馬鹿は黙ってろ! Feed

2016年3月 9日 (水)

PS Vita TV は死なず

 PS Vita TVが、出荷完了となった。今後は、在庫がなくなり次第販売終了ということになる。
 Vitaのゲームをテレビにうつせる、という触れ込みで発売したゲーム機だったが、タッチパッドがない関係上、数は少ないながらも非対応のゲームが目立った。また、最近はPS4とVitaの両方で発売されるゲームが増え、Vitaをテレビにうつすことのメリットが乏しくなっていた。
 そんなわけで、あまり売れていなかったこのハードが見捨てられるのはいたしかたないのだが、私個人としては、これからも愛用していくつもりだ。
 まず、最小の据え置き機で、持ち運びに便利。仕事柄、ゲームを教室で紹介する機会があるのだが、そんなときにはこのゲーム機が一番。普通のVitaじゃ、モニターにうつせないのだから。
 次に、耐久性。モニターやコントローラーが別で、そのうえ本体内にディスクドライブなどの駆動部がないため、おそらく最も故障とは縁遠いマシンだ。「俺屍2」は、20年愛され続けるゲームをめざして開発されたそうだが、Vita TVなら冗談抜きに20年後も動作することだろう。
 私にとっては唯一のVita対応ハードなので、今回の販売終了をきっかけに、非対応ゲームが増えていくようだと困る。むしろ新型のVitaをテレビにつなげることができる仕様で出してほしい。

2016年2月13日 (土)

ドラマ「フラジャイル」5話の結末に異議あり

 「フラジャイル」は、長瀬智也が偏屈な病理医を演じるTVドラマ。先日の第5話は、なかなか見ごたえがあった。

 緩和ケア科の患者、小早川は、若くして癌にかかり、余命一年を宣告されている。検査技師の森井は、小早川と会い、話すうちにうちとける。すべてを諦めたかに見えた小早川だったが、本当は音大で作曲を学ぶのが夢だった、新しい抗がん剤を試すにはお金もない、と心情を明かす。森井はそれを、学費が払えないために医大を中退し、技師に甘んじている自分自身に重ね合わせる。そして、小早川に後悔させないために、本気でぶつかっていく。
 検査の結果、新しい抗がん剤は適合しなかった。しかし、吹っ切れた小早川は、作曲を始めるなど、残りの生に前向きになっていた。小早川は森井に、技師の仕事にやりがいを感じているから辞めないのでは、と指摘する。森井もまた、仕事を続ける決心を固めた。

 ここまでで充分にいい話であり、このまま終わっていればよかったのだが、どういうわけかこのドラマは屋上屋を重ねることを選んだ。
 小早川が買い物をする帰り、かつて勤めていた幼稚園の子に会う。子供は陸橋から身を乗り出して転落、小早川は身体で受け止める。これにより彼は死んでしまう。
 森井は、病室で小早川のメモを見つける。そこには、「やったこと」①一曲だけど曲をつくった、②一人だけど友達ができた、そして③のあとは空白だった。森井は、「一人の命を救った」と読み上げる。
 ここまでやらないかんか。抗がん剤が適合し、治るなんて展開は甘すぎるとしても、事故で即死させてしまうことで、話が一気に安っぽくなってしまった気がする。
 ではなぜ死なせたのか。本来「フラジャイル」は、病理医の岸を主役にしたドラマだ。だが今回のエピソードは森井を軸にしたサブストーリーとなっている。小早川を生かしておくと、これ以降の話で、どうなったのか視聴者が気になってしまうが、サブストーリーゆえに続きを描くことが難しい。レギュラーを増やすことができない事情はよくわかる。
 小早川役の関ジャニ安田が名演を見せてくれただけに、森井が技師としての覚悟を持つためのフラグとして使い捨てられた感じが残ってしまったのは、いかにも惜しい。なお、小早川の死は原作のマンガの通りであるそうだ。

2016年2月 4日 (木)

「ブレスオブファイア6」はどうすればよかったのか

Bof6 カプコンが、「ブレスオブファイア6」リリース記念イベントを開催した。その模様はニコ生で中継されていたのだが、画面は否定的なコメントであふれ、放送後のアンケートも「良くなかった」が多数を占める惨状となった。

カプコン、「ブレス オブ ファイア6」リリース記念イベントを開催

 リンク先を見ての通り、その内容はメディア向けの発表としては特におかしなところはない。だがニコ生はまずかった。視聴者とここまで行き違ってしまうプレゼンは珍しい。

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2016年1月 3日 (日)

技術屋の紅白! Perfumeライブに注目!

 紅白歌合戦が、最低の視聴率だったとのこと。無理もない。もともとは、その年を代表する歌が集まるイベントだったが、最近は、時代遅れの歌手による懐メロ大会という色が濃い。
 私もほぼ流し見なのだが、Perfumeだけは別。毎年気合の入ったステージ演出で、最先端の技術を披露してくれる。

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2015年12月26日 (土)

珍品堂が勧める2015年のTVドラマベスト3

 今年はTBSの日曜劇場が強かった! ランクには入れていませんが、「流星ワゴン」も「ナポレオンの村」も面白かったですよ。

第3位 掟上今日子の備忘録
 はじめはあまり気に入りませんでした。原作が西尾維新ということで、アニメ版〈物語〉シリーズを意識したような演出が鼻についたのです。しかし、回を追うごとに厄介への好感度が上がっていきました。原作がまだ完結していないにも関わらず、見事な着地となったドラマオリジナルの結末も評価を上げています。

第2位 下町ロケット
 前半でロケットがうち上がってしまうテンポの速さにまずびっくり。まるで時代劇のような大仰な演技と勧善懲悪パターンで、「半沢直樹」再び、といった雰囲気ですが、もの作りをテーマにしている分、私はこっちの方が好きです。

Ryoriban

第1位 天皇の料理番
 いや~面白い。日本の歴史を切り取ってるわ、セットはがんばってるわ、海外ロケもあるわで、今年の大河よりよっぽど大河ドラマしてました。どの役者さんもなりきっていて素晴らしいのですが、黒木華と鈴木亮平が特によかったです。
 佐藤健がシェフとなって華麗な包丁さばきを見せてくれるのですが、そこ、抜刀斎とか言わない!

2015年12月12日 (土)

ガールフレンド(♪)のトラブルをめぐる戯言

 「ガールフレンド(♪)」が、サービス開始早々メンテナンスに入り、一週間以上にわたって再開されず、話題になっています。

 「ラブライブ」、「スターライトステージ」の2大タイトルが居座るスマホ用アイドル音ゲーというジャンルに、どう斬りこんで行くのか興味があったのですが、初打席は空振りといったところでしょうか。
 とはいえ、たかが一週間です。この程度の期間の不具合がここまで炎上するというのは、プレイヤーの多さ、期待の大きさの裏返しとも言えます。

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2015年12月10日 (木)

コナミ、世界的にヘイトを集める。どうする小島監督?

 この会社、バカじゃねえの? 板垣一人を追い出したがために、会社がなくなったテクモを思い出すわ。

 去る12月4日、ゲームアワード2015が開かれ、「メタルギアソリッドV ファントムペイン」が見事、「ベストアクション/アドベンチャー」賞に選ばれた。コナミの家庭用ゲーム部門縮小が話題になる中、小島プロダクションが意地で成し遂げた快挙である。
 しかし、その授賞式で事件は起こった。小島監督は現れず、そのことを司会者が釈明することになったのである。

Fuckonami

受賞を祝い、喜ぶべき場であるはずの会場はブーイングの嵐となった。
 そして、twitterでは#FucKonamiのハッシュタグが作られ、世界中のゲームファンによる抗議の声が集まりつつある。

 コナミはどうしても小島を公の場に出したくないらしい。会社と小島の関係は、こじれにこじれているとしか思えない。
 もともと、日本のゲーム企業では、退社したスタッフはスタッフロールから名前を消され、守秘義務の観点から、そのゲームについては一切語らない契約を結んで去るのが普通。しかし、クリエイターの登壇が期待されている海外の授賞式でそれは通用しないだろ。
 こんなことになるくらいなら、いっそ「うちはコンシューマどうでもいいので、受賞は辞退します」くらい言えばよかった。その方がまだ潔い。

ユルクヤル:小島秀夫監督の受賞式出席をコナミが拒否→業界関係者や海外メディアも問題視し、世界で本格的なコナミ袋叩き状態に
 (事の経緯を一番きれいにまとめているのは多分この記事)

2015年11月 8日 (日)

珍品堂店主の注目商品

 はじめ、タイトルに「今月の物欲センサー」というのはどうだろう、と思ったんだけど、そういえば元々「物欲センサー」って誰が言い始めたんだっけ、と気になり、調べてみたら「欲しくてもなかなか手に入らない」意味だと知ったのでやめた。

ゲームの部:「オーディンスフィア レイヴスラシル」
 1月の発売に向け、プロモーションをしていこうというのは分かるが、何をどう考えたら押切蓮介にマンガを頼もう、となるのか。「ハイスコアガール」事件までネタにした押切の困惑ぶりが笑える。

マンガの部:「木根さんの一人でキネマ」
 仮にも一応映画感想などを上げている身からすると、これほど面白いWebマンガはない。「スター・ウォーズ」公開を控えた年末に、まさかの単行本発売決定とのことで、これはもう即決である。

映画の部:「キングスマン」
 今年最もクレイジーな映画の座を「マッド・マックス」と争った。映画館では字幕版のみの公開だったので、年末発売のブルーレイで吹替えがどうなっているのか気になる。公開前ではないので、宣伝用に変な起用をする必要はなく、実力派がそろいそうな気がするが。

アニメの部:「おそ松さん」
 赤塚先生が死んだのをいいことに、暴走の限りを尽くしていてクソ面白いのだが、ブルーレイ発売にあたって、第一話が収録できないという結果になった。新手の炎上商法だろうか。ネット配信もあと数日で削除とのことで、試しに観るなら今のうちである。テレビ放送を録画した人は先見の明がある、勝ち組だ。

2015年10月25日 (日)

コナミを辞めたのか辞めるのか。どうする小島監督?

 「メタルギアソリッドV ファントムペイン」とは何だったのか。PS4本体の普及を牽引するほどに売れ、作りこまれたオープンワールドでプレイヤーを魅了し、にもかかわらず終盤の展開によりバッシングを受けている。
 小島監督が奇抜なストーリーを描くのは今に始まったことではなく、これまでならファンはそれを受け入れ、続編で風呂敷をたたむことに期待したものだ。だが、今回は発売までに、コジプロ解散以下、幾多のごたごたが知れてしまった。ユーザーは疑心暗鬼になり、未完成のゲームを売りつけられたのではないか、続編ももうないのではないか、と憤っている。

 ともかく、ゲームは完成した。小島監督はこれからどうするのか。 

小島秀夫氏の退社報道、コナミは否定 人気ゲーム「メタルギア・ソリッド」生みの親

 やっぱり辞めていた? どこから情報を得たのか、このアメリカの記者は退社日付まで明らかにしており、送別会に早川社長が出なかったことまで報じている。コナミもクソなら国内ジャーナリストもクソ。なぜいつも海外が先に報じるのか。
 さて、コナミ側が退社を否定すると、アメリカの記者は証拠写真を出して反論。「これが送別会だ。しらばっくれんな」と勇ましい。
 コナミの再反論は見当たらないが、辞めた後の有給消化中でも一応在籍にはなるから、嘘は言ってないよね、とクソな推測しか浮かばない。12月にあるという、小島監督の新しい動きは、いつどのように伝わるのだろうか。国内ゲームマスコミもがんばってもらいたい。

2015年9月22日 (火)

今年は東京ゲームショーまでに色々あり過ぎ

 なので、特に気になった新作のみをかいつまんでコメント。

9/10株式会社ポケモン新事業戦略発表会:「Pokémon GO」
 任天堂がDeNAと提携して半年、驚くべき新規タイトルの登場である。「ポケとる」でこの程度か、と油断させておいて不意打ちするところが憎い。位置情報を使ったゲームは面白くしにくい印象があるのだが、Ingressの開発会社と組んでそこも盤石。オプションの「Pokémon GO Plus」は、歩きスマホを防止するかのように説明されているが、それにしてはデザインが子供っぽい。スマホをまだ持てない子供がこれを持ち、親にポケモンの存在を知らせる、というようなプレイ風景が今から想像できる。

9/15SCEJA Press Conference 2015:「十三機兵防衛圏」
 東京ゲームショーを前に、おびただしい新作が発表されたが、中でも最も楽しみなのがこれ。ヴァニラウェアがこれまで作ってきたファンタジーものや時代劇は、手描きのメリットが出やすい題材だった。ところが今回は近未来ロボットもので、今まで3DCGが得意としてきた題材だ。だが、今回のわずかな予告編だけでも、すでに手描きの魅力が溢れており、もう参りましたという感じ。何しろ手の遅い会社なので、発売は下手すると再来年だろうが、いくらでも待つ覚悟がある。

9/19東京ゲームショウ2015:「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝 」
 東京ゲームショウでは、VR技術の展示が注目を集めたと聞く。会場で体験しなければわからないという点で、ゲームショウの正しい活用法だと思う。
 さて、ここで紹介するのは「アンチャーテッド」の最新作。生プレイ、生吹替えというスペシャルイベントの模様だ。ゲームも吹替えも素晴らしい! これもまたゲームショウならではの企画であり、会場で見られた人がうらやましい。そしてこのすごいゲームは絶対に買う。

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