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2016年4月25日 (月)

「Life Is Strange」が地味~に面白い その2

 誰だこのゲームを地味だなんて言ったやつは! 俺か!
 後半のストーリーは一転して激流、先が気になり一気のクリアとなった。ストーリーがいかに素晴らしいかは、他所のレビューでいくらでも書いてあると思うので、ここではシステムの盛り上がりを述べたい。

 アドベンチャーゲームは、本来ストーリーを楽しむもの。だから、特殊なゲーム性を廃し、選択肢を選ぶだけのノベルゲームとなるものも多い。
 だが、「Life Is Strange」は、意外にゲームを重視している。
 例えば、主人公の特殊能力。巻き戻しによって、物を元に戻したり、会話をやり直したりする。これだけでもゲームとしてはかなり新鮮だが、エピソード2になると、さらに、時間を止めるという能力が発揮される。

Lis02↑時間が止まっているので、雨が空中で止まっている中を歩くという演出が秀逸!
 そして、エピソード3からは、写真を使って過去へ行くことができるようになり、時間も空間も超えた内容へ、物語がスケールアップしていくのだ。この加速感がまたすばらしい。

Lis03↑デジタルカメラ全盛の時代に、インスタントカメラにこだわる写真家志望の学生、というマックスの設定がゲーム的にも生かされている。上手い。
 初めは、できることの限られた地味なゲームだが、あたかも、アクションゲームで主人公がパワーアップするかのように、マックスも能力を増やしているのである。

 アドベンチャーゲームは、ストーリーを楽しむものであるがゆえに、動画を見て済まされてしまうことも多い。だが、「Life Is Strange」の面白さはそれでは分からない。ストーリーだけなら、過去の様々な作品から着想したもので、それほど新鮮に感じられないだろう。だが、自らプレイしたとき、その積み重ねによってたどりついた選択は、ドラマや映画のような観るだけの作品とは比較にならない重みをもってプレイヤーの心をうつ。ゲームならではの伝え方の完成形だと思う。

 プレイを終えたとき、いいゲームをやった、という満足感は保証する。また、難しいところも少ないので、ゲームに自信のない人にもお勧めできる。難点は、元が分割販売のダウンロードタイトルだったため、都合5回エンドロールを見なければならないことぐらいだろう。

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