際は紫チームだったのだが。だまされた!

続きを読む »

2015年8月19日 (水)

永野護「ファイブスター物語」13巻

Fss13 大事件だ。これは日本マンガ史に残る事件である。

 事件は、連載が再開された2年前にすでに起こっていたのだが、私は雑誌「ニュータイプ」を読んでいないので、先日発売された9年ぶりの新刊でそれを知ることになった。
 なんと、以前の続きの物語であるにも関わらず、設定が大きく変更されている!

 MHがGTMになり、ファティマがAFになったよ~、などと言っても読者でない人には何のこっちゃだと思うので、たとえ話をする。
 「機動戦士ガンダム」はマンガ原作ではないが、仮にガンダムが連載マンガだったとしよう。久々に新刊を買ってみると、何の説明もなく、モビルスーツがエヴァンゲリオンになっており、地球連邦軍がNERVになっている。
 そんな状況なのである。

 「ファイブスター物語」では、これまでにもたびたび設定変更があった。しかし、人知を超えた神々が歴史に介入していく物語なので、何やかんやと理屈はつけてあった。また、歴史の断片を飛び飛びに描くスタイルなので、切りのいいところで変更になっていれば違和感はあまりなかった。今回が異質なのは、話の区切りでないところでいきなり大変更になっていることで、ガンダムでもエヴァでもかっこいいからOK、などという鷹揚な読者以外は正直戸惑いを隠せない。
 永野にしてみたら、マンガを休載して作った映画、「花の詩女 ゴティックメード」が気に入ったので、「ファイブスター物語」をこの器に入れちゃえ、くらいの感覚なのかもしれない。しかし読者としては、こんな中途半端をやられるくらいなら、「ファイブスター物語」を未完にしてでも、新連載を始めてもらった方がまだスッキリする、というのが正直なところだ。
 永野護は、稀代のメカデザイナーであり、「ファイブスター物語」は、彼のデザインのカタログのような側面もあった。そういう意味では、今回の変更は、いまだ衰えぬ創作力を世に示したという意味で成功である。だが読者は物語をないがしろにされたのではたまらない。作品を私物化するな、とのど元まで出かかるが、そもそもマンガなので個人の作品なのだった。

 30年つきあった作品がこんな事件になるとは。まあ、あっさり銀河系を消滅させた挙句、続きが描かれない「銀河鉄道999」よりはましか。

2015年8月16日 (日)

世界イカ革命「Splatoon」 その9

 アップデートで、ガチマッチに新しいルールが加わった。その名もガチホコ。ステージ中央に置かれているガチホコを奪い合い、相手ゴールまで運ぶと勝ちである。
 しゃちほこのダジャレかよ! と一旦ずっこけるが、こいつがヤバい。ガチホコは最高機密らしく、強力なバリアで守られているので、取るためにはまずこれを破壊する必要がある。バリアを破壊すると大爆発するので、ここでまずかなりの犠牲が出る。
 次にこれを運ぶのだが、ガチホコは秘密兵器らしく、スーパーショット紛いの強力なショットをバンバン撃つことができる。代わりに、自分の武器は使えず、ボムやスペシャル、スーパージャンプも封印される。
 ガチホコショットは非常に強いが、散開して防衛してくる敵にはかなわない。完全に標的となるので、うっかり拾ってしまうと内心ビクビクものだが、見た目はご覧の通りのガチホコった笑顔なのでタチが悪い。

Spla09

 最後に、ゴールとなる台座にガチホコを置くのだが、宝物らしくそっと置くかと思ったら大違い。ガチホコは球技だったらしく、ダンクシュートのような華麗なフォームで台座に叩きつけられる。なんという盛り上げ上手、この瞬間の気持ちよさは病みつきになる。だが、ダンクシュート中に射殺されたという報告もあり、最後まで油断は禁物である。

 これでガチマッチのルールは3種類となったが、ガチホコはその中で最も難しいと感じた。他のルールよりプレイの幅が広く、臨機応変な本物のウデマエが求められるのだ。
 例えばルート選び。ゴールまでの道は一つではないため、どこをどう通るか、戦況を見ながら判断する必要がある。仲間が安全なルートを見つけたら呼びかけるため、「カモン!」が今までになく多用されている。
 また、ガチホコの運び方にしても、ガチホコショットで突撃するランボーのような強引なプレイがあるかと思えば、他のプレイヤーが先導して道を作りガチホコが潜行してついていく、というチームプレイもできる。ダイオウイカ2匹に護衛されて、一気にゴールを奪うプレイに遭遇したときは、ぐうの音も出なかった。
 私は装備をデュアルスイーパーに変更。長距離からバリアを破り、スーパーセンサーで皆に情報を流す、という消極策(笑)。我先にガチホコを目指すプレイヤーが多いからこそ、サポート役が重要なんじゃないかと思う今日この頃。

2015年8月14日 (金)

「Everybody's Gone To The Rapture -幸福な消失-」その2

 クリアしました。エンディングまで4時間といったところでしょうか。無人の町を舞台にしたアドベンチャーゲームということで、「MYST」を思い出しましたが、あのような難解なギミックは一切ありません。光の球についていけば、誰でも最後までプレイできます。裏を返せば、ゲームとしての歯ごたえは皆無。

Egttr02 本作を楽しむためには、プレイヤーの能動的な働きかけが必要です。
 例えば、隅々まで歩き、景色のいい所ではスクリーンショットを撮る、なんてのはいい楽しみ方です。このゲームでは、光の球がガイドしてくれるところ以外にも、たくさんのイベントが隠されていますから、発見という見返りもついてきます。
 ストーリーに関しても同じことが言えます。なぜ人々はここから消えてしまったのか。謎が提示されているわけですが、プレイヤーが見られるのは事件前の出来事の断片。時系列もばらばらです。あらかじめ言っておくと、エンディング直前での種明かしやまとめは一切ありません。ですから、流されるままにクリアすると、なんだかよくわからなかったな、で終わってしまいます。しかし、メモをとるなどして、プレイヤーが自ら情報を整理しながら進めれば、物語が組みあがっていく快感を味わうことができます。
 そのためにお勧めなのが、字幕を表示すること。過去の断片は、光の幻として現れるため、人物が見分けられません。字幕には名前が表示されるため、誰がどんな行動をしたのか、追跡する手掛かりになるでしょう。

 以下は、クリアした人向けのネタバレ考察です。

続きを読む »

2015年8月12日 (水)

「Everybody's Gone To The Rapture -幸福な消失-」その1

 お盆休みの真っただ中、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。田舎へ帰ったり、観光地へ遊びに行ったりする人も多いのではないでしょうか。しかし、いずれにしても問題なのは混雑です。どこへ行こうとしても人人人…。せっかくの休みなのにうんざりしますね!

Egttr01 それでは、美しく静かなイギリスの田舎町へ訪れてみるのはいかがですか。混雑など無縁、優雅で素敵な休日を過ごすことができますよ。それにしても人がいませんね。おやおや本当にどこにもいません。貴方、ひょっとしてどくさいスイッチを押してませんか。

 「Everybody's Gone To Be The Rapture」は、人がいた痕跡だけが残る町を探索するゲームです。人々の記憶に触れ、断片的な情報から、ここで起こったことを理解していきます。不気味な事件を扱っているにもかかわらず、印象に残るのは描きこまれた風景。朝もや、雨、夕焼けといった自然現象の再現度が素晴らしく、しばしば見とれてしまいます。
 海外にお盆という習慣はないはずですが、はからずも今の季節にピッタリな内容のこのゲーム、帰省や観光の代わりにいかがですか。お勧めです。

2015年8月10日 (月)

ドラマ「ナポレオンの村」のスタッフにゲーマーがいる!

 日曜ドラマ「ナポレオンの村」に出演している麻生久美子が面白い。要注目だ。

Napo03

 ドラマの舞台となるのは、星河市の神楽村。過疎が進んだこの村を廃村にし、行政の効率化を進めよう、というのが市長(沢村一樹)の方針だ。ところがそこへ、凄腕の公務員浅井(唐沢寿明)が現れ、次々に新しい企画を打ち出して、村を復興させていく。
 麻生の役どころは、市長に命じられて浅井が余計なことをしないように見張ること。しかし、浅井の仕事に次々と巻き込まれ、板挟みになっていく。
 実は、美人で仕事のできる公務員、というのは表の顔。ひとたび仕事を離れれば、ストレス解消のためにゲームばかりで、無職ながら家事をきちんとこなしている弟にもあきれられるダメ女。キャラ設定としてはさほど珍しくないかもしれないが、その作りにただならぬものがある。

続きを読む »

2015年8月 8日 (土)

世界イカ革命「Splatoon」 その8

 先日の大型アップデートで、ランク上限解放、ウデマエS追加、新武器、新衣装、対戦の新モード、バランス再調整など、いろいろ変わった「スプラトゥーン」。これで追加料金なしというのだからありがたい。プレイしてみると、「大型」というより、きめ細かなアップデートに感心させられる。例えば、「デカライン高架下」のマップ。守りに入られるとかなり逆転しにくかったのだが、大改修が加えられて、エキサイティングになっている。

Spla08 何より、注目度が高いのが新武器。アップデート後、とりあえずレギュラーマッチに入ってみたら、8人中6人がバケツで笑った。これではもはやバケツフェスだ。
 かくいう私もバケツに魅了された一人。まずぶちまける感覚そのものが楽しい。塗り効率が高く、壁登りに強い。仲間と歩調を合わせると、ぶちまけたインクが視界を遮るので、相手を攪乱する効果もありそうだ。そして専用の勝ちポーズ、負けポーズもいい感じである。
 もう一つの新武器であるガトリング銃の方は、かっこいいのだが、予想通りの扱いづらさで、殺されまくった。しかし、うまい人が使ったら凶悪であろうという片鱗は感じられた。
 今後、さらなるバケツシリーズやガトリングシリーズの武器が追加されるのであろうか。また当分楽しめそうだ。

2015年8月 4日 (火)

日経、コナミの異常な管理体制を暴く。どうする小島監督?

 今までいろいろあったものの、「ファントムペイン」の発売まで後ひと月。そろそろマスターアップしただろうか、などと思っていたら、とんでもないニュースが飛び込んできた。

KONAMIが“退職した人にいいねしたら異動”“クリエイターを警備員や清掃員に異動”等と日経が報道。桃鉄は任天堂に?とも

 にわかには信じがたい内容である。
 あまりにも極端な管理体制は、まるでSF映画の中の悪徳企業のように現実味がない。こんなことをする企業からは、まともな社員は皆逃げ出してしまう。奴隷のように従順な者だけの会社に、未来などあるとは思えない。
 小島監督は、今も、映画ネタ中心のツィートを続けている。「ファントムペイン」を完成させ、ユーザーに届けるために、管理され隔離された環境の中、歯を食いしばって表向きだけ楽しい様子を見せているとでもいうのか?

みらいマニアックス!:【噂】 小島監督 vs コナミ

 実は、同じような情報が、4月に海外でリークされている。当時は噂の域を出なかったが、いまさら日経で記事が出たということは、何かしら裏がとれたということなのだろうか。
 さて、4月の噂は、コナミの要請で削除された。コナミの法務部は、業界でも屈指と評判が高い。では、今回の記事に対してはどう動くか。私は、事実と異なる、と訴えの声をあげてもらいたいと思っている。別にコナミに味方したいわけではない。記事の通りだとしたら、この会社はあまりにクズすぎるし、働いている人たちがかわいそうすぎる。かつては、ゲームファンあこがれの大企業だったコナミの、落ちぶれた姿など見たくない。

2015年8月 1日 (土)

「アイドルマスター シンデレラガールズ」第15話

美城常務「全てのプロジェクトを解体し、白紙に戻す」

 んだと、このクソババア! 番組中でユニットを壊しては結成して、CDを売りまくるつもりだな! 腐れバンナムの手先め!

 …などとアイドルたちが荒ぶるはずもなく、シンデレラプロジェクトの面々は地下室への引っ越しを余儀なくされる。シンデレラのモチーフをなぞるのはとっくに済んだと思っていたのに、灰かぶり姫の掃除シーンから、まさかのやり直しである。今後、常務という継母から、いかにして解放されるのであろうか。

Imas1501

 このような苦境にあっても、みくにゃんはとんでもなくかわいい。なんというか、もう、がんばれ。

 さてさて、継母たる常務は高垣楓に目をつけ、大きな仕事で売り出そうとする。もしやこの先輩アイドルがダークサイドに堕ちていじわる姉さんを担当するのでは、と一瞬ひやっとしたが、楓はにっこりとそれをいなす。さすがシンデレラガールズ随一の人気キャラである。ダジャレの印象しかなかったゲーム未プレイ組も、すっかり彼女の虜になったことだろう。

Imas1502

 アイドルの何たるかを余すところなく体現する楓。彼女の株が爆上げなのはうれしいが、常務も大したことねーな、と早くも思わせてしまうのはちょっと失敗かもしれない(笑)
 そういえば、ディズニーのシンデレラでは、魔法使いの服は緑で表されることがある。今回の楓の行動が、シンデレラたちの希望となっていくのだろうか。

最近のトラックバック

アクセスランキング