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2016年2月20日 (土)

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 その1

 遅ればせながら、ようやく覚醒してまいりました。いやもう天晴。伝説的なシリーズの続編ということで、あれもこれもできないというガチガチな制約の中、よくぞここまでやりきりました。

 その作りこみは、開始数分で、あ、これ、よく出来た奴だ、とわかるほどなのです。
 例えば、新主人公、レイの登場シーンを見てみましょう。
 登場するのは、マスクとフードで顔を隠したジャンク・ハンター。アクロバティックな身のこなしで、ガラクタを回収していきます。かっこいいな、と思っているとマスクをはずします。あ、女だ、とびっくりするのです。
 レイは、宇宙船の装甲らしきガラクタを、そり代わりにして荷物を運びます。砂丘を降りたらどうするんだろう、と思っていると乗り物が止まっており、謎のテクノロジーで空中に浮かんでいます。SFだということを印象付ける一瞬です。
 レイはこの乗り物を駆り、砂漠を駆け抜けます。広くて何もない、ただの砂漠だなあ、と思ったころに、背景に巨大な宇宙船の残骸が現れ、否応なく世界観を叩きこまれます。
 たったこれだけの間でも、計算された演出により、観客の心はあっちへこっちへ、自在に翻弄されるのです。以降も万事がこの調子で、見事としか言いようがありません。

 作為のない画面で心情の機微を伝えるタイプの映画を、自然公園に例えるならば、この映画の作為の塊のような完成度の高さは、完全にディズニーランドのそれです。おっと、スター・ウォーズは今作からディズニー配給なのでした。なるほど納得です。

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