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2016年7月26日 (火)

KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV

 「キングスグレイブ」と聞いて、「王の墓」とはなんと陰気なタイトル、と思ったら綴りが違った。主人公ニックスが所属する精鋭部隊「王の剣」のことだった。

 開幕、ナレーションで背景が語られるが、次々に飛び出す専門用語に国名に人名。マニアックなゲームそのもので心配になるが、場面が変わって大バトルとなり安心そして納得。アクションがメインで、他はなるべく早く済ませようというわけだ。
 実際、内容のほとんどがアクションシーンで、ストーリーなどほんのお飾りに過ぎない。ただ、昔の映画ファイナルファンタジーと違って、面白いかつまらないかで言えばちゃんと面白い。CGの質は非常に高く、キャラも良ければアクションも良い。未来だか現在だか、西洋だか日本だかさっぱりわからない世界観も、高度なCGによって説得力を付与されている。この面白さの質はゲームのトレーラーそのもので、2時間かけたゲームのムービーと考えてもらって差し支えない。観終わったらFFXVが予約したくなることは請け合いだ。
 だが残念なことに、映画として観た場合の完成度は悪い。ストーリーは構成もクソもないご都合主義の連発で、かっこいい場面をつなげるために作られた感がありあり。アクションも確かにすごいのだが、何がどうなっているのかわからない場面が多数。剣を投げてそこへ瞬間移動する、というFFXVのノクトの技が、この映画では「王の剣」部隊の技として、ニックス他何人かが普通に使いまくる。結果、観客がアクションの主体を見失い、何が何だか分からなくなる。かたや、「マッドマックス」にせよ「キングスマン」にせよ、どんなにアクションが激しくなっても、わかりやすさが損なわれない。
 技術を誇示したがるのは、ゲーム制作者の悪い癖だ。映画館でやる限りは、観客が求めるものは物語の方であり、万人にわかる、伝わるを軽んじては評価は得られない。

 エンドロール後、ゲームとのつながりを伝える映像が少し流れる。「キングスグレイブ」のCGが凄すぎて、「PS4しょぼいな!」と思ってしまった。

技術アピール 10
物語アピール 3
声優アピール 4
個人的総合 5

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