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2016年2月 4日 (木)

「ブレスオブファイア6」はどうすればよかったのか

Bof6 カプコンが、「ブレスオブファイア6」リリース記念イベントを開催した。その模様はニコ生で中継されていたのだが、画面は否定的なコメントであふれ、放送後のアンケートも「良くなかった」が多数を占める惨状となった。

カプコン、「ブレス オブ ファイア6」リリース記念イベントを開催

 リンク先を見ての通り、その内容はメディア向けの発表としては特におかしなところはない。だがニコ生はまずかった。視聴者とここまで行き違ってしまうプレゼンは珍しい。

 今回、どんな人がニコ生を視聴していたのかというと、やはり、シリーズのファンがかなり含まれているだろう。「ブレス オブ ファイア」は2002年の「V」以来新作が出ていない。実に10年以上のブランクがある。そのシリーズのファンというと、一般のユーザーよりも、はるかに守旧派であることを事前に予測すべきだった。
 古き良きRPGを愛するユーザーが、スマホゲームに否定的なのは当然だ。そこで、スクエニなどは、「ファイナルファンタジー○○」などというように、名作RPGのスピンオフ・外伝という体裁をとることで、ファンの反感をかわしてきた。ところが、カプコンは「ブレス オブ ファイア6」をナンバリングタイトルにした。おそらく、スピンオフに逃げることなく、本気で開発しているという姿勢を込めたのだろう。しかし、RPGの古いファンが、ナンバリングをいかに神聖視するか、という点で見込みが甘かった。はっきり言って、「ブレス的な世界観の何か」という体で公開されていれば、ほとんど問題は起こらなかったと思う。
 発表中、最も反感を買ったのが「課金へのこだわり」の部分だ。まるで汚いものでも見るような反応が印象に残った。市場の傾向としては、基本無料のゲームが広く浸透し、課金するユーザーも増えている。しかし、課金プレイヤーが一般化するのに呼応して、課金したくないプレイヤーがより頑なになっていることを見落としている。古き良きRPGのユーザーは、その最たるものであり、ゲームを買うとき以外にお金を払いたくないのである。また、「嫌儲」という言葉もあるように、ゲームの面白さのみに興味があり、ビジネスの事情など聞きたくないという層が分厚く横たわっていることにも、注意を要する。
 カプコンは以前から、ギャンブル性の高い「ガチャ」に代わる新しい課金形態を模索しており、「モンスターハンター エクスプロア」で成果を上げた。その実績をふまえ、自信満々でアピールしたのに、そもそも課金が嫌、話も聞きたくないと言われてしまっているわけだ。私個人としては、バカの一つ覚えのような「ガチャ」ではなく、課金にもアイデアを凝らすという方針には、大いに賛成だが、それを「ブレスオブファイア6」でやるべきだったかというと、やはり疑問が残ってしまうというのが正直なところだ。

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コメント

・ナンバリング→ターン制じゃない(5は別)
・クロスプラットフォーム→ゲーム専用機を除く
・歴代ヒロインと同名のヒロイン→キャラ造形に過去の面影無し
・大事にしてきたIPです→変化内容は一大事
うーーーーん………… コレじゃない orz

基本無料ゲームの課金に関するユーザーへの説明はとても難しいですね。以前PSO2が基本無料になることを発表した時も、「課金で強い装備品は売らない」「ガチャ景品はゲーム内通貨で取引可能」「基本的なゲームプレイは無課金でも問題なく可能」と結構良心的な内容だったのにかなり反感が出ていましたし。
しかし今回の反発はかなり感情的というか、正直他のゲームのやらかしっぷりのツケがこのゲームに回ってきてしまった感があるような…。
運が悪いと10万円突っ込んでも目玉のキャラが出ないとかどう考えても健全とは思えないので、まともなマネタイズを追求する試みは応援しています。

ユーザーとしては、ナンバリングタイトルは、一旦易きに流れると本流に戻りにくいというのを経験しているから、反発も大きいのだろうと思います。たとえば、ここから7をPS4で出すかと考えたら、多分出ない。

ただ、開発側としてはまず収益率の高いスマホアプリを作ろうとして、そこから「死んでいるタイトルの発掘」をしたという流れでしょう。良くあります。

もし作り手に誤算があったとしたら、思い出は何より強いということを忘れてしまった(もしくは見ないようにした)こと。

ほぼ100%出なくても、続編を夢見ているゲーム、誰だってあるでしょう。

それを壊された感覚が、拒否になるのだと思います。

皆さまご意見ご感想ありがとうございます。
ハイエンドゲームで、凄いゲームが可能なことを
見てきてしまっているために、
予算等で無理とわかってはいても期待してしまうのが
ファンの心理というものなのかもしれませんね。

どうすれば良かったって、普通に続編作れば良かったんだよ
(というか、普通に何もしなければ良かった)
RPGなんだからハイエンドゲームじゃなくてもいい
 これは開発者の都合か単なる思い込み

大体ブレス程度のブランドで、番外編スマホ展開など
現実的に考えて無理
”聞きたくない”という露骨な表現から伺えるが
CSゲームユーザーを幼稚で現実の見えない、あまり頭も良くない輩
にしたいようだが

今回の件は、”求めるゲームは出ない、ゲームの質も大したものではない”
と冷静に予測されてしまっただけ
そして結果はその通りになった

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